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ニート精神障害者が持つべき人生の目標だとか

ここ数週間でかなり環境を変えたことにより、躁転しているのか、それとも調子がいいだけなのかさっぱり分からなくなってしまった。
今までは躁が終わると鬱状態になり、精力的な活動ができず、希死念慮を寝てやり過ごす日々だった。
しんどくはあるがパターン化されていたことにより、「ああ、今はこういう時期なのだな」と諦めることができていた。

しかし、『ニート』『精神障害者』という基盤は変わっていないので、何が変わったかといわれると説明が難しい。
ただ自分の中では確実に、はっきりとあらゆる面において変化を感じている。

まず一つ目、『服装』に変化が訪れた。
28歳を迎え、押しも押されもせぬアラサーになったこともあったが、自分の中で「そろそろ個性的な服装やめてみるか」という決意が生まれた。
それまでは父に服装について文句を言われても嫌だなあとしか思わなかったので、これはもうめちゃくちゃすごい変化である。
カラフルな服や若々しい服をやめ、モノトーンな服を好むようになり、足を出さず、黒髪で、いわゆる無難な装いをしようと決めた。
しかし、まったくそのような服や小物を持っていなかったため、一着セットアップを、そしてややお高めのカバンを購入し、一つ目の変化の移行を終えたのであった。

二つ目は『趣味』である。
今までは資格勉強をして日中過ごしていたが、ここでふと疑問がわいた。
そもそも資格勉強を始めるきっかけとなったのが、母にFP取得を進められたからだ。

そして無事2級まで取得を終えたのだが、それからも私は様々な資格勉強をしていた。
しかし、bonはここで気づく。

「これ、何のためにやっているんだっけ……。」

もちろん、様々なテキストや勉強道具をプレゼントしていただいている以上
辞める理由はないのだが、もっと根本的な点において何かが欠けているような気がしてならなかった。
うんうん考えてみた結果、私が資格勉強を惰性で続けていたのは「周囲から見ると何もしていないよりマシに見える」からだということが発覚した。
ここで問題なのが、ニートや引きこもりに資格勉強をおススメする人が多いのは「趣味を持て」ということではなく、「自立するためのスキルアップ」のためであって、私の勉強スタイルは全く当てはまらなかったということ。
今後も続けていくつもりではあるが、ちょっと勉強から遠ざかってみようと思い立った。

そして新たに趣味となりえたのが『絵』『ゲーム配信』だ。
絵に関しては幼少の頃からずっと描いていたものの、よりうまくなろうと練習したことはなく、雑魚の戯れみたいなものしか描けない。
だが、暇つぶしの趣味としては機能してくれる。
ゲーム配信は新たなチャレンジとなるが、躁転のどうしようもない感情を配信環境構築にぶつけることができたのでかなり助かった。
どちらも気づけば夜になっているくらい熱中できているので、しばらくはこれらの趣味をお供にしようと思う。

後、絵に関してはLINEスタンプなどでちょっとだけお金が発生するので、資格勉強より現時点ではプラスになる。
時間だけはあるので、質を上げながらコンスタントに作品を投稿していきたい。

三つ目は『自室』である。
私は片付けの仕方が2年前まで分かっていなかったのと、夜になれば遊びに行ってしまう性分であったため、部屋は寝に帰るだけの場所と化し、正直かなり終わっていた。
そんな終わった毎日を過ごしていたある日のこと、

「家にいる時間が多いのだから、自室の環境を最高にすれば毎日がハッピーなのでは?」

と気づく。
躁転とワルツを踊りながら、私は気合で模様替えをし、快適な空間を作るために必要なモノを買い集め(これは散財といいます)、気づけばそれなりに人が過ごしやすそうな環境を構築することに成功した。
自室が快適という感覚は正直初体験だったので、これは精神的にも安定するなあと思っている。しかも怖いことに実際に安定し始めている。

ただ、鬱は掃除しろ!みたいな言説は得意ではなくて、余裕のある時に掃除をして清潔にしようね、位の言い方が良いよね。

四つ目は『生活スタイル』だ。
数か月前までは飲み歩きまくり、酒に溺れ、二日酔いに襲われる日々を過ごしていた。
ある日「お酒飲みに行くのやめよう」と思い、数日前から「お酒も家で毎日飲むのはちょっとやめてみよう」と思うようになった。
出歩く頻度が減るということはすなわち、家にいる時間が増えるということ。
上記の自室環境変身大作戦が成功したことも相まって、毎日快適かつハッピーな日々を送ることができている。
また、彼氏の仕事が始まったこともあり、平日はほぼ家で趣味や家事をこなし、父や猫と団欒を過ごし、寝るという、かなりご安全な日々を過ごせている。
遊ぶ人間も限定し、数少ない友人や家族、彼氏と一緒に過ごすようにしていたら、赤の他人から発せられる嫌な言葉に出くわすことが減った。
無害な人たちと、無害な生活を送るのがこんなに楽しいなんて……。

五つ目は『症状』だ。
数か月前まで文字が読めず、目の眩しさやかすみにも悩まされ、しんどすぎて20時とかに布団入ってた。
今思えばやばすぎる。
先日の診察でそれらの症状を打ち明けたところ、薬を早急に変えていただき、なんとすべて治ってしまったのだ。(シャンビリはやばすぎた)
そりゃ精神も上向きになりますよって話。

最後は『執着』だ。
今まで執着の矛先は己の顔面であった。
自撮りを研究し、メイクを研究し、時にはセクシーな装いをして、自分の良さを最大限表すことができる方法を模索していた。
毎日自撮りもしていた。自分の顔のことを考えて落ち込むことばかりだった。
しかし、今執着しているのは絵を描くこと。
絵が上手になりたいと落ち込むことはあるにしても、顔面に比べて健全な落ち込み方ができるのが、個人的にとてもうれしい。

顔面は正直整形しない限り停滞、それどころか老けていくのでどんどん下降していく。
しかし、イラストは技術やスキルの問題なので、頑張れば頑張るほどそれなりに結果が出る。
自分にとって健全な趣味を持つということの大切さを痛感した。


メモ代わりに何が変化していたのか列挙していたが、結構あるなあと驚いている。
これらがここ数週間で全部発生したことで、人格が完全にお引越しし、自分でも「誰だ?」となることが多い。
躁転が終わっているのかさえ分からない。調子が安定しているだけならいいのだが……。
絵柄まで変わったのはびっくりした。
前の自分と同じところ、体しかないかもしれない。
新しい自分、そして新しい環境に慣れるまで時間はかかると思うが、前の自分より生きやすくなったのは言うまでもない。
離脱症状が落ち着くまで、のんびり過ごそうと思う。

次回『人生の目標を立ててみる』


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