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co+shegoto2022 講座2「伝わる『プロモーション』を考える」

1.実施概要

①2022年10月11日(火)
②2022年10月18日(火)
10:00~12:00
オンラインにて実施

2. 講座の流れ

(1)オープニング

第2回目の講座はアイデアやビジネスの『プロモーション』について考えます。前回に引き続き、参加者の皆さんのほかに支援機関の皆様や、コミュニティーマネージャーが参加しワークショップを行いました。

(2)講座の説明

講座のメインはワークショップです。まず、プロモーションの仕組みやアイデアについて考えます。ワークショップでは、プロモーションを行うための視野を広げるためのキーワード出しを行います。
 
参加者の皆さんには、自身のビジネスやアイデアに関するキーワードを挙げていただきます。また、そのキーワードについてのヒアリングは、それぞれのグループの支援機関の皆様や、コミュニティーマネージャー及び運営スタッフが行います。

(3)チェックイン

最初はそれぞれのグループに分かれて、自己紹介がてらチェックインを行います。
「お名前」「今のお気持ち」などに加え、「記憶や思い出に残る買い物」について紹介してもらいました。
 
思い出に残る買い物の話では、各グループ大盛り上がり!買ったときのエピソードや、気持ちなどをシェアしていただきました。

(4)もしもマーケティング

まず、最初は「もしもマーケティング」です。講座1回目では「だいこんマーケティング」2回目では「さつまいもマーケティング」について考えました。何の変哲もない野菜をどのようなアイデアで「売れる」ようにするか。それぞれのグループで考えました。
 
「体験型フェスをする」
「俳優の●●にイメージキャラクターになってもらう」
「美容と組み合わせる」
「加工品を作る」
など、各グループからさまざまなアイデアが出てきました。

(5)実践

ワークショップでは、まず自身のアイデアやビジネスについて関連するキーワードを書き出して貰います。
 
続いて、それぞれのグループに分かれてそのキーワードを3分間プレゼンします。残りの2分間でそれぞれにフィードバックをしてもらい、自身のプロモーションについて考えます。
 
その後、次のワークに入る前にもう一度チェックインの際の質問について考えました。「思い出に残る買い物をしなかった場合」、なにが原因でそうなったかを考えました。
 
「店員の態度が悪かった」
「お店の雰囲気が良くなかった」
「自身の気分が悪かった」
など、さまざまな買わない理由が浮かんできました。
 
この「買わない理由」が、次のワークでキーポイントになります。

(6)シミュレーション

キーワードの抽出とプレゼン、フィードバックが終わったら、もう一度グループに分かれてワークを行います。二周目では、グループ内のどなたかを指名して、その人に合わせた内容で自身のビジネスやアイデアについてプレゼンしてもらいます。
 
先ほどとは異なり、ターゲットを絞って伝えることで、選ぶキーワードや伝え方も変わってきます。また、相手の「買わない理由」を知っているため、そこをどう回避しながら、プロモーションを行うのかがカギになります。
 
これらを踏まえて、再び3分間プロモーションと2分間のフィードバックを行っていただきました。
 
「相手が見えると言葉選びが違った!」
「あえて違う言葉でプロモーションをしてみたらうまくいった!」
など、それぞれのグループから驚きの声が上がっていました。

(7)チェックアウト

今回は、グループごとに振り返りを行いました。プロモーションと聞くと難しく考えてしまいがちですが、自身の想いやアイデア、ビジネスをキーワードに書き出すことで整理できたという声が多かったです。
 
プロモーションやキーワードについて、なかなかアイデアが出なかったという方は、ぜひ日頃から広告や宣伝などを意識してみると良いでしょう。どういう言葉が刺さるのか、自身の購買意欲に繋がるのかなど、日常から探してみてください。
 
また、ビジネスシートの書き込みもこのワークを通して気づいたことや、フィードバックで寄せられたより効果的なプロモーションの方法は、ぜひ講座1で記入したビジネスアイデアシートに書き込んでみてください。

3.参加者の様子

最初は自身のアイデアやビジネスのキーワードについて悩んでいる様子でした。しかし、自身の買い物エピソードや、もしもマーケティングといったワークを挟んだことで、次第に言葉が浮かんできたようでした。
 
プロモーションのポイントは、まずターゲットが誰であるかが重要です。ぜひ、日頃から自身のビジネスやアイデアを「誰に」「どうやって」届けたいのかを考えてみてください。

4.参加を通しての気づき

どうしても難しく考えてしまうプロモーションですが、ワークを通してアイデア出しをすることで、「自身では思いもよらないキーワードが浮かんだ」という声もありました。また、一度、紙などにキーワードや想いを書いて客観視することで、プロモーションにするべき言葉や方法が見つかったという人も。
 
今回のワークで聞き手となった支援機関の皆様からも、より実践的なフィードバックがあり、参加者の皆さんにとって大きな刺激となったようです。プロモーションは、まず自身を知ってもらうことから始まります。相互で分かり合うことで、また新たなアイデアが浮かぶかもしれません。
 
次回は講座ではなく先輩の現場見学会@オンラインを行います。先輩たちのプロモーションはどのようなことをしているのか、ぜひ注目してみてください。

作成者:三森望(峡東地域CM)

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