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クチコミと指名検索の相関を調べる方法をご紹介!

みなさん、こんにちは!
ブームリサーチCS担当の望月です。
久しぶりにnoteを書くので、今日は新しいクチコミ分析の活用方法をご紹介できればと思います🙋

クチコミが生まれたことによって、生活者の検索行動やその先の売り上げにどんな影響を与えたのか、気になりませんか?ということで、今回はクチコミと指名検索の相関を明らかにして、売上への影響を調べていきたいと思います💡

最近、ブームリサーチをご利用のお客様もSNSのクチコミ数だけではなく、検索数やPOSデータ、売上、当日の天気、など多くのデータを掛け合わせてクチコミ内容を解析するという取り組みをされています。
業界や業種によっても指標は変わってくるかと思いますが、今回はクチコミと指名検索の相関にフォーカスを当てていきたいと思います🌟

【この記事のざっくり説明】
・UGCの重要性と指名検索が大事になる理由
・アルコール飲料の分析事例
・UGCと指名検索は相関関係はあるのか?
・まとめ

UGCの重要性と指名検索が大事になる理由

クチコミなど一般のユーザーによって作られたコンテンツ(UCG)は、情報の信頼性が高く、購買までの行動につながりやすいといわれています。UGCの分析から指名検索数の把握、購買データと掛け合わせることで、
クチコミの購買への影響を評価することができます。

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ホットリンクさんが提唱するSNS時代の新・購買行動モデル「ULSSAS」でもUGCが起点となり、GoogleやYahooの検索につながり購買に至ると提唱しています。

そして、指名検索されるということも重要なポイントになります。一般検索で調べるよりも指名検索の方が、指名買いに近い行動といえ、購買転換率が高いといわれています。

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アルコール飲料の分析事例

では実際に分析事例をご紹介していきたいと思います!2021年春にアサヒビールの生ジョッキ缶が話題になりました。

実際のUGCとGoogleトレンドの検索数の推移は以下のようになりました。

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※オーガニックツイート:生活者の一次発信の投稿
※オーガニックツイート(態度変容):購入報告や飲んだという行動を伴うツイート

Twitterでのツイート数(オーガニックツイート)とGoogleトレンドの検索数はほぼ同じタイミングで増加していることがわかります。ツイートで認知し指名検索で検索行動をしていることの表れと言えます。また、オーガニックツイートの中には「飲みたい、買いたい、飲んだ」等の態度変容を示すツイートも多く発生しています。

相関係数を調べても0.66と正の相関となり、両者は影響しあっているということがわかります。(ちょっと細かい話になるので詳しく知りたい方は活用資料に記載しています)

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まとめ

今回はブームリサーチのTwitterデータと指名検索数(Googleトレンド)とを掛け合わせて分析する方法をご紹介しました。
このnoteを読んでくれている方はすでにUGCの増減を把握しているよ!という方も多いかと思いますが、一歩進んで指名検索数や購買データを含めて分析をすることで売上につながるSNS活用を前進させることができると思います💡

●UGCの分析から指名検索数の把握、購買データと掛け合わせることで、クチコミの購買への影響を評価することができます。
●分析データがTwitterのみの場合、プラットフォーム利用ユーザーの属性に寄った結果や偏りを懸念されることもあるかもしれません。指名検索数と掛け合わせて相関分析することで、より説得力のあるデータになります。

次回は調べてみたシリーズです!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます🥰


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