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本格München SEK装備①:武器編

はい、マルメの鷹です。

どうやら世間ではドイツ警察装備、特にBayern州南部(Südbayern) SEK装備が流行っているそうですね。

詳しい説明はミリブロの記事「低予算で始めるSEK装備」にも書いてあるのでそちらも読んで欲しいのですが、Südbayern SEKは中心都市であるMünchenをとってMünchen SEKとも呼んでいます。

というわけで、何編かに分けて、München SEK装備について紹介したいと思います。

今回は武器編です。


1) Main Arms

München SEKのメイン武器は大きく分けて中遠距離のHK416A5と、近距離のMP7の2種類があります。

その昔は5.56の銃はStyer AUGだったんですが、残念ながらHK416A5にreplaceされてしまいましたね・・・・・・。

さらに隊員の役割によって、遠距離〜のDMRやスナイパーライフルなどもあります。

まずは一番露出の大きい武器について解説します。


①H&K HK416A5

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2018年6月18日 BAYTEXにて

実際の写真を見ての通り、メインの構成はこのような形です。

今回の武器は2016年に導入開始し、現行2021年でも確認されているスタイルについて解説しています。

ハンドガードはHK416A7タイプですが、セレクタの形から分かるとおり、銃自体はHK416A5です。それにA7タイプハンドガードを付けたものになります。

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TASK FORCE (VFC) HK416A7(G95) タイプ 10.5インチハンドガード for VFC HK416 RAL8000

こちらの製品をお買い求めください。Keymodのハンドガードのようですが、実はHKeyというHKの独自規格なので、サイドレールを付けたい場合は、3Dプリンタの自作レールを購入して下さい。

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グリップにはMagpulAFGAFG2(色はFDE)、FAB DefenseT-POD G2 PR Foregrip & Bipodの使用例があります。

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2019年7月16日 Aschheimにて

ライトはなぜかここだけSufefireX300Vが使用されています。

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2019年7月16日 Aschheimにて

光学機器はAimpointT-1ないしはT-2の使用例があります。

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2019年2月21日 Münchenにて

またAimpoint 3X Magnifierも使用されています。基本的にFABのForegrip & Bipodとの併用例がおおいですね。

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また胸に着いているCeoTronics PTTリモートPTTが着いていることもありますね。

3Dプリンタで自作してますので、欲しい人はおっしゃってください。

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またH&K Folding Front Sightの使用例もあります。実は3Dプリンタで自作試みてたんですが、AngryGunからレプリカが作られたのでそれ買うのがオススメです。HKってロゴマークが入っていないのが珠に瑕なんですけどね・・・・・・。

マガジンはMagpul P-MAG Gen.2が多いですね。窓付きのタイプです。かつてはβ-Projectで販売されていたんですが、今はなかなか売ってません・・・・・・。

(4月5日追記)と言っていたら他社から発売されているのを見つけました。

まだ手に入れていなかった方は是非お買い求め下さい。


また細かいところですが、フラッシュハイダーは市販のものでは東京マルイ HK416Cハイダーが一番近いです。ヤフオクなどで手に入れることをオススメします。


②H&K MP7

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2017年3月9日 GETEX演習にて

MP7はこの写真が有名ですね。

今回のMP7は2016年から2017年での露出が多く、そして最終確認2019年の武器構成になります。

ある意味、MünchenSEKのアイコン的な存在であるFAB Defense ARS Visor Stockがついたモデルになります。

光学機器はAimpoint T-1/T-2、ライトはStreamlight TLR-2が使われています。

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2017年3月9日 GETEX演習にて

またこちらでもリモートPTTの装着が確認されています。

マガジンは30rdの中くらいの長さが使われています。どこにもエアガン用は市販されていないので、みんな40rdのマガジンを切断して、撮影用に使っています・・・・・・。

というところで、長物はこの2本がほとんとです。


③H&K HK417

例外中の例外として、DMRとしてHK417がありますが。

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2019年2月21日 Münchenにて

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2020年2月20日 装甲車ENOK6.2のお披露目会

新型装甲車ENOK6.2のお披露目会で初めて詳細な写真が出回りましたが、これを再現するのはとっても大変そうですね・・・・・・。みなさん、がんばってください。

G27は2019年の事件現場と、2020年2月の披露会のみでしか確認されていません。

④FABARM STF-12

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2019年3月4日 Traunreutにて

ここ最近増えてきたショットガンです。2019年2月以降、露出が増えています。

基本的にこの場合のショットガンは、ルームエントリーに使用されるドア破壊用ですので、人に向けて使うことは少ないです。

ちょっと前まではH&K HK512のソードオフが使われていましたが、徐々にSTF-12の使用例が増えています。特定した時には、まさかこんな現代風なショットガンが使われるとは思わず、ビックリしたものです。

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2018年12月13日 Aschaffenburgにて(参考)

Nuremberg SEKの装備なので参考ですが、このタイプの短いものですね。

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色使いとしてはこのタイプ、それでトップレイルがないものになりそうです。

実は自分もセラコート塗装して再現しています。エアガンで発売しているのは厳密には色合いが異なるので、塗装するしかなかったです。

⑤その他

あとは例外の説明です。

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2020年2月20日 装甲車ENOK6.2のお披露目会

新型装甲車に取り付けられていたFN Minimi 7.62 Mk3。これはこのお披露目会のみでの露出です。

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2017年11月13日 Zeilarnにて

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2019年10月17日 Bruckbergにて

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非殺傷武器のFN-303など。この武器は上の2つの現場のみでの露出です。

実は自分が依頼してダミー作ってもらったりしたんですけどね。本当はEULEN2020の目玉として持って行くつもりだったのに・・・・・・。

さて、長物はこれくらいです。

あとはハンドガンなどになります。


2) Side Arms

ハンドガンは1種類です。

①Glock17

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2018年 公開演習にて

Glock17です。

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2018年4月26日 Giesingにて

Gen.は3から4でしょうか。イマイチ、詳細な写真が出回らないので不明ですが、適当なものを使うといいと思います。

ちなみにバイエルン州の一般警官の拳銃は、H&KのSFP9にReplacementが進んでいますが、SEKは使用歴が長く、信頼性の高いGlock17がまだ使用されています。


②その他

非殺傷武器のTaser社のテイザーガンも使用されています。

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2020年12月20日 Edlingにて

Taser X2ですね。

ホルスターがかなりマニアックでドイツのカイデックスメーカー、Höppner & Schumann社のホルスターです。

ちなみにちょっと前まではX26の使用例が確認されていました。

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2017年6月11日 Pfaffenhohenにて

が、どうやら新しいX2にreplacementが進んでいそうです。2020年には言ってからX26は確認されていません。

X2に関しては、イギリスのプロップガンメーカーであるRozzer Propsさんが作ってますので、聞いて見るといいですよ。サイズもリアルサイズなので、実物ホルスタにもぴったりです。


さて、というわけで銃器関連をまとめてみました。

それだけでこの文量・・・・・・。


まだまだ続きます。

続編である「②基本となるベストとポーチについて」もお楽しみに。

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