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9/13のできごと(靴を脱ぐときと脱がないとき)

土日の朝は「体が痛い」「トイレに行きたい」の両方をねじ伏せて眠り続け、家族のなかで最後に寝床を出るようにしている。 「噴水の公園行こうか」と、どこからともなく聞こえてきたので、これは準備せねばならないなと悟り起きた。 娘は朝食にバナナを食べ、大人は昨晩のカレーを食べた。結局は娘に1/3ほどカレーを食べられてしまったが、朝からカレーを食べるというのは随分健康なことだと思う。 何よりも先に濡れっぱなしの水着を洗ったが、突然涼しくなり乾く気配がなかったので、まあいいだろうとい

    • 4/16に思ったこと(人と違う)

      娘には、人と違うことがある。 左手を使うのがうまい。おそらく左利きになるだろう。 卵アレルギーがある。いつか全卵を食べられる日がくるだろう。 皮膚が弱い。食べ物ですぐにかぶれてしまう。ちゃんと拭こう。 寒いと蕁麻疹が出て全身が腫れる。たぶん治ると思う。 人と違うことは、大局から見てみれば、小さな世界の中でのできごとだ。 同じ境遇の人はたくさんいる。マジョリティではないというだけだ。 それが覆る日がこないとは誰にも言い切れない。 世の中はマジョリティとマイノリテ

      • 1/20に思ったこと(寄せては返す悲しみ)

        あのご家族のSNSをその後もずっと追っている。 ストーカーみたいで気持ち悪いが 守護天使にでもなれたらいいのにと 軽率にそう思いながらただ見守っている。 悲しみは後から押し寄せるようだ。 というよりも、悲しみはそう簡単には去っていかない。 生活のあらゆるものに悲しみは連結する。 その度に泣いたり、怒ったり、何も考えられなくなるようだ。 そんな大きな悲しみにまだ出会ったことがない。 けれどそれは近づいてきていて、 私は自分の立たされている位置を思い出すたびに

        • 1/4のできごと(こどもが死なない世界)

          Instagramでいつも見ていたご家族のお子さんが亡くなった。 正月からそのことで頭がいっぱいだ。 当たり前の幸せが何かというのがよく分かる出来事だった。 そのご家族の中ではこの出来事はずっと続いて あのかわいい子がもう居ないけどそこに居た生活が始まる。 他の妹弟達はどんどんあの子よりも大きくなっていく。 こどもが死なない世界にいきたい。

        9/13のできごと(靴を脱ぐときと脱がないとき)

          7/30に思ったこと(悪いクセ)

          このところ悩ましいことがある。 身近な環境で「どや顔」「どや声」に晒されて 精神がすり減ってきているのだ。家族ではない。 だいたい人の悪いところが目につくとき きっと自分も同じところがあるから気付くんだと思うようにしているが 話す言葉のすべてをどやってこられると そうか自分はこんなにも人に迷惑を振りまいているのか と、なかなかに磨耗してしまう。 それだけでなく 話のすべてを自分のエピソードで締めくくり 話のすべてに見えない順位をつけて自分が1番になるよう終わらせる。 そ

          7/30に思ったこと(悪いクセ)

          7/29に思ったこと(キンモクセイ)

          夜の首都高から見えるマンションの上層階。 電気が点いていたり、人が見えたりすると 瞬間的にその人はなぜそこに住んでいるのか想像するのが好きだ。 都会のど真ん中だったり 観光地に近い場所や、家賃の高そうな地域だと ことさら興奮する。 そういうところに住んでいて、毎晩帰宅するとどんな気分だろう。 どれぐらい広いのか、狭いのか。 あちら側からはどんな景色が見えるんだろう。 なんてことないただの妄想なのだけれど 自分は一度死んで来世に期待するしかない、というシチュエーションに

          7/29に思ったこと(キンモクセイ)

          よく言うのだが、深夜の高速道路が好きだ。

          よく言うのだが、深夜の高速道路が好きだ。

          David Wenhamを好きだったことを思い出した。しかも素晴らしいブロンドミドルになったいた。 (Iron FistとLionに出ている。なんとVan Helsingのことすら忘れていた) いつものタイ料理屋のカレー炒めを食べてゲロを吐いた。

          David Wenhamを好きだったことを思い出した。しかも素晴らしいブロンドミドルになったいた。 (Iron FistとLionに出ている。なんとVan Helsingのことすら忘れていた) いつものタイ料理屋のカレー炒めを食べてゲロを吐いた。

          7/15のできごと(愛されがちな人)

          三連休の最終日、夫は仕事だったので、娘と2人で過ごした。 朝食に2人してドーナツをそれぞれ好きなように食べた。 私は3つに切って紙に包んで食べた。手を汚したくなかったから。 娘は4つに切ったドーナツのいちごチョコのコーティングだけを 丁寧に食べた。手は汚れていた。 近所のイオンモールは開店が10時だから時間をかなり持て余し、 娘は初めて買ったシルバニアファミリーのファーストキットで少し遊び、 私はちょっかいを出されながら家事を済ませた。 特に外でやることもないのだが シ

