vol. 5 2020/11/1 配信号

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「ぼくゼロ」 メールマガジン
vol. 5 2020年11月1日配信
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「ぼくゼロ」のメルマガをお読みいただきありがとうございます。

7月から東京を皮切りに続いていた劇場での上映。
年末の川崎を残して、ほぼ終了しました。
次のステージに向かって着々と準備中です。

今回も情報満載にて、メルマガ第5号をお届けしますので
最後までお読み下さいませ。

*主人公よりメッセージ
*監督よりメッセージ
*みなさまからのご感想
*謎のスタッフ「かな」によるLGBTQの最新動向(かな?)
*主人公の母が伝える自分らしく生きるヒント
*今月の映画最新情報

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<ぼくゼロ主人公よりメッセージ>

ようやく夏の暑さも遠ざかり過ごしやすい気候となってきました。
秋といえば色々ありますが、やはり私は食欲の秋と芸術の秋を推します。
食の面ではご近所のお店を開拓してみたり、新しいレシピを作って料理をしてみたり、
学生の頃と変わりません。
芸術面では人生初のネイルサロンに行ってきました。
私にとってネイルやタトゥーは、ファッションというよりも芸術的なものだという認
識があります。
学生時代もマニキュアを塗ったりすることはありましたが、2000年代からの流行りの
ジェルネイルというものをお手頃価格で。
今までネイルをしている人を見るとオシャレだなあ素敵だなあという感想しかありま
せんでしたが、実際に自分がしてみると見る目が変わりました。
日常生活での不便さ……。
玉ねぎは剥きにくいし缶ジュースも開けにくい、食品用ラップは爪に貼りつくし……。
この不便さを乗り越え美しいネイルを保っているのだと尊敬しました。
芸術作品は完成品だけを見ても美しいけれど、その裏には様々なストーリーがあるん
だなあと改めて感じました。
短い秋ではありますが他の芸術も探しつつ日々過ごしたいと思います。
どうぞ皆様も、何か素敵な秋の出会いがありましたらTwitter等で教えてくださいね。
それではまた。

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<監督よりメッセージ>

旧題「空と、木の実と。」が完成したとき、上映の設計図を作りました。
一番大きく描いたのは、自主上映を広げることでした。

私はそれまでテレビ番組のディレクターをしていたので、
昨年4月に最初の自主上映会を開いたとき、観てくれる人たちが目の前にいて、
直接お話できることにとても感動していました。
観客の方たちと触れ合いながら、映画と一緒に自分の思いを届けられること。
これが私の目指すことなのだなと思いました。

それから30回ほど自主上映をしていただきましたが、
集客にとても苦労なさっている主催者さんたちがいらっしゃって、
とても申し訳なく思いました。
映画の知名度がないからかな、と。

マスメディアに映画を取り上げてもらいたい。
でもメディアは、劇場公開をしないと興味を持ってくれません。
そこでまずは劇場で公開することをターゲットにしました。
願い叶ってご縁がつながって、全国ロードショーが実現しました。

たくさんの新聞/雑誌/ラジオ/ウェブメディアが取り上げてくださいました。
同時に、主人公のお母様を広報組長に、
謎のかなさんを営業隊長に任命してSNS拡散大作戦をはじめました。
映画の知名度も少しずつ上がってきました。

さて、これから第2フェーズに移ります。
最初に描いた設計図どおり、自主上映を広げていきたいと思っています。
そのうち核となるのは、学校、自治体、企業の3つ。
この3つが変わると、日本社会が変わると思うからです。
「一人一人の個性や、自己肯定感を、大切にできる社会」に向かって。

その中でも…。
もしかしたらとても辛い思いをしている子供たちがいるかもしれない、
そんな子供たちが安心して学校に行けたら。
子供たちの間で「ひとりひとり違う」ことが当たり前になれば、
20年後の日本はがらっと変わる。
そんなことを夢見ながら、中学校と高校では無償で上映してもらうことにしています。

さあ、ここからがいよいよ映画の本当の出番です。
「私の住む街で上映したい、この企業の人事部に知り合いがいる、出身大学が興味を
もつかもしれない…」などございましたら、ぜひお知らせください。
ご一緒に、居心地の良い社会を作っていければうれしいです!

< by 常井美幸>

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<LGBTQの最新動向かな?>
*謎のスタッフ「かな」によるLGBTQの最新動向(かな?)

