見出し画像

レティシア書房店長日誌

「田中六花的52台湾」展(23日まで)

ミニプレス「台湾手帖」を発行している田中六花さんの「田中六花的52台湾」と題した個展を本日より開催します。最新版「台湾手帖 レトロあれこれ/下」刊行記念展です。
「台湾で我愛你(アイ・ラブ・ユー)を意味する『520』ならば、私は『52台湾』。新旧の『台湾手帖』を振り返り、52枚の台湾写真を愛で、台湾的雑貨を手に取り、帰りには『台湾行きた〜い』と感じていただければ幸いです。」というのが今回の初個展の挨拶文です。

そして、店内は台湾の雑貨店のようになりました。祇園祭のお囃子が聞こえ始めた京都のまちなか、こここで展示販売されている色彩感覚のド派手な台湾うちわを持って、そぞろ歩きはいかがでしょうか。卓上用の小さな箒、昭和の香りの天花粉、消しゴム付きエンピツも面白い。元気になる赤色をあしらったビニールシートやシールセットやプラスチックのお皿、こういう赤い色はなんともタイワン!!そして台湾の食堂で使われているガラスコップ(これも愛らしい!)などなど、面白いものがたくさんありますので、どうぞ手にとってください。

ミニプレス「台湾手帖」はすでに7冊が発行されていて、その中でも書店を特集した「書店あれこれ」(770円)は当店ではロングセラーになっています。今回発行された「台湾手帖 レトロあれこれ/下」(770円)はタイトル通り、台湾のレトロな建物やお店や街の風景などの写真が満載で楽しめます。音楽好きの私がぜひ行きたい「新曲のないレコード店」。ここは、2000年以前の台湾、日本、洋楽のレコード、CD、カセットがぎっしりのお店です。著者は「音楽愛と心意気にリスペクト」と書いています。壁いっぱいに張られたリスナーカード(といっても、若い方はご存知ないかも。)には、私のノスタルジックな気分は大いに盛り上がりました。
最後のページには、著者の台湾愛が溢れる言葉が添えられています。
「レトロを『郷愁に誘われる気持ち』と表わすなら、台湾でふと垣間見る日常は、まさにそのもの。ただいま台湾!」
台湾に行ったことのある人もない人も、田中六花的台湾に浸ってください。

「田中六花的52台湾」展は7月12日(水)〜23日(日)
13:00〜19:00(最終日は18:00まで)月火定休

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?