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治療家、セラピストの今後を考える2【自己管理がベスト】

表参道にて個人で整体院をやっている横山です。

この業界では基本的に新規で来た方がリピーターとして通ってもらうことでなりたっています。
整体リラクゼーション大手などは駅前のいい立地で広告費と人件費がかけられるのであればどんどん来る新規をとにかくさばくことでもなりたつかもしれませんが。
我々のような個人や小規模の店舗はそんな剛腕は通じません。

良い施術を提供してうまくコミュニケーションをとりファンになってもらおうと日夜奮闘しているのが当たり前だと思います。
うまく説明して納得して通ってもらうのならば問題ありませんしそれでお互い嬉しいのなら問題はありません。
自己管理ができないとご自身で自覚して任せてくれているのは本当にありがたいことです。
しかしこれには条件がありますよね。

そう。この通ってもらうという場合、
「自己管理ができないからお金を払って体のことを任せよう」
という大前提が必要なのです。
このような考えをお持ちの方はおそらくかなり少数なのではないでしょうか。
ほとんどの方は何回かくると体が変化して通わなくて済むようになると思っているはず。
実際にそういった説明をされている店舗、治療院が多いと思います。

この業界の現状としては数が増えて需要より供給が多い時代になっています。
なかなか厳しい業界だとは思いますが、ここでひとつ突き抜けるためには今までの常識的なあり方に疑問を持ち新しい価値を作っていく必要があると思っています。

僕も開業してまだ1年。
まだまだ売り上げは伸ばしたいですしこんなところで立ち止まる予定ではありません。
今後挑戦しながら見極めていきますが、ずっと通ってもらえる整体院作りと並行して「一度行ったら自己管理の仕方を教えてもらって自分で体のお手入れができるようになった」といわれる整体院作りも考えていきたいと思っています。
体の状態をみて足りない部分を見つけその部分のケアの仕方、鍛え方を提供します。

「一回行ったら体の足りないところを教えてもらってそれを実践したら前より調子がよくなった。」

意識の高い方はこっちの方がいいでしょ?
自分でできない人は通って管理させてもらう。
自分でできる人は足りないところを教えてもらってそのケア方法と鍛え方を実践する。
ただ闇雲に「また来てください。」「来週またやりましょう。」だとどんどん信頼を失っていきますよね。
相手のニーズを見極めながら使い分けて提供できるようになったら素晴らしいです。

一回行って悪いところ教えてもらった人はまた何か不調でたら必ずもう一度相談にきてくれますから。
こっちの方がよっぽど相手のニーズにあったものが提供できていますよね。
一回でよくするんじゃなくて一回でよくする方法を教えてもらえる整体院。
技術を磨くのと同時に、
足りないところを見つけて誰でも簡単にそこをケア、鍛えるやり方を調べて教えられるようになる。
整体とトレーナーのハイブリッドでいたほうが自分の価値があがります。

なによりその人がご自身で健康を維持できるようになってもらえたら最高ですよね!

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