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【イースターアドベント③】火曜日:喜びと平安のメッセージ

イエス様は、多くの人々に喜びと平安のメッセージを宣べ伝えられましたが、それを快く思わない人々もいました。ユダヤ人の指導者たちは、何とかしてイエス様の言葉じりをとらえ訴えようとしました。

「しかし、祭司長、律法学者たちは、イエスがなされた不思議なわざを見、また宮の庭で『ダビデの子に、ホサナ』と叫んでいる子供たちを見て立腹し(た)・・・」

(新約聖書:マタイによる福音書21:15)

ユダヤ人の指導者たちは、権威、言葉と行い、税金、結婚と復活などについて次々と論争を仕掛けました。

しかし、だれもイエス様を言い負かすことはできませんでしたが、「大勢の群衆は、喜んでイエスに耳を傾けていた」(マルコ12:37)と記録されています。

イエス様の教えと原則は、確かにわたしたちの生活を豊かにするための指針と方法を与えてくれるものです。一人でも多くの方々にこのことを知っていただきたいと思います。ネルソン大管長の以下の言葉をいつも覚えて、へりくだってイエス様を求め、その恵みに頼って生活し、多くの方々とモルモン書とそのメッセージを分かち合い、家族歴史活動を熱心に行い、神殿の儀式に参加して、喜びを共にしたいものです。

「神の子供たちはそれぞれ,イエス・キリストの癒しと贖いのメッセージを聞いて受け入れる機会を与えられて然るべきです。わたしたちの幸福にとって,これほど重要なメッセージはありません。…今も永遠にもです。これほど希望に満ちたメッセージはほかになく,社会の論争を解消できるメッセージもほかにありません。」

(ラッセル・M・ネルソン 2021年4月総大会・日曜午前の部での説教)

「…わたしたちが携わっている末日の偉大な御業は,待ちかねて嘆き悲しんでいる世に祝福をもたらすために,予定どおりに確立されています。…現在,末日聖徒イエス・キリスト教会における主の御業は,速度を速めて前進しています。この教会には,かつてない,前代未聞の将来があるのです…キリストの完全な教導の業は将来にあることを忘れないでください。主の再臨の預言は,まだ成就していません。わたしたちはまさに,救い主の再臨が現実となる,この神権時代のクライマックスを築き上げているのです。
その再臨に先立って起こる必要な出来事は,散らされたイスラエルの待望の集合です(1ニーファイ15:18参照;モルモン書のタイトルページも参照)。この集合の教義は,末日聖徒イエス・キリスト教会の重要な教えの一つです。…わたしたちはこの教義を教えるだけでなく,それに携わっています。幕の両側で主の選民を集めるのを手伝うことで,この業に携わっているのです。
…「キリストのもとに来……るように」という招きは(モルモン書ヤコブ1:7;モロナイ10:32;教義と聖約20:59),福音を知らずに死んだ人々にも及ぼされるのです(教義と聖約137:6-8参照)。しかし,彼らの備えには,ほかの人々の地上での働きが求められます。わたしたちは個人を主とその家族のもとに集めるために系図を集め,家族の記録を作成し,身代わりで神殿の業を行います(1コリント15:29;1ペテロ4:6参照)
…神殿活動に加えて,モルモン書の出現は,主がイスラエルを集め,アブラハム,イサク,ヤコブと交わされた聖約を成就し始められたことを全世界に示すしるしです(創世12:2-3;3ニーファイ21:29参照)。モルモン書は,集合の教義を宣言しています(例えば,1ニーファイ10:14参照)。また,イエス・キリストについて学び,主の福音を信じ,主の教会に加わるよう人々を促します。事実,モルモン書がなければ,約束されたイスラエルの集合は起こらなかったでしょう。
伝道活動も,その集合に不可欠です。主の僕たちは出て行って,回復を宣言しています。多くの国々で,わたしたちの会員と宣教師が散らされたイスラエルの人々を探し,古代のように,「岩の裂け目から」彼らをかり出し(エレミヤ16:16),彼らをすなどってきました。
伝道活動は,祝福の始まりにすぎません。それらの完全な祝福は,バプテスマの水に入った人が,聖なる神殿に参入できるまで生活を高めたときにもたらされます。神殿でエンダウメントを受けることにより,教会の会員はアブラハムの聖約に結び固められます。キリストのもとに来るという選択は,物理的な場所の問題ではありません。個人の献身の問題なのです。
霊的な安全は,わたしたちの住む場所ではなく,生き方にかかっています。わたしは約束します。最善を尽くしてイエス・キリストを信じる信仰を行使し,悔い改めを通して主の贖罪の力を活用するなら,わたしたちは神の知識と力を得て,イエス・キリストの回復された福音の祝福をあらゆる国民,部族,国語の民,民族にもたらすのを助け,主の再臨に世を備えることでしょう。

ラッセル・M・ネルソン
「教会の将来ー救い主の再臨に世を備える」『リアホナ』2020年4月号, p.7-10

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