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初めてでも大丈夫!初心者のための初日の出登山を徹底攻略!

どうも表参道で整体院を運営している横山です。

僕はこの7年毎年初日の出を見に山に登っています。
今年も行く予定です。
都内に住んでいる方で山から初日の出をみるなら小仏城山が断然オススメです。
最初は高尾山で初日の出を見たのですが、いかんせん人が多い。
ということでこの4年は高尾山からつながる、さらに一つ奥にある小仏城山で見ています。
大晦日から元日の高尾山は夜通しライトもついていますしだれでも簡単に見に行けます。
しかし城山で初日の出を見るのは少し準備が必要になります。
そして城山に行くためには何ルートかあるのですが、今回は高尾山経由でいくルートを解説します。

初日の出攻略マニュアル〜小仏城山編〜

目次
1、高尾山ではなく小仏城山を勧める理由
2、服装などの準備
3、時間


1、高尾山ではなく小仏城山を勧める理由

高尾山で初日の出を見るのはとっても簡単です。
軽装でもいけるし夜通しライトもついています。
しかし簡単だからこそとにかく人が多いです。
なのでどれだけ早く行っていい場所を確保できるかが大事になります。
ちなみに2017年から2018年の年越しは年が変わった12時の時点で高尾山の山頂には人がたくさん。
みなさん場所取りしてるのでこの時点では山頂でいい場所を確保するのは難しいでしょう。
高尾山山頂で初日の出を見るためにいい場所を確保するなら大晦日の9時とか10時くらいからいかないとダメそうですね。
ここまで気合いをいれて早くいかないといけないので待ち時間が長い。
場所取りしているのですがトイレに行くとか何か食べ物を買いに行くとか少し場を外すと他の人に場所を取られてしまうこともあります。
多分2時、3時くらいからはその場を動けなくなるのではないかと思います。
周りがいい人でトイレ行ってもまた元の場所に入れてくれるなら大丈夫ですけどね。
これがとにかくつらいのですが、城山は高尾山ほど人がいないのでせいぜい日の出待ちを始めるのは4時半とか5時くらいです。
ちなみに2018年城山で初日の出時刻は6時51分でした。

そして城山はバーナーが使えます。
僕の場合はこれが楽しみで行っているというのもあります。
山頂でお湯沸かして、ラーメンを食べたりウィスキーのお湯割を飲んだり。
高尾山はバーナー禁止です。
城山の山頂にはたくさんテーブルがあるので確保できれば日の出を見るために場所取りを始めるまでは酒盛りができちゃうのです。


僕が城山を選ぶ理由は、
場所取りして動けない時間が短い。
テーブルで酒盛りができる。
以上の理由です。

2、服装などの準備

高尾山の山頂まではライトもついてますし警備の方もたくさんいますので、そんなに大変な準備は必要ありません。
寒さ対策さえできれば問題ありません。
万が一急に天候が悪化したことも考えて雨具くらいはあった方がいいとは思いますが。
しかし城山に登るためには高尾山より準備が必要になります。

絶対必須のアイテム
・ヘッドライト
・防寒対策


まずヘッドライトですが、
高尾山の山頂を通って城山に行く道はライトがないので真っ暗です。
本当になにも見えない闇。
星と月明かりだけです。
この中をライトなしで行くのは自殺行為。
というより高尾山の山頂から城山への道を進む時に警備隊の人の装備のチェックがあります。
ライトがないと一発アウト。
絶対に通してもらえません。
ライトは絶対に必須です。
懐中電灯でもいいのですが片手がふさがっていると大変です。
たとえば高尾山から城山に向かう途中で休憩するとき、暗い中でリュックの中を探す時にヘッドライトであれば両手が使えますけど片手だと大変ですよね。
この場面はかなりあるのでやはりヘッドライトをオススメします。
僕はモンベルで売っているコンパクトヘッドランプを使っています。
これで十分です。

次に防寒対策。
山頂では酒盛りをしているのですが基本は動かずにひたすら待つので寒いです。
城山山頂ではおそらく気温は−5度から−8度くらいだと思います。
とくに朝5時くらいがめちゃくちゃ寒いです。
行くたびに寒さ対策で装備をアップデートしたので最近はかなりましになりましたが初めての時は寒かった・・・

防寒対策は3種類。
・着るもの
・カイロ
・食べ物

着るものは当たり前ですが、持っているもので一番暖かいものを着てください。
しかし荷物としては暖かくてコンパクトで軽いものが最強なのでやはりダウンがいいですね。
ダウン一枚では足りないのでダウンのしたに暖かいインナーを着るのとダウンの上から風を避けるものを着るのが鉄則です。

僕の装備を紹介します。

上半身

・アンダーシャツ


→モンベルのスーパーメリノウール EXP. ハイネックシャツ Men'sを着ています。
めちゃくちゃ暖かいです。
速乾性も高いので登ってかいた汗もすぐに乾きます。
ユニクロのヒートテックでも悪くはないですが両方試した結果、速乾性も暖かさもメリノウールの方がよかったです。
つかう場面が違うので当たり前ですね。
ヒートテックは街用。モンベルのメリノールは登山用。

