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兄弟戦争クイックドラフトに向けた環境の分析

こんにちは。なんだか今回はクイックドラフトの開始が早いですね。

今回も頑張ってデータを集計してみたので、是非読んでみてください😃

「クイックドラフトよりゴールデンパックだろが😡」と思ってる方はまず、こちらの記事を読んでみてください😁


分析の目的

「兄弟戦争」のクイックドラフトにおけるピック方針を決めるために、現状のプレミアムドラフト環境の分析を行う。

使用するデータ

今回は11/15~11/25のデータを使用する。

・Format Color Ratings : 各アーキの使用数・勝率
・Card Ratings : カードごとの評価値
・Recent Trophy Decks : 7勝デッキの情報*
 
*17Landsでは直近データしか見られないので、独自に環境初期から収集したデータを使用する。

[調査1]デッキカラーごとの強さ

デッキカラーごとの勝率

表1.デッキカラーと勝率(ゲーム数10,000以上)
  • 白赤が少し良い勝率を出している。

  • 全ての赤関連のデッキが、全体勝率を上回っている。

  • 青緑だけ少し勝率が低い。

  • 2色デッキが多く、タッチや3色以上のデッキは少ない。


7勝デッキの分布

図1.7勝デッキのデッキカラー(プラチナ帯以上、デッキ総数3,391)
  • 勝率とは傾向が異なり、黒赤が最も多い。(黒赤はゲーム数が最も多いことが影響していそう。)

  • 勝率と同様、2色デッキばかりである。

  • 上位5デッキのうち、4デッキが赤関連のデッキである。


[調査2]各デッキカラーのザックリ特徴

低コストクリーチャー型(黒赤、赤緑、青赤)

  • 1~3コストのクリーチャーを中心として、積極的に攻撃を仕掛ける。

  • 「ゴブリンの爆風走り」「屑鉄造りの雑種犬」などの低コストクリーチャーの採用が目立つ。

  • 赤緑では「アルゴスの日和見主義者」で高コストのアーティファクトにつなげる動きもある。

  • 青赤は、オーラやインスタントの採用数が多く、「第三の道の偶像破壊者」を主軸としたデッキとなっている。


低~中コストクリーチャー型(白赤、白青、白緑、青黒)

  • 1~3マナの低コストに加え、4・5コストのクリーチャーもそれぞれ1~2枚程度採用している。

  • 積極的に攻撃を仕掛けつつ、膠着後も飛行を駆使して攻め切ることができる。

  • 4・5コストのクリーチャーは「屑鉄造りの軍勢」「飛空士の騎兵部隊」がよく採用されている。

  • 赤白では、アンコモンの「ファラジの先兵」がよく採用されている。

  • 白青では、兵士クリーチャーによせて「ヨーティアの戦術家」がよく採用されている。


高コストクリーチャー採用型(黒緑、白黒)

  • 低コストクリーチャーを減らしつつ、4・5・6・7コストのクリーチャーを多めに採用している。

  • 序盤はマナ加速や切削で下準備を整え、後半の大型クリーチャーにつなげる。

  • 「空漁師の蜘蛛」は除去、到達、ライフゲインができて非常に優秀。

  • 土地が思うように集まらない場合は、試作を活用して時間を稼ぐことができる。


今回の環境では、「低コストクリーチャー型」や「低~中コストクリーチャー型」が良い成績を出しているため、これらのデッキタイプを目指していくのがよさそう。


[調査3]色別の強さ(コモン/アンコモン)

強コモン/強アンコモンの色別分布

全体勝率55.6%を超えるGIHWRをもつカードを集計した。

表2.全体勝率を超えるGIHWRを持つコモン/アンコモン
  • 極端に弱いカラーは無いように見える

  • 青は強アンコモンの枚数が少なく、ややパワー不足と言える。

強コモンベスト16

  • 白と赤が上位を多く占めている。

  • 青がほとんどない。

  • 飛行が3枚、軽めの除去札が4枚、 コンバットトリックが3枚と積極的に攻撃を仕掛けていくためのカードが多い。


[調査4]色別の強さ(ボムレア)

GIH WR偏差値64以上かつALSA2以下(即ピック)のカードをボムレアと定義して一覧化した。(コモン・アンコモンも混ざる可能性があります。)

  • 各色まんべんなくあるという感じ

  • 早いデッキで活躍を見込めるのが「包囲の古参兵」「猿人の似姿」「天空射の士官」など。

  • 「ファイレクシアへの門」「街並みの地ならし屋」「ティタニアの命令」などは唱えたら勝ちレベルの強力な効果なので、専用の構築を組みたい。


[調査5]デッキの再現性

クイックドラフトでは、AIがレアリティの高いカードを集中的にピックしてしまうため、なるべくレア依存しないアーキを選択したい。
そこで、アーキ別にレアカードへの依存度を確認したい。


表3.デッキカラーとレアリティ別の採用枚数平均値

7勝を達成したデッキから、各レアリティのカードを平均何枚収録しているかを集計し、コモンが多い順にソートした。

  • 他のセットに比べて、コモンやアンコモンの要求枚数にそれほど大きな差が無い。

  • その中で、黒赤が最もコモン枚数の多い構成になっている。

  • 青赤はアンコモンの要求枚数が最も多い。これは、「第三の道の偶像破壊者」に依存しているためだ。

ピック方針

これまでの調査結果を踏まえて、ピック方針を下記とするのがよいと考える。

  • 2色の構築とし、タッチや3色以上にはしない。

  • 「赤>白>黒=緑>青」の優先度でピックする。

  • 1~4コスト中心のデッキとし、積極的に攻撃をしかけるデッキを目指す。

  • 低コストの除去やコンバットトリックは優先的にピックする。

  • いくつかのボムレアが取れた場合は専用構築を目指す。

以上。

スキちょーだい😉

スキ・・・ちょーだい😉😉

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