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2019.7.26(金)韮崎市 女性のための起業セミナー第5回「先輩起業家との意見交換会」

「起業に興味があるんだけど、どんなことから始めればいいのかわからない…」
「こんなことをやってみたいんだけれども、まだ不安がある…」
そんな女性の方々を対象に、改めて自分のやりたいことや軸を見つめ直し、仲間を集めて活動や事業を大きくしていくためのセミナーが、山梨県韮崎市でスタートしました。
たいへん遅くなってしまいましたが、第5回の「先輩起業家との意見交換会」の様子をお届けいたします。

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NPO法人bondplaceがこれまで3年間やってきた山梨県の女性起業支援事業(通称:co+shegoto コーシゴト)での経験やノウハウを活かし、今年度は韮崎市役所の方々と一緒に事業を行なっていきます。

本セミナー全体の趣旨や私たちが大切にしていることは、こちらの第1回の講座のレポートにありますので、ぜひこちらもご覧ください。

■講座概要

第5回「先輩起業家との意見交換会」
日時:2019年7月26日(金)10:00~12:00
会場:韮崎市商工会 研修室2

第1・2回目の講座では「なぜ私はこういうことをやろうと思ったんだろう?」「私はどんなことを大切にしたいんだろう?」といった”私のこと”に焦点を当てて考えていきました。
そして第3回目の講座では、ビジネスモデルというツールを紹介し、それぞれの商品・サービスを通して「どんな人に」「どんな価値を」届けたいのか?を考えていきました。
前回、第4回目の講座では「収支予想と資金調達」というテーマで、起業家の皆さんそれぞれのビジネスにおける”お値ごろ感”を掴むことを目標にしました。

■さまざまな起業スタイルがある

今回は6人の先輩起業家のかたがたにお集まりいただき、それぞれの起業についてお話いただきました。
業種も、事業ステージもさまざまな6人の印象に残ったことばをピックアップします。

「ひとりで無理しない。相談できる人を見つけよう」
松本千佳さんフェリチタ研究所

ちょうど、職場にパートナーを迎えたばかりという松本さん。そんな松本さんも、かつてはひとりでいろいろ抱え込み、心を開けなかった時期があったとおっしゃいます。「やってみたら見える景色がある」、その経験を次の誰かを助けることにつなぎたいとお話されました。

「おとなはいつも疲れているから自分はおとなになりたくない」
中澤千絵さん(手づくりせっけんのほんわか工房)

ご自宅を中心に石鹸づくりのワークショップを開いている中澤さん。息子さんのことばをきっかけに、いまの「ほんわか工房」ができあがっていったのだそう。そんな息子さんは、今では石鹸作りに欠かせない計算を助けてくれるそうです。

「人と会うことで道が見えてくる」
石田惠海さんTerrior愛と胃袋

東京から山梨に越して1年、お店の場所を探し求めたという石田さん。お子さんが地元とつながるキーマンになったとのこと、すっかり地元に溶け込んでいらっしゃいます。「やりたいことは(漠然とでなくちゃんと)言ってみると具体案につながる」と語られました。

「できる理由をどんどん探していく」
千葉健司さんIROHA CRAFT

アメリカヤをはじめ、設計・施工から物件探し、資金計画までをトータルで請け負うユニットを率いる千葉さん。できる理由を探すことで成長できたと語られました。人前で話すのはほんとうに苦手だけど、外で話すことを断らないことも成長かな、と笑っていらっしゃいました。

「自分に何ができるのか、から環境をどうつくるかへ」
志田さおりさんNaturalBeautyschool Smily

子どもと通えるエステサロンからスタートし、現在はケアセラピストの育成と活躍の場づくりへと活躍の場を広げている志田さん。お客様とお子さんの成長とともに事業領域は変化していますが、誰に届けたいのか、どう自分が楽しむかを常に意識されているそうです。

「誘ってもらう機会が勉強する機会」
松本恵子さん

子育て支援など、さまざまな地域の困りごと解決に尽力されてきた松本さん。「自分のころの困りごととせつなさをなんとかしたい」という問題意識を活動につなげ、事業に昇華されてきました。さまざまな役割をフラットな気持ちで臨むことで関係性が築けた、と明るくおっしゃっていました。

先輩たちの話のあとは、参加女性も先輩起業家も混じり合い、それぞれの疑問を持ち寄って語り合いました。参加者からは「思い切ったことを聞けてよかった」先輩起業家からは「それ、わたしも聞きたかった」と、お互いの経験や思いを交換しあう場となりました。

韮崎市 女性のための起業セミナー 第2弾
主催:韮崎市
共催:山梨県信用保証協会 韮崎市商工会
セミナー実施・監修:NPO法人 bond place
Writing:内田 文子









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