          7/15のできごと(愛されがちな人)

          7/10に思ったこと(循環しない死んだ水)

          この間ふと、英語で言う「バカ」の代表的な表現が 一体いくつあるのか気になった。 わかる範囲の単語を頭に羅列して調べたら ドンピシャで正解だったので、なんとなく嬉しかった。 後日、英語のセリフのなかに男性器の俗称があり それがなぜそうなのか、夫に軽い気持ちで解説したら (大変おおげさだが)ずいぶん関心されて気分がよかった。 私のくだらない英語力はこういうところで発揮される。 しかし、本当にくだらなくて、生きていない。 循環せず死んだ水というのがあるが、それと同じだ。 ここ

          7/10に思ったこと(循環しない死んだ水)

          7/7のできごと(同人イベント)

          先日、生まれて始めて同人イベントに行ってきた。 以前から友だちと話してはいたのだが (この友だちは最近同人活動が活発で詳しい) いよいよ私が堪らなくなり、よし行こうとなった。 職場の先輩のアドバイスもあり 会場の2時間半前には待ち合わせて並ぶことにした。 結果的に、「固定解散」とかいうシステムで 自分の居場所に傘を置かせてもらい、スタバに逃げ込む。 なにしろ雨のなか、屋根のないギリギリの位置だったから。 スタバで1時間半ほど、久々に友だちとサシでおしゃべりした。 私は

          7/7のできごと(同人イベント)

          7/2のできごと(100円に抱く夢)

          100円ショップがけっこう好きだ。 (100円SHOPと書いた方がいいだろうか) できれば一人でじっくり心ゆくまで店内をまわり 吟味し尽くした買い物をしたい。 現実はそうはいかない。 誰にも縛られたくない2歳児と 余計なものを見たくない38歳児がいるので 2人ともそんなこと思いもよらないだろうが 私は我慢しているつもりでいる。 仕事帰りに絶対牛乳を買わねばならず 同じ建物内にある100円ショップへ衝動的に立ち寄った。 いつ何どきも、100円ショップを思い描くと 何か買わ

          7/2のできごと(100円に抱く夢)

          7/3に思ったこと(「動力」)

          職場に立てかけられた長い棒の端に「動力」と書いてあった。 誰かが忘れないように書いておいたのだろうか。 自発的に動く棒には見えなかったが そこに「動力」が必要だというメモなのか。 いずれにせよ、もう半年も同じ場所から動いていない棒なので 動力とは無縁の存在であるのは間違いない。 でもこの半年で初めて存在を意識した。その点はよかった。 いままで2週間半ぐらいかけて完成させていた仕事を 1週間と1日で仕上げなければならない流れに乗せられている。 今のところ滞りはないけど、

          7/3に思ったこと(「動力」)

          6/27に思ったこと(自給自足の生活)

          私がたまにいう「二次創作」というのは ある特定の形式のものを指していたのだけれど、 ちょうどその供給待ちなので、普段は見ない形式を偵察してきた。 予想以上にそちらの世界は広く(メインストリームだから当然) 大海原に出た気分になり、残りの体力も顧みず いまはしゃぎ回っているところだ。 こういうことをマジメぶって話すのは興醒めかと思うけれど、 心や体の性別の隔てなくして紡がれる、愛の描写が好きだ。 別にそこにセックスがあってもなくてもいい。 お互いを慈しむ感じに腹の奥が熱くな

          6/27に思ったこと(自給自足の生活)

          6/26に思ったこと(構えない夜の電話)

          ここ数日、我が子は寝る前に電話ごっこをする。 大人のベッドの隣に赤ちゃん用の仕切りでスペースを作った。 そこが彼女と私の寝床だ。 (大人のベッドはなんか臭くていまは遠慮している) その仕切りにはおもちゃが埋め込まれていて 赤い受話器がちょうど枕元にあるものだから 必然的にそれで電話を始めるという構図になる。 「もしもし?●●ちゃんです。よろしくお願いします」 「かわいい●●ちゃんです。はい、はい」 「いま忙しいからね、ちょとそこで待っててね」 誰と話しているのかは分か

          6/26に思ったこと(構えない夜の電話)

          6/26に思ったこと(丸の書き方)

          小学生の頃から数えて9年ほど英語を習っていた。 先生は生きていたら95歳を超えているおじいさん。 祖父が絵画の学校に通っていた頃の同級生で その後、有名な大学の学長もやっていたそうだ。 巡り巡って、祖父母の家で英語を習うことになったわけだ。 もう辞めて20年以上経つので記憶がうっすらしているのだけど、 そのおじいさん先生の丸の書き方が忘れられない。 それまで私は丸を時計回りで書いていた。 けれど、おじいさん先生は反時計回りで丸を書くのだ。 数字のゼロを書く要領で丸を書く

          6/26に思ったこと(丸の書き方)