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オーバークオリファイ奴 若者たちの能力超過

先生たちは言います。
「長い文章を読めない若者が増えた」「日本語を話せない日本人が増えた」
果たして本当にそうでしょうか?
人間が行動を起こすために必要なことは「興味を持つ」こと。
先生たちによる小学5年生レベルの語彙のみで事実を淡々と綴っただけの書籍、承認欲求を満たすためトレンドキーワードを詰め込みただ読者数を稼ぎたいだけの空っぽの記事、そんなものも散見します。

インターネットでさえ、言論の自由が叶わない傾向が見えてきました。
思っていることを書いたら罰せられ、社会が「いいよ」と言ったことをそのままコピーして発言するだけで絶賛される。真面目な日本人にとっては窮屈な環境です。

こんな書き方をしたら責められるだろう、と考えれば考えるほど、ありきたりで既出のくだらないことしか表現できなくなります。
頭の良い人はネットのブログで欲求を満たすために記事を書きません。

真面目でつまらない人でも気軽に世界に向けて記事を書ける時代。
大量に溢れる真面目でつまらない記事。
ただただ長く、真面目でつまらない記事は読んでも仕方がない。
読まずにショート動画でも見るか。

隠したい本物を隠す必要が出てきたとき、偽物の流通の制限を解除して大量の偽物を流出させれば探すまでに時間がかかるようになる。探すのを諦める人がほとんどでしょう。

文章を読めない若者が増えたのではなく、読みたい文章が埋もれてしまい平均的な若者が文章離れを起こしているのでしょう。とは言っても、読める若者はあなたの文章を読みには来ません。書ける人に読める人が集い、書けない人に読めない人が集まっているだけです。

言語にしてもそうです。あなたが日本人でありながら日本語が不自由なら、ふさわしいレベルの人が寄り付きやすくなるでしょう。

どうしても「できない若者が増えた」というのなら、それは本来は文句を言うのではなく導く立場にあるはずの「先生」たちのレベルが低すぎることが原因です。

檻の中に閉じ込められた状態で、全速力で駆け出し狩りをするライオンを見たことはありますか?

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