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コルクラボ合宿2019春と、1年間のPTA活動振り返り


#コルクラボ合宿に 、今年も参加してきました。ひごろサボってるくせに「合宿だけはくるおじさん」としてのんきに参加しております。

今回も幹事のみなさんとメンバーの共創ぶりが素敵で、安心できて、居心地がよい時間でした。毎回そう感じられるのってすごいなあ。

詳細はほかのラボメンがほうぼうに書いてくれているので(気になる方はtwitterほかで#コルクラボ合宿をcheck it out!)ここでは「公立小学校のPTA会長をこの1年やった自分が、コルクラボ に参加して感じたこと」目線で振り返りをちょこっとシェアしたいです。

(地元の中学校の卒業式の朝: 早朝から嵐だったのに、卒業式始まる寸前に雨があがって、風が止んで、外を見たら、これ。No rain, no rainbow.を感じた卒業式らしい、卒業式にふさわしい天候の変化を体感した朝)


■「地域(=コミュニティ→オンラインコミュニティ?)でこどもを育てる」ということ

PTA活動を通じて、少子化で超高齢化で、、、という日本の社会で、親も共働き世帯が多い中、こどもを見る大人の目と手数、を家庭に閉じず地域社会全体で見て、高齢者やこどものいない世帯も一緒にこどもを育てていく、ということについて考える機会が多くありました。ムラ社会だった昔に普通に起こっていたことの現代版、2.0化。


逆に小学生や中学生も地域のリソースとして捉え直す、という視点を、学校運営の会議で、そこに専門家として参加してくださっている教育の専門家の先生から教えていただきました。いいなあ、そういう発想。


実際、世帯内ではこどもの成長プロセス全部を保護者だけで面倒見るのはしんどい。親も人間だし、自分だけの一人の時間も必要だし、シングルマザー・シングルファーザーの世帯も多いし、仕事と家庭のバランスがとりやすい業態の人ばかりではない。多様だからこそコミュニティなのであって、手伝える人と手伝えないひとのグラデーションは丸ごと引き受けていく必要がある。


だからこそ、地域(コミュニティ)内でのリソースの把握とつながり(顔の見える関係)、リソースの最適再配置、みたいなことができたら、もっと住んでる地域に愛着もコミットも、問題意識も生まれていくのだろうなあ。PTA会長になる前までは感じていなかった感覚、視点。


で、コルクラボ合宿に参加すると、こども連れ、赤ちゃん連れでの参加がOKな合宿なのですが

(コルクラボ についてはこちらhttps://lab.corkagency.com/about)、

赤ちゃんも、幼児も、メンバーの誰かしらが面倒見たり、遠くから目をかけたり、声をかけたり、している。割と普通に。コルクラボ 夏合宿2018の時も書いたけど、コルクラボ というコミュニティ(オンラインコミュニティ&合宿などのオフ会)の「みんなでこどもを育てる」ができているなあ、と。


で、今回参加した若い女性のメンバーが、「赤ちゃんや小さなこどもにたいする目線が合宿で(ラボメンのお子さんを気づかったり見てたりして)少し変わっている自分に気づいた」、みたいな投稿をしていて、、、ああ、こうやって「コミュニティでこどもを育てる」文化みたいなものは醸成されていくのだろうなあ、と感じたのでした。


こども好きなおじさんとしては、今後も探求していきたいポイント。リアル地域のコミュニティプロデュースと、オンラインコミュニティでの体感のシンクロ部分と違いについて^^。

(地域に咲く花。春の光にめちゃいい顔してました)


■自己理解の深さ(気づき)と、自己紹介のらせん状の継続

コルラクラボでは、ストレングスファインダーやFFSという自己理解のツールを活用して、初対面でもお互いの診断結果などを話しながら「この人、どんな人なのかな?」が話題豊富で理解が深まりやすいのです。合宿や月に2回の定例会での「相互理解を深める自己紹介の繰り返し(その前提になる自己理解の深化と進化)」で、講座(今回は山田ズーニーさんの文章講座とサディ佐渡島庸平さんのコンテンツ)や体験型のワークショップなどのセッティングの効果もあって、「短時間でぎゅっと」仲良くなります。


これ、地域のコミュニティプロデュースでも活用できるよなあ。。。いろんな地域課題があって、誰がそれを解決したり考えるのに適切なのか、というと、「そういうことが得意な人」「経験がある人」「引き受ける気がある(物好きなorひまがある)人」ですよねえ。


でもそういう人がどこにいるのか?とかどういう表現をしているのか?(こわそうなおじさんがこども好きだったり、発言しない人がめっちゃ考えてたり、知らないだけでいろんな才能が地域には眠ってますよね)が地域内では意外と見えにくい。


