空中ジャイロスコープ

空中ジャイロスコープ

渡邉達弘
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『空中ジャイロスコープ』op.132
打楽器四重奏(Tom×4,SD×4)
デモ音源
2015年 作曲/初演:なし

同年5月8日に、ふと書きはじめてしまった打楽器四重奏。
1stはTom(High)&SD、2ndはTom(Mid)&SD、3rdはTom(Low)&SD、4thはTom(Floor)&SDを担当する。
"ジャイロスコープ"とは一種の宇宙ゴマで、ロケットなどに搭載され基準となる方向(座標)をぶれることなく示す働きをするものであるが、この楽曲においてはテンポをジャイロスコープとして様々な座標軸の可能性をリズムで示すことに挑戦している。
足の届かない空中で唯一足がかりになるテンポに対して、それを乱すような挑発的な様々なリズムが絡み合うことで、空中分解の一歩手前、辛うじてリンクしているキワドいリズムが構築できるのではないかと考えた。またそうすることで、ポリBPMやクロスフェードのような表現もできるのではないかと考え構築したのがこの曲である。