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【3Dプリンタ.04】光造形3Dプリンタで,金属アクセサリーの製作に新たな可能性を.

こんにちは,ぼんじーです.

先日,ニュースメディア『MONOist』から,『光造形方式3Dプリンタ導入で、鋳造アクセサリーの原型製作期間が半分以下に』というニュースが発表されました.

光造形方式の3Dプリンタとは基本的に,"光硬化性を持つ樹脂材料"に紫外線を照射し,3次元の物体を造形する方式です.

記事のタイトルにもか書かれていますが,"3Dプリンタでアクセサリーを作る"訳ではありません.アクセサリーそのものではなく,3Dプリンタで"型"を作るのです.

精度の高い製作と,試作の高速化.

光造形方式の3Dプリンタで作られたものは,強度が低く,熱に弱い(温度変化に反応し,形状が変化する)という弱点があります.

しかし,精度はかなり高い.

この特徴を活かし,金属アクセサリーの型の製作に用いられているとのことです.

作業効率の向上に加え、夜間など作業時間外でもForm 2任せで出力が可能になった。これにより、開始から完成まで約1週間かかっていた製作期間が、2回の試作出力を含めて3日程度に短縮したという。

3Dモデルデータをパソコンで作成すれば,金属アクセサリーの型が自動で,高速に出来上がります.

また,製品の製作には"試作"がつきものです.設計した製品の寸法や形状が正しいかどうか,実際に作って確かめる.これまで,この試作の作業は基本的に手作業で行われてきました.

そこには時間も,人件費も必要でしたが,3Dプリンタを導入することで劇的にリソースが少なくなります.

3Dプリンタの根幹となる加工技術は"Additive Manufacturing(AM)"ということは既に紹介しました.

この"Additive Manufacturing",実は数年前までは"Rapid Prototyping(RP)"と呼ばれていました.3Dプリンタは,試作を高速に行うための技術として認識されていたのです.

しかし,その精度がどんどん向上したため,製品の製造にも用いられるようになり,"Rapid Manufacturing(RM)"という呼称を経て,現在の"Additive Manufacturing"に落ち着きます.

記事で紹介されている金属アクセサリーの型の製作のように,3Dプリンタを使うことで試作プロセスを高速で行うことができ,最終製品の製作までの期間を短縮できるようになります.


新しい価値,アクセサリー製作の可能性.

Form 2は、アクセサリーの原型製作を大きく変えるだけではなく、自分だけのカスタムデザインを希望するエンドユーザーに対し、製作者がその場でPCを開きデザインをアレンジするといった、新しい価値も提供している。

日本はこれまで,"金属加工"の分野では,世界に誇れる技術を持っていました.「Made in Japan」は最高のブランドでした.

しかしそれは"これまで"であって,"これからも"と言えるのでしょうか.質のいい海外製品が大量に流通し,"匠"と呼ばれる職人の"極まった"技術は少子高齢化によって失われつつあります.

貴金属製品の現場に,3Dプリンタや3DCAD,レーザーカッタなどの技術を導入し,これまでの技術,製品の良さを活かしつつ,新しい時代に適応していくことが求められています.

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ありがとうございます.これを励みに稽古を頑張ります.
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bonjyy

大学院生.機械工学.博士課程. 研究も武道の稽古も,小説も.その他諸々. テーマはAddictive Manufacturing(積層造形法,いわゆる3Dプリンタ),または設計.

学問的な何か.

ここでは,日々,大学の中で考えていることを連載していけたらなと思います. それは,3Dプリンタであったり,積層造形法であったり.また,より広く,科学技術や芸術など,「探求」と「学び」について. よろしくお願いします.
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