藤田和俊

photographer & writer based Tottori ,Ja…

藤田和俊

photographer & writer based Tottori ,Japan. お仕事の依頼は、 bokuranofukei.k@gmail.com までお願いします。

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最近の記事

ゆたかさのしてん。

昨年の春から動き出したプロジェクトがようやく形となります。地元鳥取の今井出版さんから日本財団の木田所長さんの本が2月に出ます。企画から取材、執筆、写真まで大部分に関わらせてもらいました。 以下、Facebookで綴った紹介文を引用します。僕が20代から30代を過ごした中で感じてきたことは、他人の人生でなく、自分の人生を生きることの大切さ。それは東京にいようが、鳥取にいようが同じことのように思います。どう生きたいかは人それぞれ。それでいいのだと思います。ただ、鳥取にいて、それ

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      祖母の葬式

      • やりたいこと、ばかりじゃない

        僕は「〜したい」という思いが強い方です。 はっきり言ってわがままだし、頑固だし(ほんとつい最近気づいたかもしれない)、自分が正しいと心のどこかに思っていて人の話を聞けないです(これもつい最近…)。 久しぶりの自己否定に苛まれてますが、これは成長する機会を与えられているとでは?と頭に思い込ませてる最中です。最中という時点で、葛藤があるのが伺えますね(笑) 仕事って? 社会人何年目でそんなこと言ってるの?という話ですが、自分の独りよがりの癖が出てきて、「やりたいこ

        • フィルムで撮るもの。

          フィルムカメラで僕は何を撮るのだろう。 このところ、ふと考えることがある。 この三ヶ月くらい気合いを入れて撮影していて、怒涛の勢いでフィルムを使った(怒涛といっても月ブローニー五本くらい。これでも倍ペース)。もちろんフィルム写真の魅力はある。その色の出方やハイライトの粘り、中判なので臨場感の出るボケ…。良いところはたくさんだ。それは知ってるつもり。 その一方、弱みもある。 マニュアルフォーカスだけに瞬間を撮りきれない、暗所に弱い、枚数が撮れない、撮れているか分からないの

        ゆたかさのしてん。

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        • 写真のこと
          5本
        • 大事
          1本
        • 写真
          1本
        • 退職日記
          5本

        記事

          退職日記④ 体は正直

          さてさて、フリーランスのライター兼カメラマンを目指したものの、何をどうしたらなれるのだろうかさっぱり分からない。僕に限らず多くの人が夢の叶え方に悩んだりしているのではないだろうか。夢はぼんやりしてるから叶わないんだなぁ。僕も全くそうだった。 先日事業相談に乗っていただいた方がおっしゃってました。「人はそうなることが見えてると頑張れる」と。つまり大きな目標は一足飛びには叶えられないということ。地道な努力、積み重ねあるのみ。今月、今週、今日、今という細切りの計画を実直に行動に移

          退職日記④ 体は正直

          退職日記③ 二転三転

          23時と、5時。 それが僕が動き始める時間だった。 仕事が終わり家族が寝静まった後、そして、家族が起きてくる前の時間。 僕は一生懸命、戦っていた。 いずれも眠い目をこすり、時にはノートにミミズがはっていたこともある。はっきり言って舐めていた。どちらかといえば「できた」ほうだった学生時代のイメージは、日に日に崩れていく。身に染みた。30代での「勉強」がこんなにもつらいものだとは。。。 我、どこへ向かう 今、フォトグラファーとライターとしてフリーでやっていくと決

          退職日記③ 二転三転

          退職日記② 最初の決断

          辞令はいつだって急だ。そんなものだとはわかってはいたが、家購入の一大イベントを前にした藤田家は大きな選択を迫られた。 当時、妻は米子市内の会社に勤務。子供は当時3歳で保育園に通っていた。そして、僕は3週間後には本社勤務につくよう命じられた。決断のタイムリミットは近づいていた。 優先順位 まず、決まっていたことは家族は一緒にいること。子供が小学生以上なら僕の単身赴任も選択肢に入ったが、まだ手がかかる年頃。妻が一人で働きながら子育てするのは負担が大きすぎた。(ただ

          退職日記② 最初の決断

          退職日記① プロローグ

          「何かが動き出すときって、自分の力を超えた何かに動かされてるのよ」 先日、初めてお会いした料理家さんは人生の転機についてそう話してくれた。話を聞きながらこの数年がフラッシュバックし、まさにその通りだと何度も頷いて聞いていた。 四年半前。僕はまるで導かれるように会社の内示を受け、今住んでいる鳥取市にやってきた。それがすべての始まりだった。これはそれから人生について考えた30代男が会社を退職するまでの、話…。 先輩からのメール 一通のメールが届いた。 高校野球の試

          退職日記① プロローグ

          森での撮影。

          久しぶりに森に入り、子供たち(中には大人)を撮影してきました。というのも現在小学2年になる息子は、2年前まで森のようちえんという園舎を持たず一日中森の中で生活する園にいたのです。昔の園スタッフがGWで鳥取に帰ってくるから森で集まろうという話になり、参加してきました。 森のようちえん、ご存知でしょうか? 雨の日も、雪の日も、外で過ごします。子供の自主性(やりたい気持ち、考えてること)を尊重し、大人のスタッフはそっとサポートする園です。鳥取にも数園あり、息子が通った「まるたんぼ

          森での撮影。

          良い服、欲しい!

