B@SE学園祭ツアー

先日、bond placeが学習支援を担当しているB@SEの活動で中学生と一緒に、高校の学園祭ツアーにいってきました。

B@SEとは山梨市の学習支援事業としてbond placeが担当している場の名称である。名前の意味としては、英単語【base】の【基礎・基盤・土台】を築いていく場を意味しており、中学生が成長していく過程で勉強はもちろんのこと、様々な集団・組織の中で人と関わり、様々な知識・情報・経験等を得ていく基盤をつくる、いつだれが来てもいい居場所づくりを目的としている。


毎週土曜日午後から学習会を行っており、子ども達が自主的に勉強を進め、子どもと大人の肩書きは関係なく一緒に考え、楽しみながら学習に取り組んでいる。


普段、子どもたちとは学習という形で関わっていますが、学習が優先になるので、外に出て子どもたちと関わる機会はなかなかありません。

また、子どもたちは高校進学を考えてはいるものの、実際に高校生がどんな人なのか、どんな高校生活を送っているかを知ろうとしても、なかなかよい機会がないのも事実です。


そこで考えたのが高校学園祭ツアー。


中学生の次へのステップは高校進学。高校生がどんな人なのかを最も輝いている瞬間を見るには絶好の機会であると考え、学園祭を選びました。


子ども達が実際に高校へ通学することを考えた時、イメージしやすいように学園祭への行き方は電車と徒歩。そんなことに気付いてくれたかどうかは分かりませんが、いよいよ高校に到着です。


受付をすませ発表の行われている体育館へと向かいました。体育館では既にブロック毎の発表が行われていました。


こども達は近いようで遠い存在である高校生を目の当たりにしたとき、無心に高校生を見つめており、普段は口数少ない子も高校という普段とは異なる空間に来たことで多くのものに興味を示していました。


それぞれ思い思いの時間を過ごし、高校生の発表を見終え、次は集合時間だけ設定しクラス企画を歩いて回りました。

子どもたちは数ある企画からお化け屋敷や簡単な飲食を楽しむかと思いきや、

大好きな古本に興味を示し、そこで多くの時間を過ごしており、例え学園祭といえど好きなものには目がないということを実感しました。



午後からは学習会があるので、短い時間を楽しみ高校を後にしました。

学習会を行っている公民館についてお昼ごはんを食べた後に感想をかいてもらいました。

みんな感想はそれぞれですが、とても関心したのがいくつかありました。


・高校生自身がすごく楽しんでおり、高校生になりたいという意欲が高まった

・自分も高校生になって学園祭を準備の段階からつくりあげていきたい


大人から見た子どもは、どうしても大人目線で物事を捉えてしまいがちです。

静かに落ち着いて発表を見ているからつまらなそうに見えても、こどもの内面では高校生にあこがれを持ち始めたり、楽しそうと思っていることもあるんだ、と痛感しました。

そして実感したのがこの3つ。

・高校生は中学生にとって身近なあこがれの存在なんだ!

・ちょっとだけ広い世界を感じてもらう大切さ

・いつもは違う場に行くといつもとは違う一面を見ることができる

こんなことを実感できた学園祭ツアーでした。

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