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立秋の候

立秋の候

残暑お見舞い申し上げます

前ならえするよに君に近づいて背中にそっと好きと書きたい うたの日『前』

先生をおかあさんって呼んだ日はみんな家族になった教室 うたの日『先生』

からからに乾いたこころ抱えたまま向日葵は夏の終わりに笑う うたの日『ヒマワリ』

大暑

大暑

大暑です。
一年で一番暑い時期とか。

でももう梅雨明けの前から、ここ関東地方は気温が30℃を越える日々。
大暑の今日に至っては、埼玉県の熊谷では41.1℃を記録。
私の住むところでは最高気温は39℃でした。

ちょっとどうにかしちゃいそうです。

黙せども何も思わぬわけはなく夏の陽射しに開け花、花 うたの日『黙』

青色の旗がはためく海の家南の風の昼寝の目じるし うたの日『青色』

新しい朝が来

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小暑

小暑

関東で早くも梅雨が明けたと思ったら
ここ数日の豪雨で大変なことになっている。

どうかこれ以上かなしいことが起きないようにと祈るばかりです。

暑さが本格的になるという小暑。
もう充分暑くなり、もう充分というほど雨も降った。

どんな夏になるのか。
どんな夏にしようか。

今年、ずっと会えていない友人や知人に
暑中見舞いを出すことにした。

小さな葉書に書けることはほんの少しで、
でもあなたにいつ

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夏至の候

夏至の候

言わずもがな。
とうとうこの日がやってきました。笑

お正月を迎えるような気持ちで夏至を迎える、そういう人々もいるはずです。

冬至から新しい一年、という人もいるそうですから。

たとえば、向日葵が咲くように。たとえば青空がどこまでも続くように。

夏至、というのはやはりエネルギーが満ち満ちる、そんな感じがします。

日没が遅い(東京は夜の七時。)ので、ここ何年もキャンドルナイトをしています。

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芒種の候

芒種の候

梅雨入りをしたというところもあるという。
今日は芒種(ぼうしゅ)。
いよいよ夏へ。

日の出が早い。
夏至へ向けて、明け方空が明るくなるのが早いのだ。

北海道の札幌ではこの時期、夜中の3時頃には空が白んでくる。
ちょっと羽目を外して飲み過ぎていたら、もう朝だ。

白夜の国に行ったことはないけれど、うっすらと夜とも朝とも言えないような空に包まれる、そんな時間を想像してみる。

とはいえ、日本の大部

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小満の候

小満の候

今日は立夏の次の節気、小満だそうで。

小満(しょうまん)は、
ほぼ満つるとき、つまりいろんなものがだいたい満ちてくる、という意味なんだとか。

それを聞いても、立春とか夏至とか、そういうメジャーなのよりちょっと知らない人も多いのではないかと思う。

でもこの二十四節気の意味とその頃の季節の様子を季節が巡る毎に照らし合わせると

昔の人は本当に、自然の事、周りで起きる物事をよく見てよく聞きよく考え

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立夏の候

立夏の候

夏です。

ほんの少し前まで凍えていたような気がするのに、嵐が過ぎたら夏になってしまった。

街ではサンダル履きの人が増え、電車やお店では効き過ぎでは?と思うくらいの冷房がかかる。

みはしのクリームあんみつ
スタバのフラペチーノ
あずきバー

ガリガリ君?

少しずつ暑さが増すにつれて、クリーム系からシャーベット系のアイスが欲しくなる。

この夏は、どんな夏になるだろう。
暑いあつい、夏だろう

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穀雨の候

穀雨の候

まるで初夏を思わせる陽気が続いている。
でも穀雨は、春の最後の暦、立夏の前日までを指すらしい。

それでも木々が瑞々しく、新緑が美しい季節。
風も爽やかで、雨が降れば有り難いと思える、そんな季節なのではないか。

少し憂鬱なモヤモヤとした気分が、少し風通し良くなるような。

暑い夏の前に、深呼吸したい、そんな季節になった。

すずらんの花咲くような色をした下着をつけて初夏を告げたり 民生

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清明の候

清明の候

清らかに明るい。
そんな季節だそうで。

染井吉野はあっという間に咲き、儚さを感じる間もなく散ってしまった。今年の桜は、かなり潔い。

でも新緑が、生き生きと、いのちとはこういうものだというように芽生えてくる。

新年度、新学期にふさわしい季節なのかもしれない。

暑くなったり、寒くなったり、夕暮れの枝垂れ桜は、少しさみしい。

着古したワンピースしか持ってない春は新しい風が吹くのに 民生 う

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春分の候

春分の候

昼と夜が同じ長さになるという。
東京では桜が開花したらしいけど、今朝はまた寒の戻り。雪も降るかもしれないらしい。

でも、ご近所の花も白木蓮から椿、早咲きの桜が次々と咲き、木々の芽吹きはいそがしい。

我が家の小さな庭に冬の間来ていたシジュウカラは、いよいよ巣箱を覗くようになった。

Hello again もう一度言って聞こえない君のさよなら聞こえなかった 民生 うたの日『英語』

卒業シー

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啓蟄の候

啓蟄の候

ほんとうに、虫が出てきている。
誰が決めたのだろう。啓蟄を迎えたら、あの寒さが嘘だったかのようにあたたかい雨が降っていた。

以前、拾ってきたどんぐりには根が生えて、あれよあれよという間に木の芽が生えて、桜の開花予想が発表される。

春、なのかなぁ。

セーターを脱いでブラウスで歩けば春はキャベツのペペロンチーノ 民生 うたの日『春』

雨水の候

雨水の候

季節は、いつでもだれにでも同じように過ぎるはずなのに、ときどき自分の中のそれとズレてしまう気がする。
でもそんなことは御構いなしに、「雨水」、雪や氷が溶けてゆるむ季節になってきました。

この冬は、厳しかった気もするけれど、梅が咲き、早咲きの桜がほころび始める。

少しずつ、少しずつ、春です。

見上げればあおくあおく透き通る空 少しずつ笑う練習をする/民生 うたの日『冬の空』

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立春の候

立春の候

春になりました。
といってもよく云う暦の上で、かと思いきや、少しずつ少しずつ、春の気配がしてきています。

関東地方でも北海道かと見紛うほどの雪が降り、まだその名残りもあるのですが、それでもちらほら梅が咲いたり日が伸びたり。

日が伸びる、というのは日の出が早くなったり日の入りが遅くなって、日中の太陽の出ている時間が長くなる、という意味だろうけれど、このほんの少しずつの日の長さが、春にとってはたい

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