初回のnoteからずいぶん時間が経ってしまいましたが、4月のクリエイターEXPO出展に関して忘れないうちにレポート書いておこうと思います。

2019年4月3日-4月5日の3日間。ビッグサイトにて初めてのクリエポ参加でした。私は一般募集が始まってから申し込みをしたのですでにイラストレーターゾーンは一杯でしたが、絵本ゾーンにはまだ空きがあったので絵本ゾーンに決めました。キャンセル待ちでイラストレーターゾーンも空いたのですが、もうその頃には絵本ゾーンに自分の気持ちが固まっていたのでした。

実はクリエポへは一度も行ったことが無かったので、今まで出展されたクリエイターさんのレポートブログから情報を集めたり、主催者さんのアドバイスなどを参考にして、必要なものを準備しました。用意したものは背面パネルを飾るタペストリーと、配布用のフライヤー、イラスト集の小冊子、名刺です。多くのクリエイターさんが書かれているレポートがとても参考になりました、ありがとうございます。

タペストリーに関しては、最初に主催者さんのところへ申し込み相談へ行った時に「近頃はポスターよりタペストリーが主流のようですよ」と情報をいただいていました。

4月2日、搬入。会期より1日前に搬入日が設けてあるんですね、ありがたいです。搬入時間は12時から夜8時までですが、午後3時くらいに会場入りしました。ちょうど向かって右隣のブースのたなかさんもいらして、ご挨拶しつつお互い初出展ということなど少しずつお話しながらタペストリーの位置調整にわりと時間がかかり、5時近くまでいたように思います。向かって左隣のBlueAddressさんはすでに準備が済んでいてお帰りになられた後のようでした。

初日の展示はこんな感じです。配布用の名刺やフライヤー、イラスト集に加え、最近イラストを担当させていただいた出版物も机上に展示させていただきました。

用意した名刺とフライヤーは300枚ずつ、イラスト集は85冊と少なめです。

フライヤーはプリントパックさん、イラスト集はグラフィックさん、タペストリーと名刺はハナミさんの販促応援.comにお願いして印刷しました。

配布物は欲しいと思って下さる方だけに差し上げるつもりでこの数にしましたが…これは少なすぎました。猛反省です。興味を持ってくれた方だけにとは思っていても、目の前に出版系のネームカードを下げている業者さまが通られればお渡しするくらいの努力は皆さん当たり前にやっていらして、私たち絵本ゾーンはイラストレーターゾーンに比べて通路が広かったのでお客様の手に届かずあまり積極的には配りませんでしたが、それでもフライヤーは最終日の途中で切らしてしまいました。イラスト集は1日目に半分近く減ったので帰宅後に1日納期の印刷サービス（プリントパックさん）で30冊追加オーダーし、3日目の会場に直接届けてもらいました（それでも途中で切らしてしまいました）。

お隣同志のクリエイターさんたちにも恵まれて仲良くしていただき、実はとてもお世話にもなりました。我が家の愛犬が体調を崩し、3日目の午前中は急遽動物病院へ連れて行くことになりクリエポへ向かうことが出来なかったのですが、なんと両隣と左2つ隣のクリエイターさんたちが気を利かせて私の冊子やフライヤーをセッティングして下さっていたのです（ToT）13時頃には会場に到着しましたが、近隣のクリエイターさんの優しさに泣きそうになりました（BlueAddressさん、たなかよしみさん、どうなつみさん、ありがとうございました！）。

会期中は夢中でほとんど席を離れずにおりましたが、1日1回くらいは会場を回り、他のクリエイターさんのクオリティの高い作品に圧倒されながら、SNSなどで作品を拝見したことのあるクリエイターさんにおそるおそる話しかけてみたりして刺激を受けて来ました。

初回出展しての感想は、出てみて良かったと思います。まず自分の立ち位置というか、多くのクリエイターさんの中で自分が見えてくるというか。自分の方向性をこうして行こうとか、もっと技術を磨きたいとか、刺激を得て感じたことがたくさんありました。

