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今最も熱いバラエティ番組は「おはスタ」である

 こんにちは、Bodayboと申します。最近は冬のせいか軽い不眠の症状があり、なかなか眠りに就くことが出来ず午前7時頃になると脳がバグって覚醒する生活が続いております。なんかうまいこと叩くと一周回って252になるバグってあるじゃないですか?あんな感じですね。これ、伝わってますか?

 そんな丁度脳がトランス状態に入る午前7時5分からは「おはスタ」が始まる訳でして。この記事を書いているのは夜で不眠から生まれる気だるさに犯されている真っ最中なので、僕の残したツイートと共に何故今おはスタが面白いのかをここに書き記します。

 最近のおはスタは芸人の出演が多く、お笑い好きなら絶対に観た方が良いです。特にゴットタン好き。
本日12月18日の公式サイト内での出演ゲスト表では以下のようになっていますが、

実際の放送ではこれに加えてカミナリ、あぁ~しらき、シューマッハ、キラキラ関係、ボヨンボヨンが出ている訳で。Twitter上では正しく公表されているので、HP絶対直した方が良いぞ!と思いますけれどこれも直前までゲストを隠す、というテレ東のサプライズ精神なのかもしれません。これ、意図的にやっていたら本当におはスタのプロデューサーは天才ですよ、本当に。

 番組の枠としては午前7時5分から7時30分の間が設けられていますが、録画して確認した所CMや告知のコーナーを抜くと自由に使える時間はせいぜい15~20分程度。しかも、生放送。たったそれだけの時間で上記ツイートの演者が番組を作り上げる姿は、まるで即興の舞台を鑑賞しているかのようで、テレビ番組はれっきとした映像作品である、と私はただただプロデューサーに感銘を受け跪きました。ヒッチコック以来ですよ、こんな感動は。あれ、人生ってもしかしてもしかすると本当は楽しいものなんですかね?

 特に本日放送された回はまさに神回でして、まず「OHAワザ王」という15秒間で各自特技を披露し、6組の中で優勝を争うというコーナーが始まりました。トップバッターのカミナリが始めたのは「イカのわた抜き」。
まなぶ君がイカに包丁を入れ、たくみ君がわたを抜く。15秒の間で三匹のイカを処理したカミナリですが、こんなにシュールなカミナリを、他番組で見たことがありますか?僕はないですよ。

 そして僕が一番期待していた「あぁ~しらき」が登場し、持ち芸の即興なりきりメイクでポケモンのミュウに変身します。
 何故僕があぁ~しらきに期待していたかと言えば、彼女はかつて「バイきんぐ」や「ハリウッドザコシショウ」と同じ事務所「SMA NEET Project」に所属しており、元ザコシ軍団の一人だからです。
 彼女はかつてザコシショウのYoutubeチャンネル上にて、「おかめTV」という虚無感満載のネット番組を配信していたのですが、その実質的な最終回「はじまった時点で即地獄TV」の第一回でもお得意の即興なりきりメイクをシショウに披露しているのです。

 シショウは、しらきにキン肉マンのキャラクター「モンゴルマン」のメイクをスマホを使わずにやれ!と無茶ぶりをします。なんとかメイクを終わらせ、似ても似つかないモンゴルマンを前に爆笑するシショウ。
 シショウは飽き性なのか、はたまたいつもの癖なのか、しらきの顔を手でぐちゃぐちゃと拭い、顔面を黒塗りにします。そんな顔面が黒ずんだしらきの顔を前にシショウは
「シャネルズだシャネルズ!め組の人歌えよ!」
とバカ大笑い。
この瞬間、僕はハリウッドザコシショウという人間の沼に引き込まれてしまい、一番面白い芸人は彼だと確信しました。本当に死ぬまでに一度でいいからザコシショウの単独ライブに行ってみたい。そうしたら、もう満足してしまうかもしれないけれど。

 そんなあぁ~しらきはグレープカンパニーに移籍し、先日のWではサンドウィッチマンの一番弟子と紹介される程にまで成長し、ついに大きなステップとなる「おはスタ」にまで出演するのです。

そんなおはスタでメイクをするしらきを前に、僕は感動と共に人生という儚さと切なさで胸がいっぱいになり上記のツイートを残しました。
 ザコシ軍団にいる時は売れないけども、事務所を移ると売れた、という芸人は大勢居ます。僕が好きなアルピーも、元々はSMAに所属していました。
ザコシのしょうもない動画に出演するのは、芸人として売れるには必要のない、無駄なことなのかもしれない。それなのに画面に映る演者達はとても楽しそうに笑っていて、そして誰よりもシショウがゲラで、退廃的な生活を送る自分と照らし合わせて本当に人生は儚いものだ、と感じました。

