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結局、コミュ力が9割〜知らない人に10年以上話しかけてわかったコミュニケーション術〜

2021年6月15日 追記
話し方は1割    沈黙における3つの対処

ビジネス書のコーナーを見ると「見た目が9割」「伝え方が9割」「話し方が9割」となんでもかんでも9割とつけたがる世の中に変化してきました。

おそらく今後「無駄が9割」「感謝が9割」「謝罪が9割」「ウソが9割」「運が9割」「おじさん9割」という本や、逆張りバージョンの「努力は1割」「評価は1割」「モチベは1割」「仕事は1割」「亭主関白1割」など色々なビジネス書が出てきそうな予感がします。(既にあるかもしれません)

せっかくなので9割につながるnoteを書いてみようと思いました。何が良いかな?と考えていたところ、よくよくビジネス書のタイトルを見ると結局コミュニケーションの話が多いですよね。

そのためリアルで泥臭いコミュニケーションに役立つ本があっても良いかなと考えnoteを書いてみます。

・どうやったら仲良くなれるか?
・どうしたら信頼を頂けるか?
・どう商品を理解してもらえるか?

を10年以上試行錯誤をしながら仕事をし続けてきました。

また個人活動の一環として、大学でコミュニケーションの非常勤講師をしてます。

そのためコミュニケーション術を面白くわかりやすく伝えれるコンテンツがあっても良いなと考えた結果、「結局、コミ力が9割〜知らない人に10年以上話しかけてわかったコミュニケーション術〜」というコミュニケーションのnoteを書いてみます。

現在は約5,000文字ですが、順次追記していきながら、最終的には一冊のコミュニケーションの本にしていきます。

それでは楽しんでください!

人の話を「ウンウン」と頷くことが大事ではない

小学四年生の息子と毎日一緒に寝ています。そんなある日に息子から「知らない友達と仲良くなるにはどうしたら良いか?」の悩み相談がありました。

息子は幼稚園の時から人見知りタイプです。幼稚園に行っていた時は、幼稚園に行きたくないと泣いたり、幼稚園に行っても誰とも一言も話さないで家に帰ってきてました。

親として心配しましたが、息子は息子であり、別に人と話さなくてもよい、人と違くても気にしない方針で育てようと妻と話し合いました。結果的に友達もできて、声は大きくはないけど友達と会話できるようになりました。

そんな息子からの悩み相談。

「知らない友達と仲良くなるにはどうしたら良いか?」

毎日のように知らない人達へザッパーンと、飛び込み(営業)を続けてきた私としては、何かアドバイスをしたいなと。

パパ「知らない友達と仲良くなる方法の秘訣を知っている?」

息子「それって、人の話をウンウンって聞くことでしょ!」

誰から教えられたのか。それは確かにウンウンと頷くのは良いことだけど、それだけしてても仲良くならないよな。

営業していてお客様へ飛び込み営業した時に「ウンウン」と頷くばかりだと、怪しい人だと思われる。しかも「ウンウン」ばかりしていると(この人本当に理解してんのかな?)と思う人もいます。

更に仕事でも「ウンウン」と頷いていると、説明する側も“理解してる”と勘違いが生まれて、後からコミュニケーション事故が起きてしまいます。

そのため「知らない友達と仲良くなる簡単な秘訣」は何かというと

「共通点を見つける」

例えば好きなゲームとか同じ話題って話が盛り上がりませんか?

