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Liella! を文字通り目の前にして冷静でなんていられるか。

最高の時間をありがとう、という話をします。

2024年1月28日に日本武道館で開催された「リスアニ!LIVE 2024」の2日目に参加しました。どのアーティストも素晴らしかったのですが、本項ではいちばんのお目当てだったLiella! について。

このライブ、何かの間違いで私はアリーナの最前にいました。ステージ真正面ではなかったのですがそんなことは些細なことです。今でも夢だったんじゃないかと疑ってしまいます。山ほど降ってきた銀テープが手元にあるので、たぶん現実だったのでしょう。放課後クライマックスガールズから始まり、めちゃくちゃ盛り上がったまま終盤にLiella! はやってきました。

1: シェキラ☆☆☆
2: スター宣言
3: キラーキューン☆
4: UNIVERSE!!
5: TO BE CONTINUED

セトリはこんな感じだったらしいです。らしいというのはあまり覚えていないから。「MIRACLE NEW STORY」をやったと思ったけどやってなかった。ステージが近すぎて筋肉の躍動まで肉眼で見えるキャストのパフォーマンスに夢中で楽曲をじっくり味わうどころではありませんでした。新曲の「シェキラ☆☆☆」を除けば4thライブまでの11人で歌える盛り上がり楽曲で構成されており、声出しもたくさんできて楽しかったです。

広い(というか横に長い)ステージをうまく使ってくれたおかげで、目の前にいろんなキャストさんが来てくれました。特に「キラーキューン☆」や「TO BE CONTINUED」はこれまでトロッコで披露された楽曲。トロッコといえばだいたいは目の前を通過する際にこちらを向くかあちらを向くか祈りを捧げる運ゲーです。それをメインステージでやってくれたことで、そしておそらく目の前にバミリがあったことで、こちらを向いた誰かしらのトロッコが常に目の前に停車しているような状態がしばらく続くことになりました。やばいやばいやばい。

ひとりひとりのお姿を目に焼き付けたいのにそうはいかない、カメラ機能が搭載されていない己の眼球のスペックの低さを嘆きました。誰が推しとかもう関係ない。とにかく目の前に来たキャストのメンバーカラーにペンライトの色を変えて全力で応援しました。手元がめちゃくちゃ忙しい。普段は「いやいや誰から何回レス貰ったとか二の次でいいよ、まずはライブそのものを楽しまんかい」と言っている私ですが、人生で2度とないかもしれないこの好機を前に冷静でなんていられるかい!

目の前で繰り広げられるあれやそれやに、いい歳したおじさん3人(3連番で参加しました)が最前ではしゃいでいる様はステージ側から見たらさぞ滑稽だったことでしょう。ステージに近すぎると、顔を上げて遠くの多くのファンに応えたいキャストの視線が頭上を越えて「絶対こっち見ていないな」と確信できてしまうことが多い反面、ふとしたときに目が合うと疑いの余地がありません。私たちを……見てくれている……!そんな滑稽な私たちにオーバーリアクションで微笑みかけてくれた結那さん、何度も小さく手を振ってくれた坂倉花さん、手で作った銃でズキュンと撃ち抜いてくれた鈴原希実さんの姿は特に印象に残っています。

鈴原さんはLiella! の中でもファンサービスに熱心で、どのライブでも隙あらば観客の誰かを落としまくっています。いつもは他人事のように遠目からファンが死にゆく様を眺めていましたが、実際に食らってみたことで鈴原沼に落ちていく人の気持ちがわかりました。これは効く。ちなみに私は落ちてません。落ちてませんってば! なぜか手元にチケットがある2月末の平日の鈴原さん出演の朗読劇は楽しみにしています……。

たぶん私の人生において今日より密度の高い思い出をLiella! の現場で作れることはないのでしょう。直近、2月の5thの東京公演1日目は立ち見だし、2日目は最速先行ですがいつもの私ならアリーナの土を踏むことすらできずにスタンド後方のはず。ならばいっそもうLiella! の現場に行くのをやめてこの日の思い出を最後に固定化してしまったほうがいいんじゃないか。私がそう溢すとこの神席を引き当てた男は言いました。「思い出は更に更新していきましょう」と。これがいつも良席の引き当てる人間の余裕だよ。格の違いだよ。

本項も私の記憶の固定化の一助のために書きました。あの日みた景色を思い出すだけで、しばらくはどんなツラいことも乗り越えられそうな気がします。夢のような時間を本当にありがとうございました。

この人たちが目と鼻の先にいたんだよな……未だに信じられん。

余談
「UNIVERSE!!」の静寂で声出しするのは如何なものかという議論を観測しました。個人的な見解として、自己表現それ自体は自由であるべきなので止めることはできないし止めようとも思わないのですが、「粋じゃないな」とは思います。早くわりとダサいことに気がついてほしい。

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