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修行のようなデイリー周回:原神プレイ日記そのn

原神にて復刻したエウルアのために47070円突っ込み、原神をスタートしたボンクラヲタク。

このRPGのフォーマットのなかから、ギャンブル廃人、ネトゲ廃人、ソシャゲ廃人たちの到達する領域、ゾーンと呼ばれる完全没入フルダイブしていくような感覚を理解していくことになる。

なぜこのゾーンに人は入りたがってしまうのか、というと、「学ぶためではあるが、何を学べばいいかわからないからRPGにしがみつくしかないのでは?」みたいなことを以下の記事で書くに至っている。
実際ぼくにもそういう経験がある。

それで原神のプレイを重ね、序盤の冒険者ランク21あたりまで進めてみた結果、原神から「修行のようなデイリー周回」というものをますます感じ始めている。

デイリークエ消化。
地下牢ダンジョン周回。
その果てにキャラ強化。

デイリーの時はモンハンのようなハクスラ:ハックアンドスラッシュ、つまり切って切って切りまくる、そのために強くなる……を続けているように思える。

このデイリーの時の努力を何かの学問に向けられたら世界はいくらかマシな方向に進んだのだろうか。たとえば、授業の予習とか、専門領域の本を読むとか、何かプログラミングをするとか。

そうは思っても、
「このデイリーをちゃんとやれるのは学生とヘビーユーザーくらいなもんだからそう簡単に世界は救えそうにないか……」
と思い始めている。

というのも、学生には時間がかなりある。中学生、高校生から大学生まで、夏休みや冬休みをまとめて使ってこういうゲームをやるという話はよく聞く。

それと学生は学ぶということが日常にあるので、たぶん抵抗感は少ない。少なくとも自分の勉強不足と裁量の分散をせず長時間労働になってしまった自堕落な社会人とやらよりかは。

それとヘビーユーザーは、いろんな人たちから話を聞く限りだとどこか趣味の努力家が多いように思う。筋トレとか、たくさんアニメみてたとか、ほかのゲームでもやってたとか。このあたりが、修行のようだと思う理由だ。

彼らの興味関心が学校のテストとか資格に向けばちゃんと勉強してる。

とはいえ、こうやってゲームの世界でも修行する人は驚くほど少ない。今日も明日も長時間労働に明け暮れて、「これが社会人」と修行をおざなりにする。
僕のことだが。

僕ら「社会人」とやらは、どう修行のようなデイリー周回をすればいいんだろう?

平積みビジネス書の言うように、来週には絶対に忘れる目的や目標設定をするべきだろうか?
毎日を全力でイキるべきなのだろうか?
事実に基づかないポジショントークとやらに酔い続けるべきなのだろうか?

どうせそんなめんどくさくてしょうもないことをするくらいなら、原神で修行をはじめてみてからでも遅くない。

原神でフルダイブしはじめた初心者の僕はそう思う。

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