他にも趣味が同じだったり、血液型が同じだったり、長男長女の苦労話だったり、同じ共通点って話がいっきに盛り上がりますよね。

昔、東京に出張した時にある居酒屋の呼び込み営業をうけました。

その方のネームプレートには「出身 岩手」と書いてました。

私は秒でクロージングされ、その方のお店に向かいました。

それぐらい「共通点」というのはお互い仲良くなるためのキーワードになります。

コミュニケーションのキモは「共通点」をまずは見つけること

話し方は1割

話し方は9割という風潮があるけど、営業していると話し方は1割なんだよな。ちなみに例の著名な本でも結局話し方より、聞き方が大事というくらい、話し方は1割で、聞き方が9割。これはテストにでます。

営業は「トークが上手くないといけない」というイメージだけど、売れる営業ほど、「人に話をさせる」のが上手い。むしろ自分はあまり話さないことが多い。

お客様のかかえている課題をうまくヒヤリングして、材料を集めて、お客様がびっくりするような料理を作る。売れない営業と呼ばれる人の多くは「材料集めがヘタクソ」なことが多い。

材料が少ないから、料理(提案)をしても味に納得がいかないのでお客様も満足しない。結果、売れないです。

話し方より聞き方が大事

「沈黙」における3つの対処

コミュニケーションの悩みのトップ3に入る「沈黙が怖い」という話がある。

営業15年していて、沈黙には3つのパターンがあることがわかった。

① 拒否の沈黙

② 思考の沈黙

③ 緊張の沈黙

それぞれ説明します。

①拒否の沈黙。このケースは、例えば女性だと道を歩いてるいる時にしつこくナンパしてくる人には無視したりしませんか?

顔が好みであれば違うかもしれませんが。営業していても、明らかに嫌な顔をする人も稀にいます。沈黙にならなくても、相手の言葉の節々に拒否が滲み出てきます。

昔、あるお客様に訪問した時に、何度挨拶しても全て無視されたことがあります。耳が遠いのかなとポジティブに考え、声を大きくしたりしましたが全く振り向いてくれませんでした。

他にもある日、教会に飛び込み営業をしました。対応頂いた方は何度話しても「神父様に対応するなと言われていますので」の一点ばりで跳ね返された。

若き日の私は意地になり、なんとかして話をきいてもらおうと考え、また訪問し「神父様はお客様のお役に立ちたい人の話も、相手にするな!とおっしゃっていたんですか?」と半ば強引なトークで返してみた。

そうすると受付の方はこう言ってきた。

「はいそうです」

拒否の沈黙は、何をしてもかなり厳しいので、無理をせずにそっとしておくことが無難です。

②思考の沈黙は「考えごとをしている」ために起きる沈黙です。

例えば友達から悩みごとを相談された時、相談内容が重たいほど(うーーん、この場合どうすればいいんだ?)と考えたことありませんか?

他にも凹んだ時とか一人になりたいケースありませんか?

この場合は誰かに話しかけられるより、一人で少し考えたい気分になるので沈黙になってもあまり気にする必要はないかなと思ってます。

逆に自分のために色々と考えて頂いているため、「感謝タイム」と位置付けてありがたい時間だと思い待ちましょう。

ちなみに営業であれば、提案した時にお客様が考えて沈黙する時間が恐怖に感じることがあります。

基本的に感謝タイムではこちらから話さずにいます。更に感謝タイムを有効活用し、お客様はどんなことを今考えているのか?と仮説を考えながら、悪い答えの場合における返しトークを何パターンか用意する時間に当てた方が有効です。

最後の③緊張の沈黙は、初対面や慣れていない時におこるケース。例えば知らない女性と二人きりになったり、あまり会話したことのない人ばかりの時。

この時は無理に会話する必要もないかもしれませんが、営業という仕事はこうもいかない。だってお客様と短時間でいかに仲良くなり、次のデートの約束(面談)をとらないといけません。

①拒否の沈黙、②思考の沈黙とは意味合いが変わり、③緊張の沈黙は自分のやり方次第でいくらでも対応できます。

この緊張の沈黙を打破する方法もnoteに追記していきます。

沈黙には様々なパターンがある。そして緊張の沈黙は打破する方法がある。

ビジネスにも応用できる「コミュニケーション」

昔、「買ってはいけない」という本が発売されたのをご存知でしょうか?

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