油断大敵

私はこの言葉を胸に刻みました。
入学式後の初登校日。
天気が悪かったので電車で行ってもいいようにICカードにチャージはしたし、本人は大丈夫だと言うし、私はいつも通り先に出ました。

娘は高校でリベンジを図りたいはずなので
登校することに私は1ミリも疑念を抱いていませんでした。
少なくとも初日から行かないなんて本当にこれっぽっちも考えずに仕事に向かいました。

娘は私が会社につく頃に出発するはずです。
自転車で行く場合帰りがちょっと心配でもあるし本人も不安だしということで試しに位置情報アプリを入れていたのですが、なかなか出発しない。

どんどん風は強くなるのと同じく私の不安もどんどん強くなります。
今日は荷物も多い、雨で支度にも時間がかかる、不登校からの登校初日、とにかく風が強すぎる！私、なんで送らなかったんだろう！

家にいる夫に確認するも、ギリギリの時間に「まだ」という返信。
まだ？嘘だろ⁉️

今思えば今思えば、確かに少々ナーバスにはなっていたかも。
「自己紹介あるかな…嫌だなあ」とか言ってたかも。

え？
なぜ？
制服可愛いってあんなに嬉しそうに楽しそうにしていたのに、今日行けなかったらもう行けなくなるのでは？！

なんだか懐かしい胃がきゅーっとなる感覚。
もしかして、やっぱりなんにも解決してないってコト？

いやまあ通えない想定はしていたから、やっぱりダメだったらほかの道を考えるってところまで短時間に自分の気持ちを持っていきましたが、昨日の時点でまったく行けないと思っていなくて💦

今更私には何もできない。この時間は道路も混んでいるし、うちには車は1台、夫にもどうにもできない。

会社の同僚にも同い年の子を持つ親がいて、やはり今日は送っていった(不登校とかでなく単に天気が荒れたから)と言うので、もう自分のダメさ加減に気が遠くなりそうでした。

てか、娘はそっちの人生を選ぶのか～、という驚きと戸惑い。だって本当に朝の時点で私に行ってらっしゃいと手を振る娘は行けない素振りは微塵も感じられなかったのです。
いや、微塵はあったのか…
どんどん自信がなくなります。

私がグルグルしていると、しばらくして夫から「行った」というメッセージが入りました！

よかった！

いや、よくない！初日から遅刻じゃーん！
何しろ雨風が強いし、娘は頑張って速くこぐということが出来ない💧
本当にマイペースなのです。遅れそうだから急ぐ、ということが出来ない。
出たはいいけど遅い時間と強い風で心が折れてるかも。
どこかで止まってしまうかも。

そんな心配を知ってか知らずか（知るわけない）
なんとアプリが動いていない！
娘はずっと家にいることになってる💧
もうここからではわからないので行ったと信じるしか…

でも私にはわからないのです。
娘の気持ちが。
なぜ自分でハードルをあげるのでしょうか。

時間は充分あったのです。
私が家を出た時点で娘は着替えてご飯も食べ終えていたのですから。
そこから1時間の余地がありました。

悪天候で嫌になってしまったのかしら。
急にプレッシャーが襲ってきたのかしら。

私は翌日から朝ちょっと遅れる許可をとりました。
それでも初日の遅刻は取り消せません。

家に帰って話を聞くまで落ち着かなく、ずっと位置情報アプリとにらめっこです。

夕方になってやっとアプリは娘の足取りを追い始めました。
無事に家に向かっているようです。

とりあえず今日は学校に行ったらしい。

家に帰ると娘は寝ていたようです。
私の心配をよそに割と元気そうなので
予定通り眼科へ行き、定期券も購入しました。

「なんか、遅くなっちゃった。えへへ」
って…えぇぇぇぇ！？

時間で行動することが長い間なかったので
「前髪整えてたら時間がなくなっちゃった」という話です。

えぇぇぇぇぇぇえぇえぇぇぇえ！？
初日にそんなことある？する？

幸い先生も優しく対応してくれ、移動があり
あまり目立たなくて済んだ模様。
クラスメイトともお話できたようで、娘は元気でした。

私の1日はなんだったんだ・・・

あれだけ早めに〇〇分には出なさいねって言っておいたのに。

白髪も増えるわけです。

高校生なんだから勝手におやりって思っていたのですが
これは私が過干渉なの？
ただ単に準備不足？（←身内には超責められた）
初日から前途多難な気がしてめまいがする母でした。