【ギター】久しぶりにピックアップ交換した話

投稿が久しぶりになってしまいました。

意識していないと書くネタがなかなかないものですね。

最近、私が持っているTokaiのテレキャスター(1994年頃にお茶の水下倉楽器で両親に買ってもらった初めてのギター)のリアピックアップを交換してみました。

このギター、中学生の頃に初めてのギターとして手に入れたわけですが、40歳になる今でも大事に弾いています。「初めてギター」という想い入れがあるというより、単純に楽器として良いギターなんです。

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大学生の頃はこのギターをメインギターとして弾いていましたが、色々なところで、対バンの方に「いいギター使ってますね」と声をかけていただきました。ブルーサンバーストにゴールドパーツという独特のルックスも目を引きますし、何よりも、このギターのオリジナルピックアップは、良くも悪くもFenderのものよりもパワーが弱く、チープな音が鳴ります。そういう、「ガレージ」っぽい音がまた魅力の一つでした。

若い頃はそういう部分も含めてとても大好きなギターでしたが、最近は特にリアピックアップの音がシャリシャリ過ぎてちょっと耳に痛く、もっぱらフロントピックアップばかり使っていました(このギターのフロントピックアップの音は非常にコシがあって甘くて最高なんです)。

そんな風に、主にブルースを弾いて遊んでいたのですが、1カ月ほど前から音がぶちぶち途切れるようになったので、楽器店に相談したところ、スイッチなどの電装系がダメになってしまっているとのことで、預けて修理してもらいました。

修理完了後に受け取りに行ったとき、その店のご主人から、「リアピックアップのパワーが極端に落ちてしまっていてトーンが効かなくなってるから、できればピックアップを交換した方がいいよ」と言われました。

もともと、リアピックアップに関しては、耳が痛い高音に悩んでいたので、少しまえから気になっていた、Seymour DuncanのSTL-3というピックアップに交換してみました。

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このピックアップ、思っていた以上にパワーがあって、Fenderとも違う、独特の中音域の出方がありつつ、でもしっかりテレキャスターの音がする、非常に自分好みの音になりました。

このギターが元来持っていたチープさは無くなってしまいましたが、ブルースを弾くとどこかテキサススペシャルを思わせるような太い音で、気持ちよく鳴ります。

特にフロントとのハーフで弾くと、個人的には理想のブルースサウンドが生まれました。フロントとリアの双方の良いところがうまい具合に混じるというか、リアのヌケの良さとフロントの甘さがしっかり合わさって、また新たな「このギターでしか出せない音」が生まれました。


ギターのピックアップを交換したのは、随分と久しぶりでした。

前に交換したのは、社会人になりたての頃にやっていたバンドで使っていたギターでした。ESPのテレキャスターで、それなりにパワーのあるしっかりした音のでるピックアップが載っていましたが、当時のバンドでは、もっともっと歪みをしっかり使いたく、DimazioのTone Zoneというブレードタイプのハムバッカーに載せ替えました。

あの時も、その音の変化に感激したのをよく覚えています。

ピックアップを交換するというのは、言ってみれば別の楽器に持ち替えるほどに音の変化があるので、替えた後の音を好きになれるかどうかがある種賭けのようなところもありますが、思い切って替えてみると、また新たな出会いがあって面白いものだなと思いました。

これからも末永く、このテレキャスターと過ごしていきたいと思います。


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