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【MTG Arenaドラフト】データで見る!高勝率プレーヤーのピック傾向の違い

こんにちは。IQ5万越えのド・ド・ド・ドミ・ドミ・ドミ・ド・ド・ドミと申します😀

ドラフトのピックはとても難しいですよね。本日は、より質の高いピックを目指すドラフターの皆様のために、めちゃくちゃ頑張って分析を行いました。

絶対読んでくれよな😉


検証の目的

ドラフトで高い勝率を得るためには、質の良いピックをすることと、ゲームでミスをしないことが重要だ。
本検証では、プレーヤーを勝率によってグループ分けしてピック傾向の違いを分析し、質の良いピックとはどのようなものなのかを考える。

使用するデータについて

  • 17Landsの「Card Performance」にて兄弟戦争のコモンカードを対象として、ATA(平均して何巡目にピックされたか)の値を使用する。

  • プレーヤーの分類には、17Landsが定義するTop、Middle、Bottomの3つの勝率グループを使用する。

プレーヤーごとのピック優先度の比較

「兄弟戦争」のコモンを高勝率プレーヤーのピック優先順位で並び替えを行った。さらに、各カードにおいて低勝率プレーヤーと一般プレーヤーのピック優先順位との差をグラフに表現した。

プレーヤー別のピック優先度比較(コモンのみ)

明らかに強い(または弱い)カードの認識は全プレーヤー共通

  • 高勝率プレーヤーのピック優先度が高いカードと低いカードの範囲では、各プレーヤー間の差が小さい。

  • ピック優先度が真ん中くらいのカードの範囲において、プレーヤー間のばらつきが大きい。

⇒ めっちゃ強いカードとめっちゃ弱いカードの理解は同じだが、そこそこのカードの理解にズレがある。
ピック支援ツールや17Landsなどで予習を行った結果なのではないかと思われる。


共通の低勝率思考パターンが存在!?

・低勝率プレーヤーと一般プレーヤーの優先度のずれ方の傾向が似ている。

低勝率プレーヤーや一般プレーヤーには共通の思考パターンがあり、その程度の差が勝率に影響している。

次節では、一般プレーヤーの思考がどういったものなのか、優先度のズレが大きいカードをピックアップして考える。


一般プレーヤーが優先しがちなカード

一般プレーヤーと高勝率プレーヤーの間で優先順位のズレが大きいカードのうち、一般プレーヤーが優先しがちなものをピックアップした。

一般プレーヤーが高勝率プレーヤーより特に優先しているカード

コストに対してパワータフネスが低いほぼバニラ

「空挺司令官」「鉱山の作業員」「溜め込むイトグモ」「岩石回収機」は、ほぼバニラクリーチャーであるため、アタッカーとしての役割を期待したいが、コストに対するパワータフネスが低く有利な交換が難しい。

「溜め込むイトグモ」は一見防御面で優れているように見えるが、最大でも接死を利用した1対1交換が限界だ。また、アタッカーとしてはコスト4で2点のクロックは物足りない。


条件付きの除去

「手厳しい反撃」はアタックしてこないシステムクリーチャーを除去することができない。そして除去したいのは往々にしてそういうクリーチャーだ。
コンバットトリックとして活用するのであれば、1マナやキャントリップ付きのコンバットトリックを先に検討すべきだ。

兄弟戦争ではアーティファクトクリーチャーが多く、「撃ち落とし」はほぼ確定除去として機能するように思われる。また追放除去であるため、蘇生を使わせないという点も良い。
しかし、コスト4のソーサリーという使い勝手の悪さは考慮にいるべきだ。基本的に、これを使ったターンは何もできない。また、カード交換も1対1が限界だ。


ほぼバニラの1マナクリーチャー

ほぼバニラと有能な1マナクリーチャー達

「コーリスの生存者」は序盤から攻撃を仕掛けていくのに良いクリーチャーであるように見える。しかし、先制攻撃がついているとはいえ所詮は1/1なのでゲーム後半にはほぼ無力となる。
1マナクリーチャーは基本的にアタッカー、ブロッカーとしてゲーム後半に機能しなくなることが多いため、下記の条件が無い限りは優先度を落とした方が良いのかもしれない。

  • 序盤に攻撃を通すことに意味がある(毒など)

  • ゲーム後半にも攻撃を通す回避能力がある(飛行など)

  • ゲーム後半にも役立つ能力をもっている(起動型能力でドローなど)


高勝率プレーヤーが優先しがちなカード

一般プレーヤーと高勝率プレーヤーの間で優先順位のズレが大きいカードのうち、高勝率プレーヤーが優先しがちなものをピックアップした。

高勝率プレーヤーが一般プレーヤーより特に優先しているカード


手札を減らさずに行動できるカード

「ファラジの考古学者」「抵抗の時」「貪欲な巨大モグラ」は手札を消費することなく、行動を起こすことができる。
特に手札を補充しながらクリーチャーを出す行動は、相手より1枚分カードを得したことになるため非常に強力。

手札を循環させるカード

リミテッドのデッキはカードパワーが低いため、いかに有効牌を引き込むかが重要となる。「苦々しい再会」は、手札の循環に加えて速攻の付与を行えるため、積極的に攻撃を仕掛けるデッキと噛み合っている。

軽いインスタント

カードの有利な交換を狙うには、相手を出し抜く必要があり、インスタントをうまく活用することが重要だ。しかし、クリーチャーを展開しつつインスタントを構えるにはどうしても土地が不足してしまうため、軽くて優秀なインスタントの出番となる。

「ロランの脱出」は相手の複数ブロックに対して使い、1対多交換を狙うことができる。
「軍事規律」は、先制攻撃で相手を一方的に除去した上で、オーラとして戦場に残るため、実質的にカードの損失無しで除去していることになる。


まとめ

一般プレーヤーがより質の良いピックを行うために考慮することとして下記が挙げられる。

優先度を上げるべき

  • 手札を減らさずに行動するカード

  • 手札を循環させるカード

  • 1マナのインスタント

優先度を下げるべき

  • コストに対してパワータフネスが引くほぼバニラ

  • 条件付きの除去

  • ほぼバニラの1マナクリーチャー


以上。

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