2015.1.24 私デザイン

の読書会10 over 9 reading clubである。

本書は日本では忘れられているが世界的には有名な石川瑛子女史について本。

映画では『ザ・セル』『白雪姫と鏡の女王』などの衣装を手がけ、遺族の許可が出ず日本では公開できない問題作『MISHIMA』(三島由紀夫のことです)や『忠臣蔵』のオペラ、ビョークのMVまでこなすマルチクリエイターでとある女史の自伝的ポートフォリオ的エッセイである。
読了後の感想はというと…めっちゃらやる気が出た!
というのも日本でも確固たる地位を築いたはずの女史はオファーがあったとはいえ全く知らない土地で、全く知らない分野の仕事にデザインという武器ひとつで乗り込んでいったから。言葉も満足に通じず仕事の分野すら違う状況で大きなプロジェクトを完成させ評価を得るというのは月並みの言葉ながら並大抵のことはないと思う。しかも、それをずっと続けてきた。
自分の今の体たらくを考えると恥ずかしいばかりで、非常にやる気が出てくるのである。勝てるとも思えないが負けてられないのである。本屋好きといえばぼく、というところまで持っていかなければ!

会では、ウェブ以前のデザインとウェブ以後のデザインで言葉の意味が違っている。道具の利便性が上がることで以前の意味でのデザインの価値も相対的に下がっている。これをどうすれば良いのかという話。
意外とウェブ的な永遠のプロトタイプの世界は飽きられてきていてそろそろ揺り返しが来るんじゃないかとの話も。
その後の飲み会がまた楽しくいろいろと聞けて楽しかった。
帰りの電車道。K尻師匠に相談。自分の答えは見えていて、でもハウツーが分からない場合、どうしたら良いのか。難しいね、と心配して頂けたがとりあえず動くしかないとも思っている。この一週間の確認でもある。やるだけなのだ。


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