夏至の候
言わずもがな。
とうとうこの日がやってきました。笑
お正月を迎えるような気持ちで夏至を迎える、そういう人々もいるはずです。
冬至から新しい一年、という人もいるそうですから。
たとえば、向日葵が咲くように。たとえば青空がどこまでも続くように。
夏至、というのはやはりエネルギーが満ち満ちる、そんな感じがします。
日没が遅い(東京は夜の七時。)ので、ここ何年もキャンドルナイトをしています。
日没後、2時間ほど、電気を点けずにキャンドルの灯りだけで過ごすのです。
そうすると…あなたはだんだん眠くな〜る〜…普段の暮らしがいかに明るすぎるか実感することになります。
日が昇ったら起きて、日が沈んだらやすむ。
そんな暮らしがかつてはあったことを、少し思い出す日です。
芒種から夏至までのうたの日の短歌自選五首
いつだって雨に濡れたらみすぼらしいみすぼらしいままあんみつを食む うたの日『雨』
ピカソになら描いてもらってもいいかな生まれたまんまの姿で眠る うたの日『ピカソ』
時ぐすりよほど呑気な薬らし まだまだ効かぬまだまだ泣ける うたの日『時』
前髪を切りすぎてまた笑われる こけしみたいに今日も生きてく うたの日『髪』
君が美味しそうだと言ったあの日からきんぴらごぼうは張り切っている うたの日『牛蒡』
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