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BtoBライター、こんな人でも大丈夫(たぶん)

前回は、BtoBライターに向いている人について、考察しました。

今回はちょっと後ろ向きではありますが、「こんな人でもBtoBライターやっていけますよ」といったことについて、書いていきたいと思います(主観バリバリです)。


シャイで繊細な人でも大丈夫

ライターとしてステップアップしようとしたら、いつか「取材」という壁にブチ当たります。(5~6年前までは、取材はライターの必須スキルでした。Webライターの爆誕により、取材が一つの壁として認識されるようになった感じです。ここについても、いつか書きたい)
この「取材」、シャイで繊細な人には、かなりハードルが高いようです。分かります。私も相当な人見知りだったので(今はかなり克服しました)。
ただ、シャイな方でも取り組みやすいのが、BtoBの取材なのではないかと思います。

取材相手が法人の場合、人と人、好き/嫌い、とは少し異なる関係が、そこに生まれます。もちろん、取材対象は人間なのですが、「生身の人間に迫る」という感じではなく、企業人としての部分にフォーカスすることがほとんどです。
お互いに節度をもって、同じ目的の元に協力し合って記事を作る。ビジネスとしての協力関係が、そこにはあります。
「嫌われたらどうしよう」「怒らせちゃったらどうしよう」みたいな心配は不要です。

企画を立てるのが苦手でもなんとかなる

「ライターとして成功したければ、企画力を磨け」とは、よく言われることです。
でも、企画力って、なかなかどうして、簡単に身に着くものではない気がしています。私もいろいろ頑張ってみたのですが、いまいちパッとしません。なので、企画力をあまり必要とされない仕事ばかりを受けています。

テーマも取材先も構成もだいたい決まっている。あとは、具体的なエピソードを引き出して、分かりやすくまとめる。実はそういう仕事、BtoBにはかなり多いんです。
もちろん、企画力があるに越したことはありません。
でも、BtoBの場合、企画力よりも、「業界動向の把握」「マーケティングへの理解」「ニーズを汲み取る力」といった能力のほうが、ずっと重要だと感じています。

言いたいことが特になくても問題ない

「書くことは得意だけど、書きたいと思うほどのテーマは特にない」そういう人でも、取材ライターとしてやっていくことは可能です。さらにそこに「特に自分の主張もない」場合、BtoBなどの企業取材に向いているかもしれません。
もちろん、考察は必要です。いろいろ考えて、質問して、構成練って、最適解を導く力は必要なのですが、そこに主観はあまり要りません。むしろ、ライターの主張は邪魔になることが多いかも。
「これが書きたい」というものがなくても、問題意識、読者の課題を解決したいという気持ち、クライアントと読者双方のベネフィットに対する配慮があれば、大丈夫です。


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