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2019.6.22 女性のための起業セミナーvol.4 「プレゼンテーション」

「アイデアを形にする方法がわからない…」
「情報や知識、人脈がほしい…」

そんな起業家の皆さんの1人ひとりの悩みやニーズに対応し、次なる一歩を応援しよう!というのが、この山梨中央銀行主催「女性のための起業セミナー」です。
全4回の連続セミナーのプログラムデザインと講師をNPO法人bondplaceが務めさせていただいています。

本セミナー全体の趣旨や私たちが大切にしていることは、こちらのレポートにありますので、ぜひこちらもご覧ください。

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■講座概要

2019年6月22日(土)10:00~13:00
セミナールーム昭和(山梨中央銀行 昭和支店)を会場に講座を開催しました。

第2回・第3回の講座を通して、起業家の皆さんの「ビジネスモデル」について、多くの支援者の視点から事業の価値や顧客セグメント、チャネルなどの要素について、改めて見直してきました。

第2回・第3回の講座のレポートはこちらです!

最終回の今回は、これまでの講座を踏まえて起業家の皆さんそれぞれのビジネスについて発表してもらい、ペアで担当した支援機関の方々からも「どのように起業家の皆さんが変化したか?」「支援者自身にどのような変化があったのか?」などについての発表もいただきました。

また、会場にお越しいただいた方々には、起業家の皆さんのビジネスモデルキャンバスと事業課題発見マップが配布され、プレゼンを聞きながら「社会環境のこと」「お客様のこと」「これから取り組むこと」「自分のこと」などに関するアドバイスを書き込んでいただきました。

■自身のビジネスを自分の言葉で語る

これまでの講座でビジネスモデルキャンバスを活用しながら、起業家の皆さんのビジネスモデルを徹底的に整理してきました。
まずは私のビジネスの現状を把握する。それから理想の未来像を実現するには、どこをどう変えるとスムーズなのか?を整理する。
ビジネスモデルキャンバスの9つの要素のつながりを意識しながら、ぶち当たっている壁をどうやって打破するのか?どうやって強みをもっと活かせる形にできるか?を、起業家と支援者が一緒に考えてきました。

今回のプレゼンでは、起業家ご自身のビジネスを自分の言葉で伝えることを目指していただきました。
ただ「パン屋さんをやっています!」だけではなく、「どんな人にきて欲しいのか?」「私にはどんな強みがあるのか?」「他のパン屋さんとは何が違うのか?」などが相手に伝わるためには、どんな言葉で語ればいいのか?というテーマにチャレンジしていただいたと思います。

1人に与えられた時間はたったの1分半。
短すぎると思うかもしれませんが、本当にシンプルにまとめればこのくらいの時間でも十分伝えることができます。
また、日頃名刺交換の機会やマルシェなどで出会った時などに、短い時間でパッと相手に伝えることができるというのが武器になります。

「あなたのビジネスの価値ってなんでしょう?」

日々目の前にある”やらなければならないこと”に追われ、なかなかじっくり考えることができないこともあると思います。

ただ「美味しいご飯が食べられる」「ゆっくり泊まれる」だけじゃない、もっと深いところにある価値。
これを今まで考えているつもりだったんだけど、それを言葉にしてない・文章にしていない・金額に落とし込んでいないってことに気づいたという感想をおっしゃってくださった起業家の方もいました。

これは1人で黙々と考えていてもなかなか整理できない。
だからこそ、いろんな人に喋ってみて、そこから気づきを得て修正する。
今回のセミナーでモヤモヤしたり徹底的に考えたりした時間が、皆さんの今後に活かされていくことを心から願っています。

■何を感じた?何に気づいた?

全員のプレゼンが終わった後は、少人数でグループをつくり、セミナー全体の振り返りを行いました。

「いつもは自分の商品にすでに関心のある人と話す機会ばかりだったから、『別に私は買わないけどね♩』という人からもらえる意見やアドバイスはとても貴重だった」

「任意団体から法人にしていく難しさを感じた。立ち上げるだけではなく、事業を継続するためには、人とのつながりもすごく大事だと感じた」

「とにかく利益をあげるだけが目的ではない人もいることに気づいた。だけどちゃんと事業がこれからも継続するための収支のバランスは整えなきゃならないからこそ、起業家が苦手な部分でサポートしていくことができたらいい」

起業家の皆さんだけではなく支援者の方々もグループに入り、それぞれの気づきや学びをシェアしあいました。

■個人として感じたこと

今回のセミナーのポイントの1つは「1人ひとりに合わせた個別の支援」であること。
起業家の皆さんそれぞれのニーズにお応えするために、ほぼ同じ数の支援機関の方々にも関わっていただきました。
全4回の講座の時間だけではなく、別日で個別にフォローアップする機会もたくさんありました。

この時間を通して感じたのは、起業家の皆さん「1人ひとりの変化」です。
多くのセミナーが”全体に向けて知識をお伝えする形”である一方で、今回のセミナーでは”1人ひとりの変化にしっかり向き合うこと”をとっても大切にしてきました。
何人が参加しました・何人が起業しました・何人が融資を受けましたといった「結果」だけではなく、1人ひとりにこんな変化があったかといった「成果」をとても感じることができました。

傾聴とかコーチングとかそういったスキル以前に、この人のビジネスの強み・この人自身の強み・なんでやっているのか?・どんな人を幸せにしたいのか?といったことを、わかったふりをせずにちゃんと理解する。その強みを活かすにはどうしたらいいだろうって一緒に考える。そういった姿勢がとっても大切なんだと実感しました。

個人的にテーマにしていた「愛想笑いを止める」ことで多くのことに気づくことができました。笑
相手を接待したり愛想笑いしなくたって、ちゃんと関係性はつくれる。
そんなことに気づいた1ヶ月でした。

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レポートはいかがだったでしょうか?
ただ「なにをやったか?」だけではなくて、「どんなことを考えてこのワークをしたのか?」「なにを目指しているのか?」なども伝わる内容にしたいなと思い、いろいろと書かせていただきました。

このセミナーはこれにて終了となりますが、皆さんのビジネスや関係性はこれからも続きます。
これからもどうぞよろしくお願いします。

皆さんありがとうございました!

山梨中央銀行 女性起業家応援プロジェクト「女性のための起業セミナー」
主催:株式会社山梨中央銀行
共催:山梨県信用保証協会 株式会社日本政策金融公庫
後援:山梨県 公益財団法人やまなし産業支援機構 山梨県よろず支援拠点
講師:NPO法人 bond place
Photo & Writing:芦沢郁哉(Twitter:@ashi_19


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