 そんな気持ちからしたのが上記のツイート。「火花」はまだ読んでいませんが、かつての黒澤の言葉は現代では芸人の方が正しく当てはまっているのでは?と感じます。何故なら、映画は現在は保存技術が進歩しており、芸人はあくまで演者で、作品になるのは番組だからです。映画が花火だとするならば、芸人はまさに火花。そんな彼らを子供向けに柔らかく構成したテレビ番組こそが、「おはスタ」なのです。哲学はよくわかりませんが、私にとっておはスタは人生について深く思慮することの大きなきっかけとなりましたし、そしてテレビ番組はプロデューサーと演者による「作品」である、と改めて認識させられました。作品は死なずとも、人は死ぬ。

 そんなOHAワザ王は須田亜香里の優勝で幕を閉じるのですが、時刻はまだ7時13分。

 そして始まったのが、「おまたまキャッチ」。運動会とかでボールをバウンドさせてキャッチする、アレです。

手前でキャッチするのですが、これ生放送ですよ?アイドルがスカートでこれをやるんですよ?今の小学生はおはスタで精通を済ませるんですか?実にけしからん。僕が小学生の時のおはスタは、旅立ちの日にみたいな感動系の歌を卒業シーズンに歌っていましたよ、でんじゃらすじーさんでも、学級王ヤマザキでもこんなけしからん描写はなかった訳で、本当に今の小学生は幸せ者だと思いますよ。

 私はアイドルはあまり詳しくないのですが、本日おはスタ初登場の「須田亜香里」は本当に凄い。常に笑顔を振りまいていて、他のバラエティーで自分がブスだと自虐している姿を何度か見かけたことがありますが、それでも笑顔を崩さない。あぁ、オタクはこんな子と握手したら簡単に堕ちるよなぁ・・・と彼女らアイドルの仕事人ぶりに感心しました。
 ちなみに、僕は本田未央アンチですよ。でも、実際に来られると、多分、素直に、勝手に、勘違いして、信じてしまうんでしょうね・・・哀しい。

 なんかのアニメでいつも笑顔なのは笑顔じゃないじゃん?みたいなシーンがあって、それが思い出せずに悶絶しているのですが、夜が明ければ記憶の底から湧き上がるんですかね?その対価として体調が狂うのはつらい。

 本当にアイドルは大変だよな~と思います。おはスタは単純に面白いから良いけれど、自然な笑顔を作りやすいかもしれないけれども、握手会は何時間もオタクと握手する中で笑顔をキープする訳じゃないですか。
 「仕事だから」の一言で片付く話ではありますが、やっぱり労働はつらい筈です。

 私はアイドルをやったことはないのでわかりませんが、確実に言えることは、労働をすると文章が書けなくなります。私だけかもしれませんが、本当に脳が幽体離脱する。たかが週3の単純作業を繰り返すバイトですら僕は頭がバグってしまうので、彼女らアイドルのみならず、普通に労働している人間は本当に凄い。素直に尊敬します。凄い、凄いけれど、私からしたら狂っていますよ。逆説的な考えかもしれませんが、完全に狂人ですよ。

 アイドルって、どうやってなるんですかね。過程としては、事務所に履歴書を送って、面接して通ればもうアイドルなんですかね?なら、面接ベタな私には無理な話ですね。ところで、男でもカットモデルっていけるものなんですか?一様目元だけは母譲りなので自信があるのですが、いかんせん散髪はちゃんとした所だと高いじゃないですか。オタクヘアーを卒業したら、僕もおはスタに出られますか?あれ、今の僕って、アイドルを夢見る少女みたいじゃないですか?じゃあ、プリパラライブにも出られるってことですよね?もし僕が女として生まれていたら、普通に中、高生の内に彼氏が出来て、やることやって、普通の人生を歩んでいたんですかね?そんな道を歩んでいたら、このおはスタに目が留まることはなかったんだと考えると、僕にとってはこのレールを走るのが正解なんですかね?僕、このままで良いんですかね?僕が不眠で眠れないのは、この不安が原因なんですか?メタ認知の問題ですか?それとも、自律神経がイカれてるんですかね?デバイス的な問題ってことですか?

 今日のおはスタは、吉本坂46が出るようです。吉本坂は深夜番組を一度見ただけで、僕は追えていませんが・・・
是非みなさんもおはスタの公式Twitterのフォローと共に、またおはスタを観てみて下さい。本当に面白いので。
 

冴えないオタクに幸を