よだれ

電車も眠る夜に文章を書く人。好きな人が恋人だった。

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パクチーとマイノリティの話をします

皆さま初めまして、えいみと申します。毎日パソコンと向き合いながら働く、24歳社会人です。 以後お見知り置きをして頂けたら嬉しく思います。 もう少し自己紹介をさせて下さい。 好きなものは家で作った唐揚げとグラタン。外食は嫌いではないですが得意ではありません。家にいる事が好きで好きで、頑張って外に出ようとしては挫折する日々を最近乗り越えました。上手な力の抜き方を覚え、知人も増えた気もします。 お酒は飲みますが得意ではなく、コミュニティツールとして使っています。タバコも同様。

    • お願いだから、雑に愛さないで

      恋人とかれこれ1年と数ヶ月おつきあいをして、「一緒に住もうか」なんて話が出た。 ドキッとした。 好きですきでたまらないこの人と、一緒に暮らせるのかもしれない。一緒に眠るとこの上なく幸せで、いい匂いがして、たまにかくいびきを逃すことなく聞ける生活ができるのかもしれない。 お互いの家が遠いので、中距離恋愛ぎみだったが故に寂しくて泣いていたが(私だけ)、そんなことも少なくなるのかもしれない。 でもなんか、こわい。 だって、好きな食べ物は違うし、なんなら私の好きな大根を君は

      • 恋人と話がしたい話

        恋人とお話がしたい。 どこかへお出かけするのも、何かで(例えばチェスとか)遊ぶのも好きです。楽しくて、もっと一緒に居たいなって何回も思うし、次はどこ行こうかな何して遊ぼうかなって思う。 でも、君とただただ話をする時間が欲しい。ベッドに横になりながら。 好きなお味噌汁の具、今までで一番美しいと思ったもの、今いちばん行ってみたい国、はまっているアプリ、最近あった凹んだこと、子供の頃一番読んだ本、お互いの爪の形の違い、今までのあだ名。 そんなことを君とただ話たいと思っている

        • 生まれた時からマイノリティではなかった話をします

          どうも、えいみです。 以前、「身体は女性でも心も女性という自覚はありません」という話を少ししました。 今日はその事について、もう少しお話させて下さい。 女の人を好きだと思ったのは大学生の時。ある授業で、それまで顔も名前も知らなかった後輩の女の子と授業でペアになったのがきっかけです。 その子と8ページの本を仕上げるのが、課題でした。 今でも忘れられない程好きですが、想いを伝えられぬまま私は卒業をしました。 柔らかい微笑みや、少し色素の薄い猫っ毛な髪の毛を思い出しては今でも

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          二次元オタクとちょっとだけマイノリティの話

          どうして二次元が好きなのって、漫画とかアニメが好きと言うと大体聞かれます。 本当に疑問に思っている素振りもなく。 会話の繋ぎとしてが8割、とりあえず理由を聞くのが社交辞令だと変に勘違いしている人が1割。後の一割は同じ種類のオタクかどうか、オタクが確かめてくる。 オタクって言葉、たまーに悪意を持って使っている人がいますね。 君、オタクなの?ウケる。 オタクだから気持ち悪い。 自分とは違うものが嗜好対象な人を嫌悪もしくは排除対象にするのって、オタクだけでなくセクシャルマ

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          君の話が聞きたいと思ってます

          あなたが今悩んで考えている事、思ってる事を話して欲しいと言ったら、重い荷物だよって言われました。 そしてその人は口を噤んでしまいました。 でも、でもね、話してみたらその荷物の中身を整理できて、3つだった荷物が2つにまとまって持ちやすくなるかもしれない。 スーパーの袋から飛び出すネギやごぼうの様に不安定なものが、少し大きな袋に移し替えれば安定するように。例えあなたがその大きな袋を持っていなくとも、私がたまたま持ち合わせてるかも知れない。 一緒に背負えないながらも、話すことで

          君の話が聞きたいと思ってます

          恋人という名の生命体たち

          こんばんは、えいみです。 今年に入ってスーパームーンをちらりと見ました。月をのんびり追いかけながら、個人的には爪切りから出てきた爪の欠片みたいな二日月も好きだなぁと思いました。 こうゆう素敵な景色って、他愛もないけどすこし微笑んでしまうような話をしながら見たくなります。例えば家族や友人、いま恋をしている相手と。 外も良いけど、家でゆっくりしながら、ベランダで寒い寒いと文句を言いながら。 そう、例えば。 今日帰り道で見た子猫の背伸びの話。シャンプーが目に入って痛かった話

          恋人という名の生命体たち

          新年初めに思った事

          明けましておめでとうございます。 えいみです。 母がおせち作りにパタパタと動き回っているのを横目にPCと向き合ってます。手伝いはできるんですけど、私は家族で一番味音痴なのであまり料理に関わりたくないです。 さて、明けてしまいました、2018年です。 大好きな作家さんの本を読みながら年越しをするのがほぼ恒例なんですが、ニューイヤーになるとラインが鳴り始めます。直前までやりとりしていた友人には挨拶を返して、あとは全部朝見ました。 中学生高校生の時は日付が変わる前から文章

          新年初めに思った事

          あの日のジュースが飲みたくて

          毎日9:00、会社のパソコンを起動させてキーボードに手を添える。 社内メールを一通りチェックして、それが終わると仕事に必要なページやメモ帳、他の端末をを次々と立ち上げる。 始業時間はまだ1時間先だけど、1時間前には仕事に取り掛からないとその日の業務に支障が出る。学校で習った予習復習は会社に入るとこうなるのか、と思いながら始業のベルを聞く。 朝礼が終わると、すぐに忙しくなる。 問い合わせの電話やメールに対してひたすら返事を返す。ずっと手がキーボードを叩いてるけれど、寒く

          あの日のジュースが飲みたくて