2021年ふりかえり

2022年1月3日当時に書いたふりかえりです。

 去年は学校を卒業して社会人1年目、正規雇用に入らず自分で365日の過ごし方、生き方、暮らし方を考えました。世に言うフリーターです。高専を出て定職に就かず実家暮らしのフリーター、僕の考え方を話して「面白いね」という人もいる一方で、いろいろなバッシングも受けました。生き方ってやり直しができないから「自分は正しい道を歩めている」と思いたい気持ちや価値観がぶつかります。お互いに本気です。「正しい道」はなくて、それぞれの幸せの形があって良い。頭ではわかっていても目の前にすると、っていう人が少なくないと感じました。ちょっと手荒な方法ですが、僕にとっても、たぶん相手にとっても生き方に向き合う機会になってるといいなと思ってます。バッシングを受けたときの苦しさや悔しさや悲しさが、いつか誰かへのやさしさ・強さに変わるように生きていきます。
 1年間のテーマは「適応」でした(そんなに普段意識してなかったけど)。良いとか悪いとかじゃなくて、自分のやりたい方向に。好きな方向に。自分の人生相手にやってみると時に手が震えました。自由って怖い。誰かが人生を決めてくれたら楽だろうな。そう思うときもありました。でも生きてる感じがしました。自分にはこれ、と仮説が検証された1年でした。「好きなことしよう」って子どもに言える大人であり続けたい。しがみつきます。
 お金について積極的に考えた年でした。「自分は月収いくらで幸せなんだろう?」が興味の出発点でした。実家暮らしをさせてもらえて家賃負担がなく、食費や光熱費などもシェアリング・規模の経済でコンパクトに。固定費をゼロに近づけてやりたいことや未来への投資にお金と時間をつかいます。どれだけ恵まれているんだろうと思います。豊かさを次の豊かさにつなげる責任を感じます。働き方、いろいろ試していて、月収は多分一般的な同世代の半分くらいでした。それでも半分以上は貯金に回ってお金を使わないので、相当貯金できました。資産運用で始めたつみたてNISAが2年目に入って、コロナショックの急落からのV字回復、円安と重なって全体的には好調な投資人生のスタートになりました。世界も一気に数年分の「適応」を遂げたように感じます。今年はどうなるかしら?
 いろいろなさよならがあった年でした。さよならは新しい出会いへの準備にも。1年勤務したLITALICOを退職しました。1年以上コミットしたカタリバも一旦区切りをつけました。個人的につらいさよならもありました。どれも自分のみえる世界が大きく広がった出会いでした。素晴らしいことも苦しさも、時間をかけて肥やしにしていきます。こんな不器用な人に付き合ってくれて、一緒に仕事してくれて、ありがとうって言われて、お給料をいただいて。ありがとうとごめんなさいを伝わる形で伝えられただろうか?
 今年の抱負みたいなのも出したいんだけど、それは数日後に。