Masahiro Murao

「驚きと共感で世の中をオモシロく」がスローガンの若手社会人です。 デジタルマーケティ…

Masahiro Murao

「驚きと共感で世の中をオモシロく」がスローガンの若手社会人です。 デジタルマーケティングに仕事で関わっており、SEOにすこし詳しいです。 歴史上の偉人に学ぶ生き方について、 また、Google検索の面白いと思う内容について発信していきますので、よろしくお願いします!

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『昭和史』にみるリーダーの影響

リーダーは、悲観的に準備して、楽観的に実行せよ。 張作霖爆殺事件と統帥権干犯問題が尾を引いたとする『昭和史』の顛末を読むにつけ、 この言葉の意義を深く問いたい。 そして、歴史の if を問うて振り返らなければ、人は学ばず、同じ過ちを犯すのだということを痛感する。 奢れるものは久しからず。これは古今東西、人間社会にあって不変の真理なのだと実感する。 また、多くの場面で、私怨めいた理屈で、物事があらぬ方向へ進んでいくことが伺える。 たとえば、内大臣や元老といった宮中の面々を「君

    • 「いまを生きる」とは、どういうことか?

      いまから数年前。 新卒社員研修は禅寺で、二泊三日の禅僧体験だった。 私語厳禁だったり、笑顔もダメだったり。 携帯も人事に預け、外界から遮断され、 食事もいろいろとルールがあったりと、 なかなか非日常な生活だった。 朝昼晩と読経と座禅の時間があり、 そののちに和尚による講話がなされたのだが、 まぁまぁ、眠い。 研修プログラムの一環だからか、「お説教」にしか聞こえない。しかも無実の咎のお説教だ。 僕の心はそういう操作主義の香りがする言葉は遮断するようにできている。 でも、心に

      • 【論考①】進路に迷う人に思うところ

        大学生の折、学習支援のボランティアとして東日本大震災の被災地に足を運び、災害のために仕事を失った方々とお話ししたことがあったが、いまではリアリティが違う。 同じ場面にあって、冷静にお話を伺えるかは自信がない。 初めて三陸沖に足を運んだ際に案内をしてくださった遠野まごころネットの方がいる。 その方の誕生日だとFacebookに通知がきて、ふと思いを馳せる、遠野~大船渡のバスの中。 あの車内での会話、やるせない怒りが込められた会話の中で、 その人に「被災地にかかわり ”続け”

        • 【仕事論】推進力は、“苦しみへの共感”に根差す

          社会人5年目になって、いよいよ自分の中での仕事の方向性が明確になってきたように思います。 周囲からの評価や学生時代の経験、あるいはストレングスファインダーなどの諸々の診断を踏まえつつ、 仕事において最近意識し始めたことを一度言語化してみます。 結論、僕自身推進力を出せたり、うまく周りが協力してくれて成果がでるなと思うのは、僕のモチベーションが「共感」、とりわけ他者の苦しみに対する共感からスタートしているときのように振り返って気づきました。 今回の投稿では、なぜそれが成功パタ

        『昭和史』にみるリーダーの影響

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        • むらえもん日記
          7本
        • シリーズ:遺訓探訪
          4本

        記事

          論考:“正しい情報” をいかに守るか?

          Search領域の集客支援をしています。 『平成ネット史 永遠のベータ版』を読んで、刺激を受けたので、 備忘録的に、仕事関連のメモを残してみようと思います。 1.前提としてGoogleの話をします。日本におけるSearch領域≒SEO と話したときに、Googleの検索アルゴリズムをみた取り組みになります。 というのも、約6割のユーザーがGoogle検索を使用し、全体の約3割がYahoo!検索を使用しているのですが、 Yahoo! のアルゴリズムはGoogleのものを使用し

          論考:“正しい情報” をいかに守るか?

          改革は一日にて成らず。近代の名君・上杉鷹山の人生哲学

          1.これはなに?誰かに対して遺された言葉や作品は、その人の人生が詰まっています。 偉人が、子孫や家臣に向けて遺した言葉は、“遺訓” と呼ばれますが、 それらを取り上げながら、日々の学びに変えていこうというのが、 “遺訓探訪” シリーズです。 シリーズの第4回は、前回取り上げた、上杉謙信公つながりということで、 18世紀末~19世紀初頭にかけて、米沢藩にて窮乏にあえぐ藩の政治を立て直した、近世きっての名君の誉れ高き大名、上杉鷹山公を取り上げます。 (前回は👇) ちなみに、

