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【イースターアドベント①】勝利の入城

今日から1週間、クリスチャンとして大きな喜びの祝福である「イエス様の復活」をお祝いして、モルモン書の記事をちょっとお休みして、勝利の入場から始まり復活に至った「聖週間」の記事を投稿することにしました。今年もしゅろの日曜日から復活されたその日までのイエス様の教えと模範、また、その後の復活の祝福についての記事を書こうと思っています。イエス様に心を向けて感謝を表しつつイースター(復活祭)をお祝いたしましょう!

今日からイエス様の復活を記念する「聖週間」に入ります。
そして、その第1日目である今日は英語ではPalm Sunday(しゅろの日曜日)と呼ばれています。イエス様がエルサレムの町にロバの子に乗って入城された日です。聖書には、「群衆…は自分たちの上着を道に敷き…木の枝を敷いて…ダビデの子に、ホサナ。主の御名によってきたる者に、祝福あれ。いと高きところに、ホサナ。」(マタイ21:8-9)と叫び、イエス様を大歓迎したと書かれています。ヨハネはこの木の枝を「しゅろの枝」(ヨハネ12:13)と書いていますが、日本語で「しゅろ」というと、扇形のワジュロやトウジュロなどを想像しますが、聖書で「しゅろ」と訳されている言葉は、ギリシャ語で「フォイニクス」で「なつめやし」を指します。なつめやしの葉の形は、鳥の羽のようになっていて、人々はこの葉を輪にして祝い事に用いました。イエス様のエルサレム入城の時に、この枝が振られたり、道に敷かれたりしたのです。

「シオンの娘よ、大いに喜べ、エルサレムの娘よ、呼ばわれ。見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。すなわち、ろばの子である子馬に乗る」

(ゼカリヤ9:9)

メシアによる「勝利の入城」は預言者によって旧約の時代から予言され、当時の多くのユダヤ人たちはそのことをよく知っていました。十二使徒のゲレット・W・ゴング長老は次のように述べておられます。

「『しゅろの日』が重要なのは、群衆がしゅろを持ってイエスを迎えたからだけではありません。イエスは『しゅろの日』に、預言が成就したと忠実な人が認識できる方法で、エルサレムに入城をされました。ゼカリヤや詩篇の作者が予言したとおり、主は、群衆が『いと高き所に,ホサナ』と叫ぶ中をロバに乗ってエルサレムに入城されたのです。ホサナとは『今お救いください』という意味です。」

(ゲレット・W・ゴング 2020年4月総大会・土曜夜の部会説教)

以前、クリスマスに友人が「クリスマスはイエス様の誕生をお祝いする日だけど、もし、私たちが人に優しく寛容になれないとすれば、心の中にイエス様がまだ生まれておられないということと同じではないだろうか?」というようなことを話してくれ、いたく感動したのを覚えていますが、この「勝利の入城」も同じようなことが言えるのではないでしょうか。動画や絵を見ながら、イエス様の「勝利の入城」に思いを馳せ、毎日の生活の中で、自分の心の中にイエス様が入城され、自分が「ホサナ」と叫んでイエス様の贖いの力をいつも意識してイエス様に頼って「イエス様に救いを求める」生活をしているだろうかと振り返りたいものです。
https://www.churchofjesuschrist.org/media/video/2011-10-0017-the-lords-triumphal-entry-into-jerusalem?lang=eng&alang=eng&collectionId=00b01a73c6fe4b218464982d5be32a8e

by ハリー・アンダーソン

ちなみに、十二使徒のゴング長老が2020年の4月の総大会での説教で話されていましたが、ハリー・アンダーソンの描いたこの絵の原画がネルソン大管長のオフィスの机のすぐ後ろに掛けてあるとのことでした


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