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【100分de名著を語ろう】23/06/29『ショック・ドクトリン』④

こんにちは。

今回から趣向を変えて、ヘッダ画像に「エピグラフ」的に石垣りんさんの詩作からの引用を採用してみました。追々それについても言及する機会もあろうかと思いますので、その際にはよろしくお願いいたします。

今日のclubhouseルーム「100分de名著を語ろう」は、7月度『ショック・ドクトリン』最終回(ナオミ・クライン著)、担当講師は堤未果さんです。もう一度テキストの構成を確認しておきます。

【はじめに】今こそ日本人が知るべき、「衝撃と恐怖」のメカニズム
【第1回】「ショック・ドクトリン」の誕生
【第2回】国際機関というプレーヤー・中露での「ショック療法」
【第3回】戦争ショック・ドクトリン/株式会社化する国家と新植民地主義
【第4回】日本、そして民衆の「ショック・ドクトリン」

放送テキストより

先週(23/06/22)の回を体調不良で開催できなかったことをお詫びいたします。今回は、先週うかがえなかったお話しも含めて対話が進むといいと思っています。以下に第4回分のテキストの「見出し」を抽出しておきます。〇の付いた数字は、ぼくが便宜的に連番として振ったものです。

①復興特区の名の下に略奪されたニューオーリンズ
②3・11ショック・ドクトリンでも復興特区で「海の民営化」
③急速なデジタル化の先に
④「自粛から自衛」の意味するもの
⑤民衆のショック・ドクトリン
⑥シカゴ学派に対抗した助け合い連盟
⑦主権を取り戻す人々
⑧ショック・ドクトリンに打ち勝つのは「人間の知性」

放送テキストより

以下、放送も含めて記憶に残っている部分を書くようにしたいと思うのですが、一番心に残ったのは、ここでは「わかりやすさ」を求めては逆効果であるということでした。「シカゴ・ボーイズ」やフリードマンなど、RPBの「ラスボス」を倒して「エンディング」が迎えられるというものではないということです。「誰(何)」が「悪の権化」なのか。それを探してはいけないのだろうということを、堤さんがおっしゃっていました。

あと、個人的に思っているのは、ショック・ドクトリンとは、古来からある様々な「商法」と「親和的」だろうと感じていることです。つまり、「これを買えばハッピーになれる(または不幸になる)」と、特に不安を売りつけることが定着していると感じています。これって、一種の「ショック・ドクトリン」なのではないかと思っています。

最後にもう一つ。ショック・ドクトリンに「抗する」「抗う」ために「知性」が必要だとおっしゃっていたと思いますが、ここではちょっとカッコよく、「民衆(主体)の物語」を立ち上げることが肝要なのではないかと感じていると申し上げて、本稿を閉じたいと思います。


6月30日(金)以降「追記」がされる場合があります。最後までお読みくださり、ありがとうございました。それではまた!






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