#281 渡邊雄太がBリーグに

大好きなバスケットボールのことで、びっくりニュースがあったので書き留めておきます。

昨日、NBAのメンフィス・グリズリーズに所属する渡邊雄太選手が、自身のインスタで来シーズンは日本のBリーグでプレーすることを表明しました。

多くのバスケファンは、並々ならぬ努力でドラフト外から這い上がって最後は本契約まで勝ち取った姿、毎試合全力でプレーする姿に感動してきたと思います。私もその一人で、彼が全力でプレーする姿に何度も涙が出そうになりました。
まだまだNBAでプレーを続けてほしいと思うファンも多いでしょう。
しかし、彼が今回の決断をした理由が、メンタルの問題だと言います。
フェニックス・サンズからメンフィス・グリズリーズへのトレード後の1試合目に出場し、久しぶりに高い高揚感を得て意気込んでいた2試合目に「ユータ、今日は出ないよ」と告げられたそうです。
そのときに相当なショックを受け、その後は試合でコートに入ると身体が思うように動かないとう症状が出て、回復できなかったそうです。

まったくバスケとは関係ありませんが、私も仕事で人から言われた一言で強烈なショックを受けた経験があります。
NBAの試合出場と私の仕事では雲泥の差ですが、チーム内で協力し合ってやってきた雑務的な業務を、あるときに私だけ名指しされたことがあり、経験しことのない、胸をグサりと刺されたようなショックを受けました。
それ以降、その業務に接すると拒絶反応でストレスフルな状態になり、上長に相談して、少しだけ負荷を減らしてもらえたことで今はなんとかやれています。

話は逸れましたが、これまで多くの感動をくれた渡邊選手。
アメリカの大学を卒業して、NBAでプレーできるようになってから、いつ解雇になるかわからないずっとギリギリの状態でプレーを続けて、とんでもない精神力だと思っていました。
しかし、彼も人間です。
30歳までは何があってもアメリカで頑張り続けると、つらいことがあっても蓋をしていたそうで、トレード後の出来事がきっかけでその蓋が外れてしまったと彼は自己分析していました。
ここまで詳細に語ってくれて、とんでもない努力をして日本人がNBAでプレーするという成功を手に入れた彼にも、跳ね返せないことがあるんだと教えてもらいました。
アメリカではやり切ったということで、来シーズンは日本でNBAレベルの彼のプレーが観れることを楽しみに引き続き応援していきます。

この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?