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M-1グランプリ2020 僕と私

「僕と私」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

今年もM-1があった。
目に見えて崩れるものが確かに存在した2020年。
M-1は僕と私に何を与えてくれたのか?

結果、最高で素敵でした。
世の事情も相まって、
今まで以上に一つ一つの言葉が言霊になっている熱量を感じた。
さて、そんな中で10組のお笑い芸人はどのような笑いを見せたのか?
僕と私なりに分析し自分を納得させようと思う。
僕と私にはお笑い話せる友達いないので、同士の皆さんお楽しみください。

●結果
点数早見表(青字最低点、赤字最高点)
再右列に僕と私の採点を、、、(リアルタイムで審査員が出す前に打ち込みました)

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・1組目 インディアンズ 625点 予選7位
今年のトップバッターは敗者復活コンビで幕を開けた。
ボケとツッコミの掛け合いが小気味よく、早いBPMで笑いの疾走感があった。
しかし、展開スピード感を優先したためか
観客の思考の休符が無かった。
そのため緩急に欠けるが、技術がそれをあまり感じさせなかった。
4,5分間とは意外と短くないのだ。インディアンズにはもっと強者感、余裕である感じを魅せいてもらいたいと思った。
すごくおもしろかった。
僕と私は90点(まっちゃんと一緒♡)

・2組目 東京ホテイソン 617点 予選10位
ツッコミの印象が強いコンビである。
今回のネタは謎解きや頓智のようなものが軸になっていた。
ボケがお題を出してツッコミが回答する流れだが、ツッコミまでの間が観客に謎解きを考えさせる時間なのか笑いを待つ時間なのかが分かりづらいため、笑う準備ができない状態で観客に笑いどころを与えてしまう。
笑っているのに頭で謎解きを追う姿とツッコミワードの理解が混在してしまった。
おもしろいのにその最大値を見せつけられなかった印象。
僕と私は86点(まっちゃんと2連続一緒♡)

・3組目 ニューヨーク 642点 予選同率5位
お笑い好きの中では昨年のM-1のMVPで注目株でした。
ネタ構成がすごく整っている。改行と段落分け、「」までもが目に見えるとうな構成でした。現代風刺時事ネタを今っぽく皮肉っている。
今っぽくとは嫌味に聞こえるようで聞こえないというような
昨年行っていた笑いながらのツッコミをボケへと昇華させていた。
ネタの内容に対してボケに可愛いらしさ悪気無さが存在し、
それが倫理観を正すツッコミの信頼を揺るがしているのが面白い。
僕と私は92点(まっちゃんと3連続一緒すごい♡)

・4組目 見取り図 648点 予選3位 決勝同率2位
緩急となる点が視覚化されていれ、見やすく面白い。
漫才コントの強みがすごく出ていいた。
説明の必要がない面白さでした。分析せずとも面白い。
今大会でフリオチを効かせることの強さを一番感じるコンビであった。
長髪であることだけで面白い彼らは今後がさらに楽しみになるコンビだ。
僕と私は91点(まっちゃんと4連続一緒でここで松本人志の思考と同じである僕と私は転職しようかと思いまはじめます。勘違いの始まりです。)

・5組目 おいでやすこ 658点 予選1位 決勝同率2位
歌ネタ。人間の根本的な怒りをツッコミとして表現している。
小田和正のくだりは人の共感を無視したツッコミの個人の思想が
強く出ているのになぜか納得共感している自分がいた。
素直な感情表現だけで無意識に笑わされてしまっていた。
振り返ると面白いとは思わないのである。不思議だ。
楽しいという言葉のほうが僕と私には当てはまる。
僕と私は91点(審査員と大きく点数に違いが出ました。現場とテレビの違いなのか、、、今採点したら点数は変わるがそれはフェアではないので、、、)

・6組目 マヂカルラブリー 649点 予選2位 決勝優勝
違うという言葉だけで面白い。
高級店の手順を知らないボケがシェフに挨拶するこという礼儀を
知っているのが面白い。
最後のボケでおそらくワザとスベらせる点(スベらせるというよりも観客の思考を放置したボケフリ)をつくり間を楽しませる技術を感じた。
わびさびでしょうか?
決勝では爆発しましたね。霜降り明星を彷彿とさせるネタというかオーラでした。改めて霜降り明星すごさも感じた。
いろんな要素が重なって面白いは生まれるんだと体感しました。
僕と私は93点(彼らの狙いが上記の分析通りではと思い高得点)

・7組目 オズワルド 642点 予選同率5位
雑魚寿司という失礼ツッコミに対してゴールキーパーボケで
失礼に失礼をぶつけられ図星のツッコミが切れる。
話の進行が、ボケ起点ツッコミ起点と転々するすごさ面白い。
技術がすごいというは呆気に取られました。
こんな文章を書くことや分析が好きな僕と私は大好きなネタでした。
僕と私は92点(マジカルラブリーの爆発と理性的な部分の掛け合わせについでの点数でした。)

・8組目 アキナ 622点 予選同率8位
設定に対しての熱量が弱いと感じた。
第3者を架空で登場させたのであれば
その存在をもう少し具現化させてほしい。
結局1人称2人称で話が完結してしまった。
僕と私は87点(アキナは面白いという思いで見る人は少なくなかっただけにこの点数に)

・9組目 錦鯉 643点 予選4位
ギャグが聞き取りにくく、笑ってよいか笑っていけないのか
分かりづらい部分があった。
分からないというところが面白かったが、
今回は理論武装のコンビが多くいた中で輝いていた。
オードリーのCR春日が頭にあったので
どうしても比較しながら見てしまう自分がいたのが不甲斐ない。
僕と私は88点

・10組目 ウエストランド 622点 予選8位
何の漫才なのか軸がなかった。
世に対する不満をツッコミとして使うのであれば
設定をしっかり設けないとどこに対する怒りなのかが分からない。
それでも面白いのは井口の背景や漫才のスキルから来るものだろう。
僕と私は90点(三四郎のANNリスナーということもあり、点数高めかもしれません。)

・審査委員
彼らも大変なのは分かるが
採点の幅をしっかり持たせないといけない。
7点は採点の幅を作るとか、同点数は2組までとか、、、
僕と私は人のことは言えませんが、、、
審査員はプロなので、、、
上記の条件を開催時に提示するなどすべきだろう。

■まとめ
今年も面白かった!
彼らが放つ言葉は力を感じるし、芸人かっこいいと再認識させられた。
M-1好きだな。

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