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どんどん忘れていってしまうな

定期的に自治体の心理士さんと子供達のことで面談している。

昔の長男の健診の資料を見ながら心理士さんが言った。
「そう言えば!長男くん、昔はヘッドバンギングしてたんだったよね!」
咄嗟になんのことだか思い出せなくて「え?」って一瞬固まったんだけど、よくよく考えたらそうだった。
長男は思い通りにいかないことがあると、自らの額をフローリングの床に打ち付けて抗議する一歳児だった。
その行動が心配で一歳半検診のときに初めて自治体の個別相談というものを受けたのだった。

そんな象徴的な子供の行動をすっかり忘れてた自分にびっくりした。
これからどんどん私は子供の昔のことを忘れていってしまうのかな、と思ったらなんだかどこかに書き残しておかなきゃいけないような気がした。
私が忘れたら私の子供たちの昔の話は永遠にこの世から失われてしまう。それはとても悲しいような気がした。
すかすかな脳みその私の私による私のための今更な育児日記、みたいなもんということで。

ちなみに、長男のヘッドバンキングは二歳近くなってお喋りが達者になるといつのまにかおさまっていた。
伝えたいことが上手く伝えられない苛立ちが原因だったのかもしれない。

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