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本屋を旅する店の日々 2019.2.26 尾道旅行2日目

9時前後に起床。眠いがあくびカフェに朝食を食べに行く。宿をあなごのねどこにした理由の一つがこれで朝から塩握りと味噌汁が食べられるのは本当に嬉しい。当たり前のように美味しいし。

少しぼーっとしていたら昨日話した旅人が宿を後にするという。バイクでの一人旅だというが大丈夫かな。くれぐれもを気をつけて、と話をして別れた。

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その後、紙片さん、弐拾dBさんに勧められた渡船で向島に渡る。福本渡船。お目当ての場所までかなり遠いところに着いたが天気も良いので歩くことにする。途中、グーグルマップ常には出てくる河本書店を訪ねてみたが閉まっていた。もう閉業しているのかな。目的地の後藤鉱泉所までの間に地域スーパーのハローズを発見。思いつきだけどテーマソングを録音収集し始めることにする。ショップ99とかドンキホーテとかライフとかお店のテーマソングが好きなのよね。ハローズは短めの曲だった。

港から30分ほど歩いて後藤鉱泉所に着く。名前の通り店というよりは工場の風情。誰もいないので「押してください」と書いてあるボタンを押したら中からおばちゃんが出てきた。この方がすごく良い人でお話をすることができた?目の前のダイソーやらエブリイやらの敷地は以前レンガ造りの紡績工場だったみたいで、老朽化もあり壊してしまうことになったと。大正時代にイギリスで焼かれたレンガで造られていたようで非常にもったいないと思ったし台湾だったら文創案件だよなあと思ったが、敷地がめちゃめちゃ広いし安全面とか考えると改修するよりは壊す方が良いのだろう。

すぐそばのエヴリイでテーマソングを収集。ここはやけに高いテンションでポイント3倍デーを歌っていた(3倍デーじゃない日は3倍の部分がエヴリイになるらしい)。

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そのあと住田製パン所にて弐拾dBさんオススメのネジパンを食べて素朴な味に嬉しくなりつつ帰りは尾道渡船に乗る。駅前に行きたかったが仕方ない。いったんあなごのねどこに戻って昼飯を食べる。「あくびのしまなみカリーランチ」。欧風だけど割と好きな味で美味しかった。紙片に寄ると、寺岡さんが日向ぼっこをしながらお客さんと話しているので加わる。たまたまだけど紙片で販売しているCDのミュージシャンらしい。で、スーパーのテーマソングを集めている話をしていたらなんとその方の奥さんがそういった曲の作曲をしているらしいという。面白すぎる偶然にひたすらテンションが上がってしまった。BSTのフライヤーを渡したら来てくださると言ってくれたが本当に来てくれたら嬉しいな。

「おのみち文学の館」を目指そうと思うが前日に山登りが大変だったし乗ってみたかったしでロープウェイに乗ることにした。15分ごとにやってきて5分ちょいで山頂に着く。渡船といいこの手軽さ。山と海への心理的距離が近い街なんだろうな。

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結構面白くて、また山頂駅から観る景色の素晴らしいこと。昼に山から観る尾道も美しいと感じる。昨日は遅すぎて食べられなかった展望台前の売店に売っているみかんソフトクリームを買ってエネルギーを補給。舐めながら文学の館を目指す。それにしてもロープウェイを使うと遠回りなんだよなあ。乗りたかったから良いけど。こっちかな?あっちかな?とやりつつ猫の細道など楽しみつつ目指す。てくてく。

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明らかに空き家らしき場所も多いけど人が住んでいる家も結構あって空き家再生プロジェクトの成果なんだろうななど思う。家を改装するのも大変そうだし急な階段だから暮らすのもそれなりに大変だろうけど、この雰囲気は代えがたいものがあるよなあ。まだ2度目だけど住みたくなる気持ちが分かるなあ。なんて思っていたら文学の館前に到着。

うん。閉館日だよね。

疲れ切ったのでそそくさと山を降りたい……のだが迷ってしまった。頑張って歩いてどうにか麓にたどり着いた。迷うのも醍醐味だけどもこのタイミングではキツい。

いったんあなごのねどこに帰ってちょっと休んでから、近くの温泉「尾道みなと館」に寄ってミストサウナでスッキリ。夕飯はまた紙片さんにオススメしてもらった(何度もありがとうございます!)「寿司金」に。しかし満席。悲しいけどちょうど良いやと前日に尾道レコードさんにオススメいただいた居酒屋きっ水に行ったら今度は貸切だという。なんだなんだ今日はと思って、前日に同室だった方が行って美味しかったというお好み焼き屋かぎまさにも寄ってみるもののこちらはお休み。悲しみがやばいのだけど紙片さんにさらに教えていただいた(本当にありがとうございます!)中華料理屋「クラウン」に行く。肉野菜炒めと餃子と日本酒を注文。美味しい。やっと食べられた感がすごい。

思いついて寿司金に戻ってみたら席が空いていた。良かったよ! 本当に良かったよ! しかも美味いよ! ベラボウに美味いよ! ヒャッホウだよ! 上握りとタタキと日本酒を1合。割と酔ってしまった。

あなごのねどこに帰って、寒かったのでコタツに入ったら先客がいたので話していたらついつい盛り上がっていろいろ話す。旅してる人や遠くから自転車で来ている人、尾道によく来る人などいろんな人がいる。こういう出会いが旅行、というかゲストハウスの良いところなのかな。夜遅くなったのでそのまま弐拾dBさんに伺った。『アイビーボーイ図鑑』を買えて嬉しい。そんなに本屋を楽しむタイプじゃない方もいたし遅いのもあるしで長居せずに帰った。場にそぐわない人を連れて行ってしまったことを反省する。酔っ払うと自分の感性に対する判断が鈍くなるよなあ。

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帰って寝る。1時過ぎ。


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