【詩】いつかの花の記憶
いつかの花の記憶
花はいつか散ってしまうと聞いたから
透明なガラスに閉じ込めてしまいましょう
光を透かして、目を細めた一瞬に
煌めく花の記憶
香りはいつか薄れてしまうと聞いたから
透明なガラスに閉じ込めてしまいましょう
風が吹いて、目を細めた一瞬に
遠く薫る、いつかの花の記憶
奪われはしない、いつかの花の記憶
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おすすめに表示されていた楽曲を聴いていたら、詩を書きたくなったので。
最後まで読んでくださりありがとうございます。読んでくださったあなたの夜を掬う、言葉や音楽が、この世界のどこかにありますように。明日に明るい色があることを願います。どうか、良い一日を。