          だって、欲しいんだもの(笑) 素直に言っちゃいます。 先日、大阪のカメラマンでオシャレ番長の桑原雷太さんに出会えたのだけど、僕のツボをビシバシとついてくるファッションセンス。ツイッターにも書いたけど、パラブーツはもとより、気になっていたけど高くて手が出なかったテアトラのセットアップ、バッハのリュック…。もー、全部かっこいいやないですか(笑) ほんで、思った。 全部欲しいわ、これ(笑) やりたいことのために我慢? なんか服をたくさん持っていることよりも、「自分が着たい

          良い服、欲しい!

          接客力。

          今日は、接客の話。 人って買い物をするとき、どんなことが理由で購入にいたるのか。デザイン、価格、流行、気分…。いろいろあるけど、意外と大きな要因となるのが店員さんの「接客力」だろう。 先日、妻と神戸に買い物に出かけた。鳥取市から高速使って車で2時間半。朝起きて、子供を学校に送り、思い立ったように出発。妻と出かける時はいつもこのフットワークなのだ。 何軒かの洋服屋を周り、結局妻がパンツを2本、僕がパンツを1本買ったのだけど、一日いろいろな店員さんに応対してもらった結果、

          接客力。

          「心」のある世に。

          ツイッターで二度、いわゆるバズったことがある。一つは妻のことについて書いたとき。 あれよあれよとリツイートされ、500以上のいいね!がついた。驚いた。なにせ朝のルーティンで午前6時過ぎに起きて、思いついたことを打っただけだったから。前夜に人生について語り合ったから書いたのだけど。 もう一つは、親を撮影することについて。 こちらは400以上のいいね!。これも驚いた。 それで、この現象から気づいたことがある。それは、みんな家族や大事な人を思う気持ちは変わらない

          「心」のある世に。

          自分が楽しくないとつまらない

          昔の話をしますね。 ちょっと振り返りをしたい時期なので(笑) しばらくお付き合いください。 僕は鳥取県の田舎育ちで、実家は百貨店などのある街ま車で30分はかかる所でした。僕の写真にも登場するのですが、実家は祖父母の代から5000人ほどの町にある酒屋を営んでおります。 そんな小さな町でしたから、いろいろ遊ぶ場所があるわけでもなく。選択肢の基本、外です。 家の中でスーパーファミコン(小学生の時に発売されました。ストⅡとかめっちゃやりましたよね?)とかやることもありましたが、僕

          自分が楽しくないとつまらない

          軸をしっかり。

          軸。 この頃、特に意識する言葉です。軸にもいろいろありますが、スポーツでも、物体でも、思想でも、とにかく軸というものが存在すると思います。そこの大事な部分。根っこの部分。本質。土台。中心。と言ったようなもの。 僕はこれからやっていこうと思うことがあるのですが、よりその軸をしっかり持つことが大事だなぁと思います。それがないと、あっちに行ったり、こっちに行ったりとぶれてきちゃうんですよね。いつも「あれ、自分のやりたかったことはなんだったっけ?」と思い直しています。 写真につ

          軸をしっかり。

          スタイルに合うカメラを。

          ツイッターなどで公表はしていますので「え!今さら」という感じのご報告をnoteで致します。はい、私、デジタルのメイン機をNikonからFUJIFILMのX-T3に移行しました。 今の仕事でカメラを始め、会社の契約の流れからNikonをずっと使って来ました。それこそ運動部でスポーツ取材をしていたころは、D2Hsからスタート。今思えばISO感度1600でよく暗い体育館でハンドボールとか撮ってたな。。。(実はシュートの瞬間は空中で止まってたりするからなんとかいけます) それから

          スタイルに合うカメラを。

          まず、本質を。

          先日、行きつけの美容室で髪を整えてもらったのですが、その美容師さんとはいつも仕事や人生観について深い話をします。いわゆる世間話や「今日何する予定ですか?」的な会話はほぼないです。お互いの考えを共有する感じで、あっという間の1時間半です。 そこで、話題になったことで、気になることを書き綴っておきますね。 感性を磨くこと世は情報の時代。僕もそうですが、手持ち無沙汰なときはいつもスマホの画面を覗き込み、インスタ、Twitter、facebook…などSNSでいろんな情報を目に

          まず、本質を。