・速乾性の高いTシャツ。

→これはなんでもいいですが登山メーカーなどが出しているものいいかなと思います。
僕はノースフェイスのTシャツを着ています。
登っている時はさすがに暑いのでアンダーシャツとTシャツの2枚で登っています。
いくら寒くても軽く汗はかくので乾きのいいものでないと、山頂ついてから冷えてしまいますので。

・フリース


→これもモンベルのフリースを着ています。
数年前に購入したので商品名は忘れてしまいましたが1万円以内で購入したと思います。
これをTシャツの上から着ます。

・ダウン


→ウルトラライトダウンを着ています。
登っている時は暑くなっているのでダウンは着ません。
なのでリュックの詰めて持って行くのでなるべくコンパクトになるようにとこれを選びました。
ものすごいコンパクトになるので場所を取らないですがめちゃくちゃ暖かいです。
このダウンをフリースの上から着ます。

・ウィンドブレーカー


→ゴアテックスのレインウェアを着ています。
これが防風兼、万が一天候が悪化した時のレインウェアになります。
フードもあるので最後の日の出待ちの時は頭まで守れていい感じです。

下半身

・アンダーウェア


→ノースフェイスのアンダータイツを履いています。
これも厚手のものを選んでかいました。
もちろんモンベルのメリノウールでも問題ないです。

・登山パンツ
→裏が起毛の登山パンツを使っています。
上半身に比べてこの部分はそこまでこだわってません。
登山用のズボンであれば問題ないと思います。

・ダウンパンツ


→マーモットのダウンパンツを履いています。
日の出に行き始めたころは持っていなかったのですが昨年から導入しました。
これは必須ではないですがあるとぜんぜん違います。
余裕があるならぜひ用意してもらいたいです。
僕の体感では座っていると膝まわりが一番寒いです。
ブランケットなんかあってもいいかなと思いますがかさばるので、ダウンパンツがオススメですね。

・ウィンドブレーカー


→これも上半身と同じでレインウェアを使用しています。
モンベルのレインウェアパンツを使っています。
防風とレインウェアを兼ねています。

・靴下


→スマートウールの一番厚手のものを履いています。
寒さは足元から襲ってくるので靴下はケチっちゃダメです。
重ねばきは登山靴を履く際にはNGなので一枚で暖かいものを選びましょう。
この靴下を履いているとふわふわでクッション性もあるのでそこもいい感じです。

小物

・ニット帽、ネックウォーマー、手袋
→これはあるものでいいと思います。
耳と首は絶対に守ってください。
これだけで体感温度がぜんぜん違います。
手もかなり冷えますので手袋は一番厚いものがいいです。
僕はメリノウールのインナーグローブにフリースのグローブを重ねて、その上から防風のグローブをします。

以上着るものでした。
僕はこれくらいの装備でいきますが徐々に集めてここまできました。
初めて行くかたは、上に着るダウンとフリースと靴下をしっかりすれば問題ないのでまずはそこから始めてみましょう。
そのあとアンダーウェアやダウンパンツなどそろえていくとより楽に日の出が待てるようになります。


着るものは己の熱を逃さないというものですがそれ自身が発熱するカイロは安価で暖がとれるので絶対に持って行きましょう。
僕は貼るタイプをお腹と背中に、靴下用を靴下に貼っています。
この靴下用は普通にドラッグストアで売ってるのでぜひ持って行きましょう。


食べ物はとっても大事です。
体が熱を生み出すのにはエネルギーが必要です。
熱量の高いもの、暖かいものを食べます。
スープや味噌汁などのあたたかい飲み物もいいですね。
やはり暖かくてカロリーをとれるので僕はお湯を沸かしてラーメンを食べます。


クッカーセットがあるならリフィルタイプだとゴミが少なくて良いです。

あとはつまみにもなるしエネルギーにもなるのでミックスナッツや柿ピーなどもオススメです。

ドライフードの味噌汁やスープもゴミがコンパクトでそういった点でも優秀です。



お酒の好きな方はお湯割がいいですね。
僕はウィスキーのお湯割を毎年飲んでいます。
これが温まります。
寒いので酔いもほとんど回らないです。
チョコおつまみにウィスキーを。
最近はあたりめを持って行ってバーナーで炙って食べるのもはまってます。

スキットルあこがれますよね。

3、時間

城山に登る計画をたてるのに重要なのがタイムスケジュールです。
ポイントは高尾山の入山制限のタイミングです。
近年高尾山の初日の出が人気スポットになり、混みすぎると途中で入山制限がかかります。
まずは山頂から薬王院の道が、次に薬王院からケーブルまでの道が。
僕が使うルートは高尾山の山頂を通過するので入山制限がかかったら終わりです。
2017年は午前3時にかかったみたいです。
2018年は午前5時。
年によってばらつきがあるのでギリギリにいくのは怖いですね。
ですので僕は1時くらいには山頂を通過してしまいます。
もう少しおそくても大丈夫そうですが。
確実に行くのであれば2時くらいには山頂を通過したいですね。

