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Tableware Festival 2022.2

昨年はオンラインと一部新宿伊勢丹の5階での展示だけだったように記憶しておりますが、今年は再び後楽園で開催されました。
東京ドームでなく、ホールでの3箇所を使ってでしたが。

『テーブルウェア・フェスティバル2022 ~暮らしを彩る器展~』
2022年1月29日(土)~2月6日(日) の9日間
東京ドームシティ内3会場
【プリズムホール・Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)・東京ドームホテル(B1F宴会場)】

特集企画Ⅰ Quality of Life~華ある洋食器~ は、エントランス入って直ぐに輸入洋食器のテーブルセッティングの部分で例年ある企画ですが、会場が小さいので規模も小さく、こじんまりとした印象であまり覚えておらず。
マグカップコレクションとかあったなぁ、という感じです。

展示ブランド:ウェッジウッド、KPM ベルリン、ベルナルド、ヘレンド、レイノー、ロールセリニャック

同会場は「日本の器を訪ねて」という括りで日本の陶器8割、残り2割が漆器や、木製品などで、とにかく焼き物だらけでした。
産地毎に大きなブースが壁際に配置されており、その中で窯元別など。
ノリタケとかブランドの大きなブースはありませんでした。

そんな中、気になったのが「伝統工芸津軽塗」の技術を生かした、イシオカ工芸のC-BOWL。
アウトドアでワイルドに使用できると。
漆器なのにスタッキングとかして、アウトドア?!というのも意外ですが、
使っていくうちに文様が更に出てくるというのも、面白い。

名称未設定のデザイン

漆器はまだまだ不勉強なので、津軽塗について、どうして文様が出てくるのかというのを、サンプルを見つつ教えてもらいました。
凸部分をしかけて、漆を塗り重ねて、そして磨く・・・。
だから磨きをあえて途中で止めたものは、使いながら完成に近づくのね。

名称未設定のデザイン (1)

たぶん「ななこ塗り」の漆器は、イメージする朱色や黒の漆器より色鮮か。モダンな印象でした。


ホテルの宴会場の小さい小部屋が、テーブルセッティングによる食空間提案

各界の著名人が、日々の暮らしを彩る「おもてなしの食空間」を個性豊かなテーブルセッティングと共にご紹介します。

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黒柳 徹子

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東儀 秀樹〔雅楽師〕

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石坂 浩二〔俳優〕

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小倉 優子〔タレント〕・・・?!!


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NAKAYAMA

家具の街、福岡県は大川市のナカヤマ木工。トレーなどのテーブルウェアと一緒に家具の展示をされていたので、猫ソファをぱちり。


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幸兵衛窯

岐阜県多治見の窯。MIYAZAKI食器で見ていた印象が強いので、こんなにリテール向けの雑貨もあるのだと初めて知りました。

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そして六代目のペルシア陶器や正倉院三彩の研究から独特の作品が生まれたというのが納得するこの神様たちの作品。
・・・これはコレクションしたくなりますね。

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ぎんがどう

株式会社ナガエは、富山県高岡市に本社を置くダイカスト鋳造金属メーカー。ということでHPはリテール向きの印象はまったくなし。
私がぱっとイメージするのはナガエプリュスのcollinette。
これは会社自体を分けて展開しているようで。

アート事業部のページに入っても、仏像やデビルマン(…?!)。
撮影した紺色のnamigiwaは新しいライフスタイルのブランド「naft」、枯山水をあしらった剣山、雫影は伝統の美が光るブランド「銀雅堂」とオリジナルブランドを分けているようで、精力的に展開している事を改めて知りました。


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大志窯

九谷焼作家 山近 泰の描く幻のいきもの、その五彩の透明感、繊細な線に魅了されました。
今は作家自身もInstagramをされていたり、YouTubeに出られていたりするので、しばらく追いかけていきたいと思います。

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特集企画Ⅲ グラスを愉しむアペロタイム

展示と一緒にグラステイスティングをするのが恒例という事で。

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リーデル

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島津薩摩切子

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KAGAMI

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Sghr スガハラ

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モーゼル

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華硝

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北一硝子

グラステイスティングコーナー
今回はsghrのバースという、ボウルの内側がゆるく凸で流線が描かれているグラスをセレクト。


もしかしたら機能性もあるのかも?と思ったのですが、ワインの温度も低かったし?、味わいに変化が出るまではありませんでした。
スワリングしている際にワインがきれいに見えるのはありましたが。




ZIKICO

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東京都多摩市にあるZIKICO
見た目はあれに似たカトラリーですが、全然非なるもの。
ジルコニアの成形技術は世界No,1の小さな会社が作る、機能と見た目も思わず声を上げてしまうアイテム群。

実は2019年のててて展示会からあちこちですれ違っていたみたい。

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ここで満足、お腹いっぱいになったので、お酒を愉しむ器と食卓コンテストをさらりと眺めて終了としました。

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