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100人でZoomしてみたっ!

はじまり


「Zoomって最大100人だよね。埋めてみたくない?」
全ては、そこから始まった。
この雑談から数日後、連絡があった。

「工大の1年生でもZoom埋めたいって言ってる人いるから100人のやつやろー!」

正直驚いた。確かにやりたいとは考えていた。しかし、今すぐにやるのは厳しいと思っていたからだ。心の準備が出来ていない。そう感じた。
しかし、そんな心とは裏腹に、運営チームができあがり、ミーティングが行われて、トントン拍子に話が進み、あとはやるだけ。そんな感じで話は進んでいった。

本当に100人でやるの?

ここからは実際に100人集めてZoomをした話を書いていく。
2020年4月20日月曜日、運営チームが出来、ミーティングを行う。
イベント名「はんどれっとずーむ@パジャマかいっ!」。開催日は4月30日木曜日。そしてタイムテーブルが決まる。
(このとき私は、まじでやるの??ちょっと待って、、、って感じであった。)

翌日、参加者用のLINEグループを作る。ここに参加希望者を追加していく方式を採用。
ちょっとずつ人を増やしていく。1日、2日、、、時は流れる。
(まったく気持ちが入っておらず、一応発案者でありながら、ついていけてない、、、)

そして迎えた28日。イベント2日前の参加者数。
なんと、驚きの【19人】
もう一度言う。イベント2日前の人数である。

「あ、やばい。」

さすがにそう思った。そして、同時に

「なんとしてでも100人集める。」

といった想いに火がついた。
なぜなら、運営大学生の仲間がここまで頑張って声かけをしてくれている一方で、発案者の自分が何も出来てないという気持ちもあったからだ。

「ここまで頑張ってくれたみんなのためにもなんとしてでも100にする。」

そう思った瞬間だった。
(実は、このころ、ある運営スタッフが「そこ(100)までいかんかもーと思ってる」ということを言っていたというのはここだけの話だ。)

100人でZoomをする

そしてここからだ。
とにかく100人を集めるために、思いつく限りの友人、メッセージを送る。
70人程度にはメッセージを送った。しかも一斉送信ではなく、文面も変えながら。
そして、「友達にも声をかけてください」とお願いし、とにかく100人を集めるための事を行った。
「面白そう!」「参加する」と乗っかってくれる友人。
中には集客にも大きく力を貸していただいた友人も多く、本当にありがたく嬉しかった。

そして増えていく参加者数。
30人を超えて、翌29日の昼には56人。その2時間後には68人。

「あれ、これいけるんじゃない?本当に100人になるんじゃないか?」

そんな期待が運営陣、そして参加者の中で高まっていった。
そこから参加者増加は更に加速する。
「86人」
イベント開始のの24時間前の数字である。
なんと、およそ36時間、1日と半分で19人から86人まで増えたのだ。

ここまでくると100人は目前だ。
逆に運営陣は
「100人超えたらどうしよう。」
そんな意識が芽生えてくる。

そして迎えた4月30日15時02分。
参加者が100人に到達した!
達成感が半端じゃなく、とっても嬉しかった。

ここまでくれば、あとはイベントをやり写真を撮るだけである。
21時半からZoomを開始し、ひたすらお喋りをする。
参加できる人が続々と参加していく。40人あたりからはラジオ感覚でとにかく話していた。

そして22時。
Zoom参加者数が90人を突破した。

しかしそこからが難しい。回線の問題で落ちる人もいれば当日何かしらの事情で来れない人もいたのだろう。96人で頭打ちになり始める。
ここからは最終秘策だ。
スマホ、PC、iPadで参加することで参加者数を稼ぐ。

これにより、ついに参加者数が100人に。

そして、残すは「はいっ、ちーず」
パシャ、パシャ、パシャ、と記念撮影。

記念写真3

記念写真2

記念写真1

(当日の写真です。白塗りカメラオフで名前が出ているところ)

その後は22時半まで希望者だけでブレイクアウトルームに分かれて雑談タイム。
100人を集めて記念撮影を無事に終え、達成感と充実感に包まれた。
本当に100人集まったことに感動した。
心から、やってよかった。
そんな事を感じたイベントでした。

そして驚くべきはこれがたった10日間の出来事ということ。
本当に濃く長く熱い、そんな10日間だった。

終わりに

今回、はんどれっとずーむを行った経験から伝えたいことを最後に記す。
まずまとめて書くと、以下の3点だ。
・口に出すってやっぱり良い
・仲間とやるって超重要
・一歩踏み出すと想像を超えた景色が待っている

1つ目の「口に出すってやっぱり良い」。
思い返してみて欲しい。今回のきっかけを。
「Zoomって最大100人だよね。埋めてみたくない?」
こんなノリ。ハッキリ言ってこれを実際にやるなんてアホである。
しかし、これを口に出していたから、やりたい人同士が集まってわずか10日間でやってしまったのだ。

2つ目、「仲間とやるって超重要」
これは、今回発案でありながら運営のみんな、参加者のみんながいなかったら出来なかったと感じているからだ。人数とかの話ではない。発案者の自分が何も出来ていないのに、面白がって、どんどん話をすすめて友人に声をかけてくれる。
そんな姿を見て、「やるしかない」と火がついたのだ。
正直、一緒に運営を頑張ってくれた仲間がいなかったらそこまでの声かけや、お願いはできず、良いとこ50人くらいのZoomになっていたと思う。
仲間とやるから本気になれた。

そして最後「一歩踏み出すと想像を超えた景色が待っている」
これは100人Zoomを主催してやればわかります。
「なんか楽しそう!」「100人集めたら凄くない?」
やる前はそんなことしか思っていなかった。
しかしやってみたら、想像を超えた「感動」がそこにはあった。

これは、どんなプリンでも言えるはずだ。
あなたがやりたいプリン、是非やってみて欲しい。
きっとそこには想像を超えた景色があるに違いない。

最後に、文末ではあるが改めて一緒にスタッフをしてくれたみんな、参加者のみんな、この文章を読んでいただいたみなさんに感謝を伝えたい。
本当にありがとうございました。

運営

(最高の運営チームでした!)

2020年4月30日
金沢大学2年 中西 辰慶

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