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チャレンジャーズ!の基本的攻略

チャレンジャーズが面白い!!!!!!

今年度暫定No1ボードゲームのチャレンジャーズの攻略記事です。めちゃくちゃ刺さりました!

自分のデッキを強くしてプレイヤー間で総当たりの2人戦→からの上位2名で優勝決定戦という流れが完璧!初期デッキが同じところから毎ラウンドカードを追加してデッキを強化して対戦するゲームで、TCG(トレーディングカードゲーム)のパックドラフト大会の興奮が手軽に味わえます。

ルール説明は他記事に任せてここではこのゲームの基本戦略について語ります。ちなみに理解度に関してはかなり自信があり、BGA(ボードゲームアリーナ)で最高30位くらい、直近の6~8人戦オフラインで10戦中7勝しています。運がいいね!

1.同じ種類のカードを集める

このゲームはデッキに採用できるカードの種類に限りがあります。そのため基本的には同じカードを集めるのが何よりも強いです。カード間のシナジーよりも大事です。

具体的な数字。優勝決定戦で勝ち切るために必要なパワー総量の下限は40程度です(経験則)。50くらいあると安定して勝てますが40でも勝てることはよくあります。

もし6種類のパワー4のカードが各2枚ずつあればデッキのパワー総量は4×12=48になるため優勝決定戦勝利は十分現実的です。つまりシナジーを考えず7回のカード追加でしっかりカードを揃えればそれだけで勝ちの目は十分にあるということです。

私が隠者を好むのはこれが理由で2枚重なれば最後まで使えます。Aデッキで最後まで戦力になるカードというのはとても頼もしいです。

強いとされるデッキタイプはあるのですがこれも同じカードが揃えばこそです。必要なカードが重なったという前提で各デッキの強弱はあります。しかし前提となるカードを重ねるという部分をクリアしないと土俵にすらあがれません。

もちろん重ねることができなかったときの対処法もありスキルが出る部分と思いますがそこはまた別記事で。

とにかく同じカードを集めにいくのが基本です。

2.1枚カードをピックしてそれを揃えに行く

重ねるのが大事といいましたが結局重ねるのは運が必要なんじゃ???と思う人も多いかと思います。その通りです!

このゲームかなり運の要素がかなり高くBGAでもレートの低い人に普通に負けます。構築は重なることが大事で、試合は基本的に技術の介在しないオートバトルですからね。だからこそこのゲームは楽しい!

それでもカードを揃えたためのテクニックはあります。基本的にすでにデッキにあるカードを探しに行くと効率が良いです。
至極当然のことですがこの意識がとても大事です。例えば3戦目の構築フェイズはAデッキ2枚orBデッキ1枚の選択ですがここでBデッキ1枚を選択しデッキに入れておくことで4戦目のBデッキ2枚での効率を上げることができます。
このように先に入れた1枚を重ねにいくという方針を取るとスムーズにデッキ強化することができます。

このゲームで一番避けたいのはデッキ構築フェイズで全然デッキが強化されないという事態です。7種類以上だとベンチアウトして負ける可能性がある制約があるためピックしても即削除してしまうという事態が発生します。

このような事態を極力防ぐために構築フェイズは慎重に効率よく行うようにしましょう。特に引き直しの判断は慎重に。

3.強いデッキタイプ

先にも触れたとおりカードがある程度揃うことを前提とした場合、各デッキには強弱が勿論あります。ここでは所謂強いデッキタイプを紹介します。

・よく見るデッキタイプ(私の考える強さ順)
馬小屋デッキ
ハイエンドデッキ
お化け屋敷デッキ
パワー1デッキ
遊園地デッキ
パワー2デッキ
除外デッキ

1.馬小屋デッキ

パワー   :★★★
安定度   :★★★
構築しやすさ:★★

必須属性:城
強化属性:宇宙、コウモリ

馬小屋小僧を主軸としたデッキ。馬小屋小僧以外はパワー3のカードで固めて馬小屋小僧を強化するのがコンセプトです。

このデッキの魅力は何といってもその安定度!デッキパワーが序盤中盤終盤どの場面でも勝利することができます。

他のコンボデッキは完成段階でのパワーは高いですが構築途中だとパワーの隙を見せることが多いです。そのため途中の試合を落としてしまい最終的に優勝決定戦で勝てるパワーはあるのに上位2名に入れず敗退というパターンが多いです。

ただしこの馬小屋小僧デッキはとにかく序盤の安定度が高く、中盤~終盤は馬小屋小僧のパワーも十分なのでしっかり勝ち切れます。安定して勝てるのが魅力です。

強化手順の基本はA2→A2→B1→B2→B2→B2→C2です。Cデッキにシナジーのあるカードがない(強いて言うとUFO採用時の潜水艦ぐらい)のでとにかくBデッキのパワー3を重ねに行きます。私は馬小屋小僧が2枚揃ったらBデッキに行くと決めています。

宇宙デッキがあるとBデッキに楽団とUFOの2枚のパワー3があるのでそれを狙いに行きます。特にUFOはAデッキのパワー3カードを重ねるため超重要。他にはお化け屋敷のネクロマンサーも候補で馬小屋小僧を使いまわせます。

とにかく安定して勝てるので私は基本的に馬小屋小僧デッキが主軸になりがちです。もし馬小屋小僧を引けなかった場合そのままハイエンドデッキに移行できるのもGood!

