写真で振り返るFirstFourNotesの2018年(前編)
こんにちは。FirstFourNotesフクシャチョーのぼへぼへです。音楽と技術を組み合わせて、楽しいことを作るぞ!という挑戦をしている会社です。
2016年6月に起業して、3年目とも言える2018年、FirstFourNotesにとってはどんな年だったのか、写真で振り返ってみます。
1月
吹雪舞う福島県。
CEATECで出展したBowingVisionがNHKワールドで取材されて放送されたのをみていただき、その技術を「とあること」に使えないかというご相談を受けて、プレゼンしてきました。
残念ながら、その続く先の話をいただけていないのですが、非常に興味深い話を聞くことができました。
種をまいていくことは大事。
オフィスの物件探し。
荻窪北口にうって付けの物件を発見。
なんとこの部屋、防音室なのです。もともとは音楽教室だったとのことで、うっすらグランドピアノが置いてあった形跡が。
ここなら、ヴァイオリンでもヴィオラでも弾き放題です。
前のオフィスは、シェアオフィスでした。部屋は2人でいっぱいいっぱいでした。電子工作する時は、机の上を全部片付け、パソコンも床に置いてとりあえずスペース開けて作業していました。
2月
おためしナガノ、最終月。
BowingVision集中して開発する環境が欲しかった。小さなシェアオフィスでは、ヴァイオリンも気軽に弾けないし、工作スペースもままならないし、というのと、新しいつながりができないか?ナガノであれば、工場や楽器製作者とかとつながれないか?という妄想を持って、おためしナガノ2018に応募したら、採用され、2017/10-2018/2という短い間でしたが、長野県上田市と東京の半々で仕事をしていました。
広いシェアオフィス、通勤ラッシュのない環境、
新しい人脈を作るというよりは、邪念が入らない環境で、本当に集中して開発できました。
そして寒さの厳しさの洗礼w
とはいえ、雪はみなさん慣れていて、東京のようにトラブルもなく毎日が過ぎて行きました。
せっかくなので、色々なコワーキングにお邪魔しました。
松本市のSWEET WORKさん、たった半日の滞在ですが、中の人の紹介で、そこで働いている人たちに引き合わせてくれました。
1Fには美味しそうなパン屋もあり・・・また行きたいです。
上田で借りていた場所を引き上げての東京への引っ越し。
新しいオフィスの床貼りをしました。もちろんDIYです。
引っ越しは、自分たちでレンタカーして夜中に運び込み(夜逃げではない)
なんとか仕事場所確保
この頃、お金も仕事もなかったけど、希望と前に進む力だけはありました。
3月
オーケストラの日に出展
東京文化会館での、オーケストラの日の楽器体験コーナーで、BowingPlayを出展しました。
CEATECで出展したBowingVisionは、大人向けに腕の動きを可視化するというアプリだったのですが、これでは、子供がやってもつまらないよね。
ということで、きちんとボーイングできれば、鳥が風船を落とすことができるという、BowingPlayが爆誕しました。
これが、小学校以下の子供たちにヒットし・・・なんだけど、用意できていたのは、フルサイズヴァイオリンだったので、子供たちにヴァイオリンを持たせるのが大変・・・でした。
2019年もオーケストラの日に出展予定です!!
今度は、二分の一サイズのヴァイオリンを持っていきます!+また新しい体験が出来るモノを出展予定です。
新しい音楽アプリ開発
BowingVisionは自社製品とはいえ、ハードウェアが絡んでくるので、「売り出す」には、市場規模を考えても難しいものがあります。
それで、年明けから、ハードウェアが絡まない「音楽アプリ、サービス」を事業企画などを考えるのが強い人に手伝ってもらって考え始めました。
そのブレストの中で出てきたアプリのプロトタイプを開発し始めたのがちょうどこの頃です。
月に2回ほどお手伝いしてもらっているのですが、新しい気づきや発見が毎回もらえ、現実のシビアさ加減を教えてくれ、ちゃんとしたダメ出しをしてくれるおかげで、迷走しがちな弊社を助けてくれています。
4月
連載終了
東洋経済オンラインで、2014/7から連載していた、「エンジニア夫婦のあるある日記」が連載終了しました。
お疲れ様、フクシャチョー。
3年半も続けてきた連載のおはなしの裏側をnoteのマガジンで始めました。
連載してほしい!というご要望があれば、お仕事お待ちしています。
5月
メイカーフェア元年
この年の始めに、藤岡さんの「ハードウェアのシリコンバレー深センに学ぶ」を読んで、衝撃を受けました。
その衝撃に押されるままに、出版記念イベントに参加して、そこであったのが、高須さんでした。
「メイカーフェアーに出ることで、世界が変わる」
ならば、出るしかない、出たい
何を出展するのか作っているものもないまま、出るぞという気持ちだけは高まり
メイカーフェア東京に応募。
モノがまだできていない状態。なんとなくの妄想写真だけ。
そして、ありがたいことに当選しました。・・・・つくるしかない!!
そんな勢いで、怒涛のメイカーフェア元年の幕開けが始まったのです。
6月
ユーザビリティとインタビューと
新しい音楽アプリがある程度の形になってきたので、実際にユーザーインタビューをするために、効果的なユーザーインタビューについて一から学びなおしました。
このアジャイル・ユーザビリティの本は、折に触れて読み返すぐらいの良書でした。
ターゲットとなりそうな中高生をみつけるのは容易ではなく、友人のお子さんや知り合いなどを紹介していただきました。
そして、本当に今更なのですが、インタビューの重要性をみにしみて学びました。
7月
メイカーフェア東京へ向けた追い込み
オシレーター買いました。
前の簡易的なものよりも断然捗るようになりました(シャチョー談)
回路設計するシャチョー。
受託開発もピーク
弊社は資本金と自分たちが稼いだお金だけで回しているので、自社開発もしながら、メイカーフェア のものづくりしながら、そして、受託開発もこなします。
2人で。
そう、2人しかいません。
なので、フクシャチョーは電子工作できません、とかいってる余地はない。やります。なんでもやります。
できないことは、できるようになります、が弊社のモットーです。
ハンダづけをしながら、回路について学ぶ。シャチョーが、小学校からハンダを握り、各種家電メーカーで製品の製造現場にいたプロなので、効率よく教えてもらってます。
さて、序章のような2018年の前半でしたが、後半はいよいよ
メイカーフェア東京・シンガポール・台北に乗り込んでいきます!
FirstFourNotesという小さな会社で、音楽+ITで新しい音楽の体験を生み出したいと、シャチョーと2人でプロダクト開発中です。いただいたサポートは、部品購入や基板製作に使わせていただければありがたいです!