そして日の出時刻は城山で6時51分。
この時間にいいポジションで日の出を見ようと思ったらテーブルからよく見えるポイントに移動してそこで待たなくてはなりません。
僕は気合いが入っているので4時くらいからすでに待機しています。
このくらいであれば一番乗りで待っている感じですね。
一番前でなくても見えるので実際は直前にポイントに行ってもみられないことはないです。
6時くらいには若干明るくなってきているので、
明るくなっていく様子も見るのであれば5時くらいにはスタンバイしているといいかもしれませんね。

↑これでだいたい6時くらいです。

↑これで6時30分くらい。

ちなみに日の出をみた場所の反対からは天気がいいと富士山がきれいに見えます。
今年はめちゃくちゃきれいでしたね。

大まかな時間はわかりましたか?
次に実際の去年のスケジュールを細かく載せます。

2017年12月31日

・高尾山口駅集合 23時ころ
都内の方は京王線を使うのがオススメです。
安い、早い、うまくいけば乗り換えなし。

・登山口で登る前の準備
登ると暑くなるので上着をしまったり靴紐のチェック。
ストレッチ。←これ超大事

・出発 23時30分ころ
この日は夜に登れるのですが使えるのは一号路のみになってます。
他のルートを装備が甘い人たちが登ってしまうと危険ですからね。
夜は長いですからゆっくり会話を楽しみながら登ります。
途中で東京の街の明かりが見えるポイントもあり絶景。

・高尾山の山頂着 24時30分ころ
おわかりの通り登っている途中で年が変わってます。
登りながらあけましておめでとうって言ってます。
途中ケーブルの駅がありその付近では、
だんご、肉まん、升酒など売っています。
初めての方はその辺りも楽しむといいですね。
山頂で休憩がてら水分補給や軽くお菓子を食べてエネルギー補給。
この時は体が冷えないようにフリースやダウンを羽織ります。
この先は真っ暗になるのでしっかり準備を整えましょう。

・城山に向け出発 深夜1時ころ
ヘッドライトをしっかりセットし歩いて行きます。
高尾山の山頂から城山への道が続いています。
最初は少し下り、途中からは縦走なので平坦な道を進みます。
基本的に一本道なので迷うことはほぼないです。
一度ルートが別れるところがありますが合流するのでどちらでも大丈夫です。
トイレも途中に一箇所あります。(一丁平)
およそ40分から50分くらいあるくと城山の山頂に近づいてくるので登りになります。

・城山山頂 深夜2時過ぎ
到着したらテーブルを確保し、急いで着替えます。
カイロを貼り、フリース、ダウンと着ていきます。
しっかり着替えて防寒ができたら食事の準備をします。

・酒盛り、自由時間 2時30分から4時30分くらい
ウィスキーを飲み、イカを炙り、ラーメンを食べ・・・
城山の山頂には茶屋もあるので甘酒やちょっとした暖かいものが買えるのでバーナーがなければそれでもいいですね。
城山にはトイレが一箇所ありますが山のトイレにしてはなかなかきれいなので嬉しいポイントです。

・日の出を見るポイントに移動 4時30分から5時くらい
荷物が見えているくらいの範囲なので貴重品だけ小さいバッグに入れて持って入れば大丈夫です。
一番冷え込んでくる時間帯なので座っているとかなり寒いです。
立っている方がぜんぜんまし。
座ると膝のあたりが血行悪くなって寒いです。
あとはだんだん明るくなっていく様子をみながらひたすら日の出を待ちます。

・日の出 6時51分
1番の目的です。
みなさんの見ている方向でだいたいでてくる場所はわかりますし、心配いらないです。

・下山7時すぎ
あとは元来たルートを戻り下山します。
途中高尾山の山頂を越えると薬王院があるので毎年初詣をしています。
真っ暗のなか通った道が明るいとすごく印象が違います。
そこも含めて楽しんで欲しいです。

お疲れ様でした。
あとは家に帰ってお風呂に入ってゆっくり寝ます。

以上タイムスケジュールでした。
毎年ほぼこの流れです。
高尾山の山頂を通過するタイミングをもう少し遅らせると、
城山の山頂での待ち時間が減るので有効です。
しかしあまり遅いと先ほど説明した、入山制限の問題と、城山のテーブルが確保できない問題がありますのでご注意してください。

いかがだったでしょうか?
これを読んで初日の出登山の参考になれば幸いです。
行ってみたいなと思ってもらえたら最高です!
気になったこと、わからないことなど質問はお気軽にどうぞ!

初日の出は人生で一度は見てみたいですよね。
僕はあまりにきれいでハマってしまって今年で8回目です。

レッツ初日の出!

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