足立区が滅びる件のその後― ― ― ―
■ ハフポスト日本版/ 「足立区滅びる」発言に「滅びないから安心して」。
LGBTQ当事者たちが #私たちはここにいる で思いを投稿
https://www.huffingtonpost.jp/entry/we-are-here_jp_5f7d1e37c5b61229a0590470

■ハフポスト日本版/同性愛に寛容な姿勢を示してきたフランシスコ教皇が、同性カッ
プルの法的権利を支持。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/pope-francis-civil-union_jp_5f90eb6bc5b6
6d4a0dbbf1cc?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

『かな視点』
Twitterで #私たちはここにいる で検索すると数えきれない程の投稿が確認できます。
若い方を中心に、当事者が主体的に発信していること、また、それを支持する人が増
えていることに時代の変化を感じます。
世界的に修正されつつある同性カップルに対する意識・制度・法律。
日本が世界に追いつくのにはまだまだ時間がかかりそうです。
数十年後には国内でも修正が進むでしょうが、今、苦しんでいる方々がどうか救われ
ますように。

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<主人公の母が伝える自分らしく生きるヒント>

2020年も残り2ヶ月。
今年は、想定外なことががたくさん起こりました。
もう最悪、うまくいかない、ダメかも〜〜と思えるような事も度々起こりますよね。
でもそれは、そのように想像してしまっているだけなんです。
こうなってしまうのではないか?と自分で、敵を作り、責められるシーンやセリフまで
も作ってしまう。

それを想像している「今、ここ」では、実は何も起こっていません。
そのような思考に捉われてしまったら、どうしたら回避できるか?
どのように行動したらいいのか?と作戦を立てましょう。

主人公が中学2年の時、女子生徒から男子生徒に扱いを変更して欲しいと学校にお願い
に行きました。
その時、私も主人公も、ダメかもしれない、無理かもしれないとは全く考えていませ
んでした。
自分らしく生きることを否定されることは、あり得ないと考えていたのです。
学校側の立場を考えると、このような心配事があり、このような質問があるだろう。
考えられることを想像して、その答えを用意しました。
話し合いでは、想定通りの質問があり、親子ですり合わせしておいた答えを伝えまし
た。
そして、学校側は主人公の希望をかなえてくださいました。

まだ起こっていない出来事を想像して縮こまるのはやめましょう。
まだ起こっていない未来事を想像するのなら、好ましい未来を想像して、ニヤニヤ暮
らしましょう。

あなたの毎日が、あなたらしくありますように。

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劇中でも使っていて、好評を得ている「このみ」さんの詩。
毎回1つずつ紹介しています。

***

空気は読んでます。

その上で自由にしているだけ。

心に空気清浄機持っていれば

どこにいてもへっちゃらです。

****

「空気を読む」ことがこんなに重要視されるようになったのはいつごろからなのでしょ
う。
空気は吸いたいけど、読むのは苦手だなあといつも感じていたら。
この詩を読んで気持ちがとても楽になりましょう。
そう、心に空気清浄機を持てばいいんですね!
周りに不快な思いはさせたくないけど、空気を読みすぎて縮こまっていたら
自分を好きになれません。

空気は、読むより、むしろ動かしたいです!

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<映画の最新情報>
『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき〜空と木の実の9年間〜』

<劇場公開>

!メルマガ会員先行解禁!
■川崎市アートセンター
12/19(土)      19:55の回
12/22(火)~12/26(土) 19:55の回
※12/22,23の上映後、監督常井美幸の舞台挨拶あり
HP: https://kac-cinema.jp/theater/
(まだ掲載はされていません )

<11月の自主上映情報>

京都/向島秀蓮小中学校
京都/同志社中高校
愛知/日本福祉大学
京都/大谷大学文学
全国/鹿島学園高等学校通信制

<映画祭情報>

ブエノスアイレス国際ドキュメンタリー映画祭コンペ部門オフィシャルセレクション
FIDBA, International Documentary Film Festival, Buenos Aires, Argentina

ロサンゼルス日本映画祭「人権賞」受賞! 
Japan Film Festival Los Angeles

ジャパンコネクツ・ハリウッド長編部門オフィシャルセレクション
Japan Connects Hollywood

ウィーン・ジャパヌエル映画祭オフィシャルセレクション 
Japannual- Japanische Filmtage in Wien

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【劇場用パンフレットオンライン販売中】
『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき~空と木の実の9年間~』
劇場用パンフレット販売開始しました オンラインで購入可能です。
24ページのボリュームたっぷりのパンフレットです。

ぼくゼロフリークになれる!ここだけの話しが読める内容です。

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YouTube 続々アップ中!「ぼくゼロチャンネル」
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劇場でのQ&Aトークの様子、
毎回カナさんが撮影してくれている上映後の一言コメント集「アフタートーク」、
カナさんが毎夜ゆるーく放送しているツイキャス集「ぼくゼロスタッフの間」など、
コンテンツ続々増えています。

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。
ご感想、ご質問などございましたら、よろしくお願いいたします。
また、次号をどうぞお楽しみに!

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メルマガ1号アーカイブ(note)
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メルマガ4号アーカイブ(note)
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