キーパーソンがお互いの相互理解を短時間で進めることができたら、引っ越してきたばかりの若い世帯や新参者のシニアの方(こどもとの同居、様々な事情での引っ越し)など、お互いの理解が進みやすく、深まりやすいセッティングの工夫はいろいろできるなあ。。。そしてますますそのコミュニティは居心地のいい安心できるコミュニティになる。

(今回の合宿でのキャンプファイアーで。ラボメンがとってくれた画像。センスある〜^^)



■甘える先、依存する先、安心できる先の確保とそういう場所を増やすこと

末尾に添付した、じぶんとこの小学校の卒業生へのエールでも述べているのですが、「依存先を増やす」発想がとても自分には大切です。本業が複数の企業さんと同時並行でさまざまな新規事業を共創する職種だから、というのもあるけど、一つがダメでも別のところがある、というのは正直になりやすいし、無理しなくていいし、つらいことを我慢しなくていいから^^。


これ、こども向けに伝えたけど、大人もシニアも年代関係なく一緒かなあと思うのです。


ひとにはいつでも無限の可能性があるし、あきらめない限り可能性はいつもそこにあるし(コルクラボ夏合宿2018で見た満点の星空のように)、人は望む未来や自由を自分で創り出すことができる、と感じます。


そのためには、チャレンジのためには、安心できる場所が必要で、幼児がお母さんがいるから公園遊びが自由にできるように、自分が安心できる場を困った時に助けてもらえる場を複数持つことがすごい大事だなあ、と。

(うちの小学校の学童保育所の前にて。菜の花大好きです^^)



最後に、うちの小学校の卒業生に贈ったエールを付け足して、今日のnoteはおしまい^^!参列した5年生の次男から「とにかく短くせよ」という絶対命令を受けての登壇だったので、トータル3分半^^。(僕の父は「話が長くて有名なPTA会長」(自分の通っていた私立の中学高校)でしたが、自分は「長すぎないPTA会長」を目指します。)

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祝辞

六年生のみなさん、本日はご卒業おめでとうございます!

保護者のみなさん、お子さんの頼もしい姿が眩しいですね。本当におめでとうございます。

先生方、子どもたちの表情の輝きを見ていると一緒にワクワクします。おめでとうございます。

ご来賓のみなさま、子どもたちを地域全体で育てる時代が再びやってきました。ここにいる卒業生を地域のみなさんと共に育んで来れたことに、心からの感謝と喜びを感じております。おめでとうございます。

以下、
卒業生のみなさんに、お祝いの言葉を、エールの言葉を送ります。

みなさんに、どんな言葉を送りたいかな、と
考えていたときに、皆さんがこれからあゆむ、
未来について考えたいと思いました。

食生活の向上と医学・医療の進歩のおかげで、みなさんが
おじいちゃん・おばあちゃんになるころには、
きっと平均寿命が100歳くらいになっている、と予想されています。

そのような、人類が初めて体験する「元気で長生きができる人生」をこれからのみなさんは、どう生きていきたいですか?

きっと、これまでのように中学・高校で進路を決めて、そのまま大学・専門学校などを経由して、仕事、と
一直線に進むパターンだけではなく、もっといろんな生き方が生まれるのではないかと思います。

いろんな進み方があっていいし、迷ってもいいし、

いろんなことを試しにやってみたり、
失敗したりすることがあっていいと想います。

その途中で、寄り道した体験や、そこで出会った友達が、その後のみなさんの長い人生を支えてくれると思います。

私も、40歳くらいまでいろんなことがわからなくて、
試して変えて、を繰り返してきました。

失敗もいっぱいして、周りの人たちに心配かけたりしました。

でもそのおかげで、今、とても自由です。
いま、歳をとることが、とても楽しいです。

大人になるって、楽しいですよ^^。

将来の夢が
今、わからなくてもいいのです。
見つかっていなくてもいいのです。
見つかっている人も、途中で変わってもいいのです。
探し続けてください。

そして好きなもの、好きなことが見つかったら
それを増やしていってください。

甘える先、頼る先、安心できる先を増やしてください。

その先に、きっと人生を満たすものが
見つかっていくと思いますので。

みなさんには無限の可能性があります。
あなた自身が諦めない限り、可能性はいつもそこにあるのです。
自分を信じて、家族や仲間を信じて、進んでください。
心から応援しています。

以上のエールを持って、お祝いの言葉に変えさせていただきます。

平成三十一年三月十六日 
●●小学校 PTA会長 べっぷふみたか


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そして探求は続く。

仲間と、喜びと、ともに^^。

(地域の桜。小学校から徒歩1分。横浜の地の桜は早咲きです^^)



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