2.ハイエンドデッキ

パワー   :★★
安定度   :★★★
構築しやすさ:★★★

必須属性:なし
強化属性:映画

その場その場で一番質の良いカードを集める方針。特にシナジーはなくカードを揃えてデッキパワー上げるのが基本方針です。

冗談のように聞こえますがシナジーを考えなくてもこれだけで勝ちうるのがチャレンジャーズというゲームです。
構築手順は基本的にA2→A2→B1→B2→B2→C1→C2で1枚ピック時に引いたカードを揃えに行くのが大事です。

勿論このハイエンド構築にちょっとしたシナジーを入れることもありますが基本的には安定したパワー総量の暴力で勝ちに行くデッキです。その性質上道中も負けにくく安定して勝つことができます。

Cデッキのヴィランを複数枚確保できると優勝の目がかなり上がります。

3.お化け屋敷デッキ

パワー   :★★★
安定度   :★★
構築しやすさ:★

必須属性:お化け屋敷
強化属性:なし 一応宇宙?

属性シナジーのなかでは最高峰のお化け屋敷特化デッキ。最終形は全カードをお化け屋敷カードにしてティーンエイジャーを使いまわす形です。

ネクロマンサーでティーンエイジャーを再使用したり、吸血鬼でネクロマンサー再使用からのティーンエイジャー再使用したりすると圧倒的なパワーを叩き出します。

完成してしまえばこのデッキの安定度は抜群。先にティーンエイジャーが落ちてパワーを発揮できなくてもネクロマンサーが腐らないし、先にネクロマンサーが落ちてティーンエイジャーを戻せなくてもそれはそれでティーンエイジャーのパワーアップの糧になります。完成して優勝決定戦出られれば勝率はかなりのものです。

弱点は道中の試合で不利を背負う点。序盤はスケルトンを集める関係上どうしても序盤のパワーは見劣りします。周りもコンボデッキで立ち上がりが悪いなら十分勝ち目がありますが馬小屋小僧デッキやハイエンドデッキ、1デッキが多いと中々勝てなくなります。

勿論中盤以降はパワーがでますが中途半端な構築だと最初にネクロマンサーやティーンエイジャーが捲れて事故っただけであっけなく負けます。そうして道中の試合で勝てず最終形は最強なのに優勝決定戦には出られないという印象が強いです。

ただデッキパワーと完成時点の安定度はNo1なので狙えそうなときは狙います。

Aデッキでスケルトンを集め、Bデッキでティーンエイジャーとネクロマンサーを集める手順が基本です。一応宇宙があると人工知能を入れる余地があります。

4.パワー1デッキ

パワー   :★★★
安定度   :★
構築しやすさ:★★

必須属性:映画
強化属性:城、お化け屋敷、遊園地

メイクさんを主軸にパワー1のカードで戦うデッキです。

初期デッキにパワー1が3枚あるためそれらを強化しつつ、厄介な効果をもつパワー1のカードを採用するのがコンセプトです。防御面がもろく最終的にデッキの厚みがそのまま勝敗に繋がりやすいのでカードを重ねる努力が必要になります。

後半相手のパワーが上がってくると序盤の1枚にパワー1のカードが全部吸われてしまうのが弱点です。逆に序盤はかなり無双できます。

よほどうまくカードが重ならない限りは最後はパワー1のカードを除去してCデッキのカードを入れることになります。
大体A2→A2→A2→A2→B2→C1→C2の構築手順になりがちです。序盤でしっかり試合に勝って、最終戦を勝ってもう一押しして優勝決定戦に出てくることが多い印象です。

メイクさんがデッキの上で捲れるかどうかが大事なので試合中の安定感があるとは言い難いですが爆発すると暴力的なパワーになります。

映画のカードを多く使うためそのままBデッキで映画監督を拾ってBデッキに移行することも多い。

5.遊園地デッキ

パワー   :★★
安定度   :★★★
構築しやすさ:★

必須属性:遊園地
強化属性:宇宙

売り子を重ねて遊園地カードを強化するデッキです。

構築できさえすれば風船小僧や予言者によるデッキコントールで安定したパワーが出せます。またファンを稼ぐカードも多く優勝決定戦への出場頻度だけならかなり高いデッキです。