得たもので一番大きなこと、もちろんお仕事です。このような場が無かったら出会えなかったかもしれないご縁を複数いただけて、本当にありがたいことです。出展料12万は決して安くなかったですが、それを上回るお仕事に繋がりましたし、このお仕事がまた次の仕事を呼んで来てくれる可能性も考えると全然高くないと思いました。

関心を持っていただいた理由をおっしゃって下さった企業さまもいらっしゃるのですが、絵のタッチが他のクリエイターさんたちとは違って異色だったとのこと。嬉しいお言葉でした。図らずも下見など傾向対策みたいなことをしなかったのが良かったかもしれません。また、私のタペストリーのクマさんに目を留めて下さった方と、赤毛のアンの絵を気に入って下さった方と、二分されたようです。私自身は今回の経験を踏まえ、他のクリエイターさんたちとは違うタッチで差別化をはかりながら、自分の中から湧き上がってくる絵を大事にして行きたいです。

それから、複数の印刷会社さんに依頼したので、お隣のクリエイターさんと出力について話が盛り上がりました。まず私はフライヤーを青系にしたのでプリントパックさんで正解だったようです。プリントパックさんは青色の出力が強いと定評があるようです。冊子は結果的にグラフィックさんとプリントパックさんの両方にお願いすることになったのですが、特殊紙での印刷でお得感があったので最初はグラフィックさんに依頼し、色も綺麗で満足の行くものでした。また、特急でお願いして当日発送できるサービスがあるプリントパックさんの対応力と技術は素晴らしいです、おかげさまで助かりました。ハナミさんの名刺は色味も綺麗でしたが、アラベールを使って両面4色・300枚5,767円は安いです。次回またハナミさんの名刺印刷を利用したいと思います。タペストリーは他の安いところへ依頼するつもりだったのですが描きおろしたイラストが入稿できる状態になったのが1週間を切っていたので（依頼が集中していた時期でオーダー制限がかかり）納期的に間に合わず、ハナミさんに急遽依頼したのでした。ギリギリでも間に合わせてくれる企業さんがいるのは心強いですね。来年もプリントパックさん・グラフィックさん、ハナミさんにはお世話になると思いますが、タペストリーだけは別のところに依頼するかもしれません。

楽しくも刺激的な3日間、ありがとうございました。来年も出展予約をして来ましたのでよろしくお願いいたします！

以下、今回かかった費用を記しておきます。

タペストリーやフライヤーなどは一度確認しておきたかったので印刷会社さんからは自宅に送ってもらい搬入も搬出も自分で運びました（追加の冊子だけは会場に直送してもらいましたが）。

私の住んでいる地域は補助金制度があり事前に申請していたので出展料の半分（税抜き）は補助してもらえるのですが、元の12万だったとしても費用対効果の方が高かったので得られるものは大きいと思いました。

「リードエグジビジョンジャパン」
・出展料 129,600円（税込）

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「ハナミ」販促応援.com
・タペストリー
素材：ターポリン
W1,450ｍｍ×H2,000ｍｍ＋上下袋加工 
15,230円（ポイント-1,000円）送料1,000円
計16,528円

・配布用名刺300枚
5,767

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「グラフィック」
・カラーA4中綴じ冊子3日納期8p・フルカラーMr.B スーパーホワイト135kg85冊
13,804円

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「プリントパック」
・フライヤー
両面4色
コート110
300枚
4,600円

・中綴じ冊子
当日納期　A4コート紙8p・フルカラー 30冊
6,670円

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今までお仕事でお世話になっている企業様、今後ともどうぞよろしくお願いします。初めましての企業さま、これからどうぞよろしくお願いいたします。

イラストのお仕事は随時募集しておりますので、ご興味を持って下さった方はご連絡いただければ幸いです。

クリエイターの皆さま、主催のスタッフの皆さま、また来年もよろしくお願いいたします。

この記事を読んで下さった皆さま、長い文章にお付き合いいただきありがとうございます。また折をみて、創作に関する日記のようなものも書いてみたいと思います。