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夜空に大輪の花火!セントポールズベイのお祭り


こんにちは、ぼのぼです。
今回は、マルタに3週間滞在していた間に思いがけず遭遇した素敵な体験をシェアします。

思い起こせばマルタでこういった文化に触れた体験が、私をヨーロッパ好きにさせたのかもしれません。

1、教会教区のお祭りに出会った!

小学校が夏休みに入ってすぐの7月下旬、マルタの語学学校へ向かう通りが、このように飾り付けされていました。

「これが普通なのかな〜?マルタってウキウキする国だな〜」

と思っていたら、教会の入り口の掲示板にお祭りのお知らせを発見しました。

「Parish Feast Celebrarion 2017 at St.Paul's Bay」

というキリスト教の教区ごとのお祭りが毎年7月の最終週に開催されているという内容でした。通りの飾り付けは、このためだったんですね!

ちなみに飾り付けのメインカラーは教区ごとに違うようで、空港に夫を迎えに行った路線バスから見えた他の街では、青色だったり白色だったり、それぞれ統一感のある装飾が施されていました。

こちらが、パリッシュフェスタの中心となるセント・ポールズベイの教会です。

約一週間に渡って、マーチングバンドの演奏やパレード、コンサート、花火などがスケジュールされていて、地元の人たちで盛り上がっていました。

お祭りの最終日、クライマックスの行事のために教会の前に集まる地元の人々。

青い生地に白い文字(スポンサーの広告など)が入ったお揃いのTシャツを地域グループごとに着ているようです。まるで、各地域のお神輿が一つの神社に集まる日本の秋祭りのようですね。

色々質問してみたかったけど、なかなか英語でフレンドリーに話しかけられない意気地なしの東洋人は、ポツンと観察していましたとさ。(ボッチかよー!)

2、最大の見どころ!海上花火

一週間に渡るフェスティバルの最後の三日間は、夜になるとセントポールズベイに大輪の花火が上がります。子どもたちが寝る時間の22時ごろからということもあり、海岸の特設会場には行かず、部屋のベランダから鑑賞しました。

こんなに美しい花火をマルタで(しかも、地方都市で)鑑賞できると思っていませんでした!

日本の花火大会のように次々と上がるわけではなく、花火と花火の間は準備のためか少し時間が空きます。「もう終わったのかな…」と思って寝室に行ってから、花火の音でまたベランダに戻るということも何度かありましたよ。

花火が水面に反射して、小舟の影を浮き上がらせていました。

マルタには色々な教区があって、それぞれフェスティバルを行い花火を上げます。夏は毎週どこかしらで花火が上がっている状態で、内陸の高台にある都市イムディーナの広場からも、モスタの花火や空港近くの花火を見ることができました。

マルタの人は花火が大好きという情報は、本当だったんですね。

3、「Our Lady」のお神輿とは?

お祭りの予定の中で最も気になったのが、「Our Lady」を肩で担いで教会から別の教会へ運ぶというものです。これって、いわゆるお神輿みたいな感じなのかしら?ぜひ見てみようと、子どもたちと行ってみました。

市民によるマーチングバンドが先頭を歩き、聖人の後ろに、「Our Lady」と呼ばれるマリア様の彫像が担がれて行進しています。

教会から教会へ移動している間は、湾内に響き渡るほど轟音の音花火が打ち上げられます。

こちらが、この教区の「Our Lady」です。西日が後ろから照らし、後光が輝いているようでした。かなり重いようで、担いでいる方々も途中で休み休み進みました。日本のお神輿のようにわっしょいわっしょい揺らすわけではなく、しずしずと運ばれていきます。

なぜ、キリスト像ではなくマリア様の像なのか、マルタの宗教的な歴史についてなど、不勉強でわからないことが多かったけれど、この行事を通じて地域に住む人々の信仰心の厚さを感じました。

4、まとめ

行ってみるまで、マルタの夏にこのようなお祭りがあるとは、全然知りませんでした。その国の人々の生活に根ざした行事を参観したのは、とても興味深い体験となりました。期せずして巡り会うことができ幸運だったと思います。

毎年恒例のフェスティバルなので、この時期にマルタに行かれる際は、教区のお祭りや花火を見学できるかどうか、語学学校やホテルの人に問い合わせてみてくださいね。

※本記事は、2017年7月30日時点の情報です。最新の情報をお確かめの上、よいご旅行を!

中国は色々とネット規制があるので、サポートは帰国後に次のステップに進むときに活かそうと思っています。今は広州の色々な城(問屋)を攻めてます(w)