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R-1グランプリ決勝とytv漫才新人賞決定戦

タイトルの通りR-1グランプリ決勝戦とytvの決勝戦をみました。
どちらもリアルタイムでは観れずに結果は知っていましたが、あとから一気に観ました。今回はその感想を。どちらの大会もまずは僕よりも素晴らしい方々が出ていて全員面白かったことは前提で、全体として思ったことを書きたいと思います。

まずはR-1グランプリ。芸歴制限がなくなった今回、そしてなにより大きな変化がネタ時間が3分から4分になったこと。この事によってかなり今回は面白かったと思います。
昨年までの3分だとコントとかは特にこれから面白くなるというところで終わってしまったり、3分に詰め込むために無理したなーという部分が多く見られました。その結果短い尺に強いネタが強かった印象もありました。
ネタ時間が4分になるとそれがなくなり、最後もうひと展開というのが多く見られました。でもこの最後もうひと展開のところで明暗が分かれたりもしていた気がしました。
この「もうひと展開」について思ったこと。やっぱり準々決勝、準決勝と作家さんに審査されたりした時に、「展開している」というのはとても評価が高いです。決勝の審査員の方にももちろん好印象だと思います。
ただみんながもう「絶対にそれをしないといけない」みたいになってるなぁ〜って僕は思いました。教科書化してるというか、それをあんまり感じさせないようにやって欲しいなぁって思いました。でも普通の人はそんなこと考えてないし、気付かないから気にしなくてもいいんでしょうね。
まぁそこで明暗が分かれていたのが4分ネタの面白いところで、3分で逃げ切れたネタが4分では逃げ切れない。というところなんだろうなと思います。4分ネタは本当にそのネタに注ぎ込んだ人が違いを見せつけられる物なんだろうなと。
色々と難しいことを書きましたが僕が1番面白かったのはルシファー吉岡さんの1本目、声出して笑ったなぁって覚えてるのはkentoさんのネタでした。

そしてytv。こちらは僕が11年目ということで今年はもはや出場資格すらなかった大会。空前メテオが若くして優勝。おめでとう。
全体を観て思ったのはマジで全員面白くて全員レベルが高かった。レベルが高くなり過ぎている。これに出てる人も出てない人も、あとはM-1とかも全部そうだけど、レベルが高くなり過ぎている。
会場のお客さんの笑い声を拾うマイクが弱かったのか、そこまでお客さんが暖かくなかったのか、見ていて大爆笑が起こっている感じはなかったけど、漫才のレベルは全員が高いレベルで拮抗していたように感じた。
そして高いレベルで拮抗していた分あまり大きな差は付かず、審査員の好みやちょっとした点の入れ方の違いで勝敗がついたように思った。
みんなが上手くてみんなが面白かった中で拮抗していた分、空前メテオは1番個性があってそこを評価してもらった分有利に進んでいったように感じた。

どちらの大会もいつも劇場で会う人たちが出ていてカッコよかったし、刺激を受けました。
普段劇場でウケている人はテレビの世界に行っても全然通用するんだと思うし、普段からかなり高いレベルでやっているんだと感じました。
いつ自分に順番が回ってきてもいいように準備をするだけ。そう思ってコツコツやっていきたいと思います。真面目。

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