2018年9月30日、忘れられない日。

まだ、それほど、罵り合ったりしなかった頃、わたしは共通の話題を持ちたくてカメラを買おうと思った。それを相談してみた。やる気のない回答。変わらないね、そう思った。

「ライカ欲しいと思って」そう言ったら、鼻で笑った。

お店に行って、眺めてみて、ショップの人に尋ねたら、「ライカらしさを感じられるのは、Leica Qくらいのカメラからですね」って言われて、初めてのカメラはライカという選択肢がなくなった。

それから、1年。彼との関係の悪化に反比例して、わたしは写真を撮るのが好きになった。彼は、わたしの写真を見ることもないし、他の人に気持ちは集中している。

そして、2018年9月30日、毎回同じだった。そのお店を出るときは、泣いていた。その日は、少し時間があったようで、近くのコーヒーショップで待ち合わせた。約束の時間になっても、こない。いつも、そう。そこでも、涙が止まらない。

そして、1年経った今。いつも、いつも、わたしと一緒にいる、Leica Q。彼も、メルカリで買ってたけど、わたしが買った値段のはんぶんくらいのお値段で。でも、すぐに、売っていた。わたしが持っているLeica Qを持つのも嫌だったのかしら。プロとして写真を撮っている人には、Leica Qはアマチュア向けなのかしら。

この1年、Leicaの魅力は止まることなく、わたしを虜にしてくれる。価値とかそういう言葉では言い表すことはできない。Leica Ownersも魅力的。

これからカメラを買おうと思っている人へ。Leicaは本当に素敵。でも、本当に、お金もかかるカメラ。でも、心をこんなに豊かにしてくれるブランドってないと思う。

去年の年末にLeicaから届いた、クリスマスカード。素敵すぎる。

#買ってよかったもの #Leica #LeicaQ #一生よろしくね