          改革は一日にて成らず。近代の名君・上杉鷹山の人生哲学

          選択肢と、大変さと

          最近、仕事が大変だなぁと思うことが多い。 個人的な所感をメモとして残しておこうと思う。 仕事が大変だなぁと思うのは、タスクに対する負荷に押し込まれている状況なのだと思うのだけど、 憂鬱じゃなければ仕事じゃないと考えれば、まぁ仕事をしているんだね、と、それまでなのだが、 1~3月よりも苦しく思うのはなぜなのだろうか? 仮説1:仕事の依頼が “雑に” なった タスクについて、なにも依頼の無い待ち状態から、 実行可能な状態に落とされ、実行し、処理を完了させるという流れが一般的。

          選択肢と、大変さと

          上杉謙信公はお節介?遺訓は一六個の戒め

          1.これはなに?誰かに対して遺された言葉や作品は、その人の人生が詰まっています。 サンテグジュペリの『星の王子さま』も、目には見えない大切なメッセージをストーリーという形で子どもたちに伝えようとしています。 偉人が、子孫や家臣に向けて遺した言葉は、“遺訓” と呼ばれますが、 それらを取り上げながら、日々の学びに変えていこうというのが、 “遺訓探訪” シリーズです。 ぜひ、みなさんの解釈についてもお聞かせいただけると幸いです。 シリーズの第3回は、川中島で甲斐の虎・武田信玄

          上杉謙信公はお節介?遺訓は一六個の戒め

          武田信玄は“五割の勝ち”を最良とする—

          1.これはなに?誰かに対して遺された言葉や作品は、その人の人生が詰まっています。 サンテグジュペリの『星の王子さま』も、目には見えない大切なメッセージをストーリーという形で子どもたちに伝えようとしています。 偉人が、子孫や家臣に向けて遺した言葉は、“遺訓” と呼ばれますが、 それらを取り上げながら、日々の学びに変えていこうというのが、 “遺訓探訪” シリーズです。 ぜひ、みなさんの解釈についてもお聞かせいただけると幸いです。 シリーズの第2回は、戦国の雄、武田信玄の遺訓。

          武田信玄は“五割の勝ち”を最良とする—

          家康の遺訓、”神君遺訓”が深かった

          1.これはなに?誰かに対して遺された言葉や作品は、その人の人生が詰まっています。 サンテグジュペリの『星の王子さま』も、目には見えない大切なメッセージをストーリーという形で子どもたちに伝えようとしています。 偉人が、子孫や家臣に向けて遺した言葉は、“遺訓” と呼ばれますが、 それらを取り上げながら、日々の学びに変えていこうというのが、 “遺訓探訪” シリーズです。 ぜひ、みなさんの解釈についてもお聞かせいただけると幸いです。 シリーズの第1回は、徳川家康の遺訓、神君遺訓(

          家康の遺訓、”神君遺訓”が深かった

          ”模様を見つける” 生き方

          社会人生活も、もう5年目ですが、学びの連続です。 学生の頃は、性に合わなかったり向かないなと思ったりした場面で、目を逸らせば済んでいたことも、 仕事は責任がともなうので、逃げずに向き合う必要があります。 向き合う過程で、発想の転換があり、新たな視点・視座を獲得し、人生そのものの彩りを豊かにしてくれているように思います。 こんな学びがあるのならば、学生のときにも向き合うべきだったと半分後悔しつつ、20代半ばで気づけたのは運が良かったなとも思います。 そんな社会人生活で気づいた

          ”模様を見つける” 生き方

          『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日刊イトイ新聞・編)を読みました

          #『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』はこんな本です任天堂の元社長で、ニンテンドーDSやWiiを世に送り出した岩田聡さん。 その発言をまとめた書籍が『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』です。 「ゲーム人口の拡大」というミッションを掲げ、 老若男女問わず、インタラクティブに遊んで楽しめるようにと、 直感的で新鮮な操作ができる仕組み/構造を追求していったのは、 じつに革新的な試みであったわけですが、 そんな岩田さんのクリエイティブに対する思いや 経営理念

          『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』(ほぼ日刊イトイ新聞・編)を読みました

          東大生と熊本を舞台とした地域学習プログラムを作ってみた! ~蒲島郁夫熊本県知事の「県民幸福量最大化」に魅了されて~

          #地域活性化 #熊本地震 #くまモン #復興 #水俣病 #熊本城  #体験型学習 #体験活動プログラム この頃、東大生がフューチャーされることが多くなりました。 クイズ番組やYou Tubeをにぎわす好青年や、才色兼備なメガネっ娘、とてつもないこだわりをもつ突き抜けた変人たち。 センセーショナルなイメージが先行しがちな東大生ですが、当たり前ながら十人十色。 ものすごく純粋で素朴な東大生もおり、地域に入り込んでいく、そんなてざわり感のあるプログラムを彼らと作ってみた!という内

          東大生と熊本を舞台とした地域学習プログラムを作ってみた! ~蒲島郁夫熊本県知事の「県民幸福量最大化」に魅了されて~