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コンビ組んで3年ちょっとで変わったこと。

盆と正月を組んだのは3年前の2月か3月。その前にトリオで3年ほど活動していたので合わせると6年以上の付き合いとなる。
ただやっぱりトリオとコンビでは全然違うくて、ネタ作り、ネタ合わせ、コンビ関係すべてゼロから始まった感じだった。
それから3年ちょっと経って、えらいもんで色々と進化し良いように変わっていっている事がたくさんあるように感じる。
まずはネタづくり。基本的には2人で一緒にいる環境で、僕が1人で全て考える。これは3年間何も変わっていない。
ただ初めの頃は結構ほしあられにも一緒に考えるように促したりもした。せっかく一緒にいるのだから2人で考え方がいいと思ったし、そもそも一緒にいるのに何も意見を求めないのも失礼な気もしたからだ。
でも段々とそれはしなくなった。まずあまり良いアイデアが返ってこなかったことと、結局は僕に自我があり過ぎるので相手のアイデアを無下にしてしまうからだ。
あとはほしあられが本当に1ミリもネタを考えたいなんて思っていない事がわかってきたし、僕が思いつくのをいつまでも待ってくれるという信頼関係が出来てきたというか、思いつく側と具現化する側とで枠割分担がハッキリしてきた事が大きい。
とにかく僕が1人で思いつくしかないし、言い方を変えれば1人で考えて全部決めさせてもらっている。その責任を果たすんだという覚悟が出来たと言っても良いのかもしれない。
あとはネタ合わせの部分。初めの頃はもっとここをこうしてとか、言い方が違うとか、結構ほしあられに注文をしていた。
それが今はかなり無くなった。僕がもっとこう言ってくれというよりは、ほしあられの身体から出た表現の方が良いということをお互いに体感して納得できた事が大きい。あとはほしあられが自分で考えてやった表現を僕が信頼出来るようになってきた。これは何度も客前でネタをしてうまくいった経験を重ねてこそである。
あとはネタを作っている段階で、言い方とか台詞回しについては結構相談して決めるようになった。ボケのアイデアや種は僕が考えて、そこから細かいことは2人で決めていく。その方がうまくいく事が多いというのが最近になって分かってきた。これも2人で話し合ってネタを作って人前でやってを繰り返した経験が僕らに蓄積されてこうなっていった。
あとはネタとか関係ないけど腹立つこととかも最近かなり減ってきた気がする。元々仲は良い方だと思うし、大きい喧嘩もした事ないのだけれど最近さらに落ち着いている。
お互いに歳をとって穏和になっていることと、付き合いが長くなってきてこういう事は怒るなとか、機嫌悪そうやけど体調悪いだけか。とかがわかるようになってきた。ネタ合わせで集まって少し雑談をして、その後淡々とネタ合わせとネタ作りをする日々である。
僕の憧れは穏やかな仲良しおじさんコンビで売れること。この調子で頑張っていきたいと思います。

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