立ち上がりも突出して強いというわけでもなく最終形もちょっとパッとしないため地味な印象がありますが堅実な強さがあります。地味でみんな狙わないため裏択でよく選択します。

頑張って売り子を集める必要があり、そのくせ派手にならないのが避けられる理由だと思います。私も最初の5枚に売り子が1枚しかないときに狙いに行くかはかなり微妙です。

長所は安定感。短所は構築難度と最終形のパワーもそこまで伸びないところ。Aデッキの遊園地カードが優秀なので売り子を狙う意味も込めてAデッキから構築しがちです。

6.パワー2デッキ

パワー   :★★
安定度   :★★
構築しやすさ:★

必須属性:宇宙
強化属性:城、海賊船、遊園地

人工知能を主軸に戦うデッキ。現状私が一番苦手としているデッキです。人工知能2枚引いても躊躇してしまうほど苦手。

他と比べてキーとなる人工知能が3枚と少ないのがとにかく厳しい。なので人工知能1枚だけピックする勇気が出ずに敬遠しがち。

もし2枚揃った場合でも後半はパワー不足になりがちなのが頭を悩ませます。序盤は強いんですけどね。BデッキとCデッキに積極的に取りたいカードが少ないのも弱点で構築手順がかなり難しいカードになります。

海賊船のカードである宝物、船乗り、コックがパワー2でかなり輝けるスペックになるので相性が良く常にあるマスコット君もこのデッキの候補です。船乗りでマスコット君をボトムに送る動きができるとGood。

素のパワーが低いデッキはカードを重ねに行きたいのでAデッキからのピックが基本。ですが人工知能とシェイプシスターが揃っているならBデッキの楽団、UFOを狙って宇宙デッキするのも手です。色々な意味で上級者向けのデッキといえます。

7.除外デッキ

パワー   :★★
安定度   :★
構築しやすさ:★★

必須属性:お化け屋敷
強化属性:遊園地

カードをベンチから消耗パイルに置くことでデッキに採用できる種類を増やしデッキパワーの総量を稼ぐデッキです。

カードが揃わなかった場合にハイエンド気味にデッキパワーを上げるために選択するデッキであり私は積極的にこのデッキを狙いません。不運の時に取り得るデッキという立ち位置です。

長所は8種類以上のカードをデッキに入れてデッキパワーを底上げできる点。短所は安定感のなさです。執事を上で引いて十分なカードを消耗パイルに送れなかった場合にデッキパワーを死蔵させてベンチアウトで負けてしまいます。

見た目のデッキパワーは高いですが全てのカードを使える保証がなく再現性も低いのでリスキーなデッキです。執事の効果の関係で1枚のみのカードが多い方が動きやすく、カードが被らずにデッキが1枚のみのカードばかりのときの逃げ道デッキと捉えています。

それでも都合よく引ければコンボデッキを倒せる可能性があるので構築に失敗した時は頼るようにしています。逆に言うと構築で失敗した時以外はこのデッキを目指すことはありません。

ex.他デッキについて

・デッキ破壊デッキ
私はこのデッキを意識したことがなくデッキ破壊する幽霊やカウボーイはパワー5のレアカードのような捉え方をしています。別にデッキ破壊カードを重ねてもそれらは単体で仕事するカードでありシナジーはありませんからね。。。

・宇宙デッキ/家デッキ/映画デッキ
それらの属性を強化するカードがBデッキにしかないため除外。揃ったらもちろん取るしそれで勝っている人もいるけどそれは大体どのカードでも同じなので。。。
2デッキから宇宙デッキ、1デッキから映画デッキに派生することはある。

・海賊船デッキ
船乗りが2枚以上集まったら狙ってもよい。船乗りが実質海賊船強化カード。ただそれ以外のシナジーがなくパワー不足になりがちで優勝決定戦に勝ちあがってきたところは見たことない。

4.終わりに

今回はチャレンジャーズの基本的な考え方、同じカードを重ねるという部分と強いデッキタイプについて語りました。皆さんの参考になれば幸いです。

チャレンジャーズについて語りたいことはたくさんあるのでこれからも記事を作っていこうと思います。

とりあえず
・カードシナジー一覧
・脱出ポットの成功確率
・揃わなかったときのプレイ
・Aデッキ採用時の考え方
・映画スターについて

ぐらいは記事を書こうと思います。気長にお待ちください。


ここまで読んでいただきありがとうございます。ここからは有料部分です。ですが本記事の内容の補完などはありません。もし余裕のある方でおひねりを上げてもよいよ!という方向けに有料部分を設定しております。

ただ何もお返しがないのも心苦しいのでAデッキからカード選択する際に引き直しを含めてカードが揃う確率をシミュレーションした結果を書こうと思います。

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