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Books cyan の思案する日々 001

あけましておめでとうございます。2020年がスタートしましたね!
新年最初のnoteをこうして元旦に更新できることをとても嬉しく思います。
2019年は公私ともに出会いに恵まれたとても幸せな1年でした。
なんと言っても看板猫あおとの出会いは本当に出会いオブザイヤー!私の幸せの価値観を大きく変えてくれました。
Books cyanとしましては、1周年を機に「絵本」をメインコンセプトに変更したことは、とても大きな決断だったように思います。

なぜそのような方向転換に至ったのかというと、そのきっかけは昨年の夏にライターの仕事を通して、絵本に所縁のある方々に取材をする機会に恵まれたことでした。この取材のリリースは2020年上旬になるため、詳細は改めてのお知らせになりますが、本屋を営む私だからこそ人一倍学びの多い、このタイミングにはきっと何か意味がある、そう感じる取材になりました。

絵本に関わる人々がどのような想いで絵本と接しているのかということ、
絵本が子どもたちにとってどれだけ大切な存在であるのかということ、
絵本は私たち大人の心も優しく癒してくれるということ。

それぞれのインタビューイから、これからのBooks cyanの核となるバトンを受け取ったような、そんな感覚になりました。

Books cyanのオープンを決めたとき、これからの時代を生きる子どもたちにとって何か役に立てる場所にしたいという想いがありました。
ライターとして文章を書く力を付けるお手伝いをしたいという取り組みも、これからの時代を生きていくためには、自分の考えを自分の言葉で紡ぐ力が必要だと感じたからです。

自分の考えや言葉は、一体どのタイミングで身につくのだろうということを考えた時、できる限り早い段階から母国語や物語に触れておくことが大切なのではないかと思いました。そしてその役割を担うのに、絵本ほどふさわしい存在はないということにも。

私は小さいころ、母にたくさんの絵本を読んでもらいました。32歳になった今でも当時を思い出し、大切な絵本を手に取りそっと開くことがあります。しかし一方で大人になって出会った絵本は、子どものころに読んでもらった数を超えました。絵本は子どものものだと思われがちですが、決してそんなことはありません。大人になった私たちにも絵本との素敵な出会いが待っています。

私はどんな人にも、「出会うべくして出会う絵本」がきっとあると思っています。例えばそれが、出産祝いでもらった1冊かもしれませんし、保育園や幼稚園で先生に読んでもらった1冊かもしれません。そしてもしかすると、その1冊がこれから先の人生において心の拠り所になるかもしれません。

そう考えたとき本屋を営む私としては、そんな素敵な可能性を秘めている1冊が、できれば良質な絵本であって欲しいなと思いました。そしてBooks cyanはその良質な絵本との接点になれるような場所になりたいな、とも。

リニューアル後は絵本の入荷を増やし、メインの棚を絵本に替えました。小さな変化からのスタートですが、これがきっと未来を創る大きな1歩だと信じて踏み出しました。この世界には素晴らしい絵本が山ほど存在します。良質な絵本をセレクトするためには、私自身もまだまだ絵本の勉強が必要です。素敵な1冊と出会ってもらうために、これからも日々学ぶことを続けていきたいと思います。

さらに2020年はもっとお店の存在を知ってもらえるよう、日頃の情報発信はもちろん、お店の外にも飛び出していこうとも考えています。そして読書会や作文教室もどんどん開催したい…!わくわくがいっぱいです!
引き続きライター仕事との両立になりますが、Books cyanという小さな書店でやりたいこと楽しいことを大切に頑張りたいと思います。

今年もみなさまにとって、よい1年になりますように…!
2020年もどうぞBooks cyanをどうぞよろしくお願いいたします。

                    2020年1月1日 Books cyan 店主



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